JAL、隣席ブロック実施へ!
JALグループ各社が、機内でのソーシャル・ディスタンスを確保する為に、国内線の一部座席の販売を制限するコトを発表しました。
期間は、2020年4月29日~6月30日まで(予定)。
具体的には、出来る限り乗客同士の空間を広く取れる様に、各配列の中央の座席を中心として指定不可・販売不可と言うコトになります。
具体例としてボーイング737型機の実際の販売制限具合が発表になっていますが、
・クラスJ(2-3配列):2人配列の通路側B列と3人配列の中央J席
・普通席(3-3配列):中央B・J席
がその対象になります(運用機材によって制限が掛かる座席は異なります)。
これらの座席は、WEBなどの座席指定画面では、「選択不可」で表示されるとのコトで、既にこれらの座席を指定している場合も、変更をお願いするケースがあるとのコト。
当面は国内線だけで実施されますが、今後は国際線でも実施を検討中で、国際線に導入された場合は、WEB上での表記は、「指定不可」との表示がなされるとのコトです。
不安の緩和には効果はあるだろうが…
こうした機内でのソーシャル・ディスタンスの確保と言う取り組みは、既にアメリカのデルタ航空が先発していますが、日本にもいよいよこうした流れが来た形になります。
【コロナウイルス関連】デルタ航空、中列空席化で社会的距離確保!
「新型コロナウイルス」の感染拡大が世界的に続いている中ですが、アメリカの大手航空会社の1つである「デルタ航空」が、コロナウイルスの感染拡大防止を目的にした新しい試みを実施するコトを発表しました。 …
機内での感染防止の取り組みは、消毒の徹底など、各社で行われていますが、実際に搭乗してみて、目に見える部分と言う点では、あまり今まで取り組みがなかった感じもするので、こうした動きは歓迎ですね。
強制的に隣席ブロックがなされると言う形になる訳ですが、少なくとも前後の距離としては不安が残りますし、こうした取り組みでどこまで感染を防げるのかどうかは分からないですが、少しでも搭乗時の不安を緩和させてくれそうな感じはしますね。
鉄道や路線バスと言った公共交通機関では、なかなかこうしたソーシャル・ディスタンスの確保は難しいですが、定員制の航空ならではの取り組みと言えるのかも。
新幹線なども、予約率・乗車率共に大きく減少している中で、こうした取り組みがなされれば、少しでも不安を取り除ける気はしますが、実際には、難しいのでしょうかね?
自粛慣れ?疲れ?
ただこうした取り組みが行われていても、やっぱり必要なのは、不要不急の自粛。
個人的には仕事で毎日、外に出ている状態ですが、確かに街中では、人は減っています(代わりにごく近所の日常使いのお店はいつもより混雑している感じがしますが)。
それは事実。
そして、お持ち帰りの強化や宅配の活用とか、実店舗でもレジなどでのソーシャル・ディスタンスの確保など、少しずつ色々な取り組みが、各自で行われているのも、事実。
でも、ここ数日に限って言えば、マスクをせずに外出している人や、県外からの車を見たり(しかも、明らかに仕事などではなく、片手にカメラ持参)、ちょっと「自粛」と言うモードに慣れてしまって来たのかな…と言う気がしなくもない。
確かに、不要不急の外出自粛で日々の生活に飽きている人もいらっしゃるのは、事実。
あくまでも“自粛”であって、個人に委ねられているのも、事実。
ただそれが周りの人を不安にさせてしまったり、働いている人であったり、誰かを巻き添いにするのも、事実。
でも今は、何よりも、不要不急ならば外出を自粛して、不特定多数の人との接触を避けると言うのが、一番効果的な感染防止。
“ちょっとだけなら、大丈夫”
“マスクをしているから、大丈夫”
と言う訳じゃない。
企業が色々と取り組みをしている中で、ゴールデンウィークの本番を前に、
“今、自分に出来るコト”
“今、ホントにそこに行かなければいけないのか”
個人個人がもう1度、考えるべきタイミングと言えるんじゃないだろうか…
[追記]スカイマークも実施へ!
スカイマークもJALに続いて、2020年5月1日から、中央列の座席指定を一時的に中止するコトを発表しました。
スカイマークの場合、「3-3」配列ですが、中央列に当たるB・G席の座席指定が、WEBサイト上・チェックイン機での指定が出来なくなります。
但し、中央列の座席を指定する場合は、搭乗当日に空港カウンターで対応するとのコトです(家族連れなど)。
JALの場合、家族連れ対応などが発表されていませんでしたが、スカイマークはデルタ航空同様に対応するとのコトなので、安心感はありますね。
[2020/04/30追記]
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