ブエリング、仮想通貨決済が可能に!
ブリティッシュ・エアウェイズやイベリア航空を傘下に持つ「IAG」。
LCCとしては「Vueling」と「LEVEL」(長距離向け)を抱えていますが、その内の「Vueling」は、2023年以降、BitPayと組んで、仮想通貨での支払いをスタートさせるコトを明らかにしました。
まだまだ詳細は不明な部分がありますが、ひとまず旅行代金の決済サービスである「UATP(Universal Air Travel Plan)」のネットワークを利用して決済を行なうと言う形。
具体的に支払いが可能になる仮想通貨は、
・ビットコイン(BTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・ドージコイン(DOGE)
・イーサリアム(EHT)
・ライトコイン(LTC)
・シバイヌ(SHIB)
・ラップドビットコイン(WBTC)
などで、時価総額で主要なモノを中心に13の暗号通貨が利用可能になる見込みで、100を超えるウォレットから支払いが可能。
現時点では、そこまで詳細が明らかにはなっていないけれど、今のところ、個人のみが利用でき、公式サイトから予約した際に使用できるようになるとのコト。
仮想通貨での航空代金の支払い。
実際に実現すると、「Vueling」はヨーロッパのLCCとしては仮想通貨での支払いが可能になる初めての航空会社と言うコトになります。
仮想通貨と旅の相性
相性がいい仮想通貨と旅
仮想通貨と、旅。
それは非常に相性がいいと思う。
と言うか、「通貨」と言う概念が変わる存在だとも言えるのかも。
今の法定通貨と言うのは、国・地域と言う枠組みの中で存在している。
米ドルやユーロは、確かに国際的な通貨ではあるけれども、米国以外の街中で、米ドルで支払いができる国や地域と言うのは、ごく限られていて、独自通貨を廃止した国か独自通貨が弱い国以外だと、なかなか受け入れられない。
それが仮想通貨になると、国や地域と言う枠組みがなくなる訳で、わざわざ国を跨ぐ度に両替も不要になる訳ですからね。
ただ…
実際に仮想通貨って、どれだけ広がっているだろう…
ボクが思っているほどには広がっていないのか、それとも実はめちゃめちゃ広がっているのか…
どちらなんでしょう…
投機・投資としては、既にアリなんだと思うけれど、実際に“通貨”としての広がりがあるのか…と言われると、どうなんでしょうね。
旅行産業と仮想通貨の現状
ってか、現状、エミレーツ航空がビットコインでの支払いを実装するコトを明らかにしていますが、まだ実際にいつぐらいに実装されるのかは未知数。
それよりも前に、台湾のファーイースタン航空がビットコインでの支払いが可能に…と発表したが…
2019年12月に資金繰りが悪化した為に、あっけなく全便が運航停止へ。
日本のピーチも早々と2017年12月までにビットコインでの支払いを可能にすると発表しましたが、その後、延期になり、結局、「仮想通貨の信頼性に疑問が生じたため」としてさらに延期になり、その後、音沙汰がない状態。
なんだかんだと「ビットコイン」などの仮想通貨は、メジャーになったけれども、決済手段としてはそこまで躍進していない状況で、5~6年ぐらいが過ぎ去った感じがする。
旅行会社でもまだ実装されている所はナイように思うし(少なくとも大手は)、街中で…となると、もっとハードルが高くなる。
で、仮に航空券が買えるようになっても…
そこまで便利じゃないのだよね。
だって航空券は今でもクレジットカードが使える訳で両替する必要がナイんだモノ。
法定通貨にはなったけれども…
で、2021年には中米のエルサルバドルが、「ビットコイン」を法定通貨にするコトを発表した。
けれども、これは決済通貨としてではなく、あくまでもGDPの20%を占める出稼ぎ経済の送金に対して、仲介による目減りを防ぐと言うのが一番の目的。
つまりはやはり決済としての仮想通貨じゃない。
そう考えると、まだまだ現実社会では…と言う感じがしなくもない。
もちろん、いつかはそうなって行く流れにはあるのだろうけれどね。
広がりには期待したいけれど…
決済で使う仮想通貨。
それがどこまでこの先、広がって行くのか。
楽しみではあるけれど、今、それが広がりを見せないのは、何かしらの理由があるんだろうな…とは思う。
正直、そこまで仮想通貨に詳しい訳じゃないから、分からないけれども。
ただ旅を便利にするツールにはなりそうなだけに、今後の広がりには期待しているんですけれどもね。
やっぱ通貨として考えると、投機で価値が乱高下している内は、広がりを見せないかな…?
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