タイ、水際対策をさらに緩和!
タイ政府が、2022年7月1日から、水際対策の一環として入国の際に求めていた「タイランド・パス」への登録ならびに10,000ドル以上を補償する保険加入を撤廃するコトを発表しました。
タイの水際対策と言えば、2022年5月に緩和されたばかり。
5月の緩和で、
・Test & Go の廃止
・Sandbox制度の廃止
・ワクチン接種者の陰性証明書が不要に
・ワクチン接種者(2回以上)は到着時のPCR検査不要
・滞在中のATK検査廃止
と一気にハードルを下げ、保険の補償額も10,000ドルになり、行きやすくなった感じがありましたが、そこからまだ2ヶ月弱で、また改定と言うコトに。
とは言っても、旅行者側からすれば、プラスの改定ですけれどもね。
今回の変更で、入国要件は、
・ワクチン接種済みなら接種証明書
・未接種の場合は、出発72時間前までのPCR検査または抗原検査キット(ATK)による陰性証明
のみになり、ワクチン接種済みの場合は、ほぼハードルがなくなると言う感じになります。
一応、到着時に空港では入国者に対して無作為の検査を実施する模様ですが、これは致し方ないのかな…と。
日本への帰国時の要件は、現状、変わっていませんが、とりあえず、入国に当たっては、これまで通りに戻ったかな…と言う感じですね。
国内の制限もほぼ皆無に!
この他にも、バンコクを含む全ての県を「グリーンゾーン」へと指定。
新型コロナに対する警戒レベルはレベル2へと引き下げられるコトに。
マスクの着用義務や飲食店の営業時間も延長するコトも、タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)が同意したので、ほぼコロナ禍以前の状況に戻ると言う感じ。
一応、今後も大人数が集まるようなイベントではマスクの着用を推奨と言う形にはなっていますし、タイ政府によるアフターコロナに向けたガイドラインもこれから発表になる模様ですけれどね。
タイは観光産業が盛んな国の1つ。
回復に向けた動きも早いだろうな…とは思っていましたが、4月ぐらいまでの水際対策の水準を考えると、一気に舵を切った感じも。
ただ既に周辺の東南アジアのカンボジアやベトナムなども、ポストコロナに向けて動き出しているので、北半球諸国が夏になる“今がそのタイミング”と見たのでしょうかね。
日本は、どうする?どうなる?
別に焦って日本も…と言う話じゃないとは思う。
国・地域ごとに対策は異なるだろうし。
ただ日本は何故、ツアー客に限定して開放したのか。
その説明も特にない。
もちろん、添乗員が付くと言う利点もあるけれど。
参議院選挙が告示されたけれども、そうした水際対策からポストコロナに向けての動きを訴える政党があまり見当たらないのが、ちょっと残念なところ。
日本にいると今の為替レートは、“海外旅行なんて…”と言いたくなるようなレートだけれども、海外在住の人から見れば、やっぱりお得感がアリアリと感じられるレートですからね。
国境をどう開いて行くのか。
またどうなったら閉じるのか。
もちろん、政府の中でも色々と議論や想定を行なってはいるのでしょうが、その話が伝わって来ない。
それがストレスなんだよね、一番。
とりあえず、国内旅行向けの割引政策だけ打ち出して…
それで“OKでしょ?”みたいな感じにも思えてしまう。
透明性・迅速性を持った政府。
別にコロナの話だけでなく、そろそろそう言った政治が求められてくると思うんだけれど…
…で。
タイ、行こうか迷うなぁ…
実は、この1ヶ月間ぐらい、ずっと悩んでいるんだけれど。
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