シートピッチは32インチ!
「ANAホールディングス」が傘下の「エアージャパン」による新ブランド「AirJapan」のサービス概要などを発表しました。
「AirJapan」は、フルサービスの「ANA」とLCCの「ピーチ」の間を埋める航空会社として新たに立ち上げるブランド。
ANAの、第3ブランドは「AirJapan」に決定!
そのスペックは…と言うと、こんな感じ。
- 使用機材|ボーイング787-8型機
- 座席数|エコノミー1クラス324席
- シートピッチ|32インチ(約81センチ)
- シートサービス|
・充電用USB端子(Type-A/C)
・タブレットホルダー - 機内食|
・事前予約限定メニュー
・当日機内購入可能な食事/スナック - 機内Wi-Fi|あり(有料/無料は未定)
先行するJAL系の「ZIPAIR」とも、やや違う感じを打ち出して来た感じがありますね。
まず機材はボーイング787-8型機。
2025年度に6機をANAから受領し、改修して使用する計画。
現状、「AirJapan」仕様の初号機は、2012年8月に納入で中距離国際線仕様のJA803Aになる予定。
同機は、現在、2クラス240席(ビジネス42席・エコノミー198席)を擁しているが、「AirJapan」は、エコノミークラスのみの設定になる見込みなので、フルフラットシートのある「ZIPAIR」とは対照的な感じに。
ただ上級クラスを設けないコトで、エコノミークラスのシートピッチは、フルサービス型の航空会社並みの32インチを確保。
LCCは28~29インチが主流なので、広さを感じそう(因みにANAのB787国際線仕様は34インチ・国内線仕様は31インチ)。
パーソナルモニターはナシ。
機内食は、基本は事前予約がメインになるが、当日の機内でも注文ができるメニューが用意される見込み。
ただロス対策などもあり、機内申込のメニューは、フリーズドライなどの製品になりそう。
ユニフォームも発表に!
CAさんのユニフォームも発表になりました。
ボトムスはスカート・パンツの2種類。
「ANA」ではなかった革靴かスニーカーの2週類のシューズに。
デザイン的には、“結び”のデザインが目を惹く感じですね。
#ANA グループ国際線 新ブランド #AirJapan が
— ANA【公式】 (@ANA_travel_info) March 9, 2023
シート・制服・ボーディングミュージックを発表しました🤗
👉https://t.co/ktqXejKOkr
2024年2月に東南アジアへの就航を予定✈️
アジア路線を中心に順次運航路線を拡大予定です😊🌍 pic.twitter.com/NfNeffDLJ2
ただデザインについては、好き嫌いが分かれそうだなぁ…と言うのが、個人的な感想ですかね。
特に、ジャケットを脱いでしまうと、フツーの量販店で売っているようなTシャツに見えなくもない。
ラフさを打ち出すならば、それも全然、アリ。
ただ「AirJapan」が目指す像は、そう言う感じでもないだろうから、果たして、使命を具現化したデザインなのかな…とは。
ま、実物を見てみないと、色合いだとかも分かりにくいですけれどもね。
また個人的には、空港内で見る制服姿のCAさんは気になりますが、機内の人になってしまうと、そこまでデザインを見る感じでもないかなぁ…と言うのもあります。
所詮、自分が着るモノじゃないので、あくまでも動きやすく清潔感があるならば、何でも良いかなぁ…とも思いますが。
で、どこに飛ばすかな?
「AirJapan」が就航すると、3ブランドになる「ANA」。
ただ今一つ、特色が分からない感じはします。
まぁ、就航前ですから、それは仕方がないのでしょうが。
ひとまず気になるのは、どこに幾らぐらいで飛ばすのか…と言うコト。
2024年2月に東南アジア線でデビューするのですが、「AirJapan」はインバウンドをかなりメインに据えて行く感じになりそうだから、それを考えると、現地発の需要が高いバンコク辺りは可能性が高そうですが…
また「ZIPAIR」は、現状、成田発着路線しか持っていませんが、「AirJapan」は関空発着路線も視野に入っていたりする。
そうなると「ピーチ」とも競り合う可能性が出てきますしね(「ピーチ」は成田発着の国際線もありますが、やっぱり本拠は関空なので)。
中間の価格帯は、需要はある。
それは間違いないと思う。
ただブランディングが難しいようには思う。
結局のところ、中途半端になってしまいがちなので。
就航まであと1年を切った状態。
これからどんな情報が出てくるのか。
どんなブランディングを進めて行くのか。
ひとまず、楽しみに待ちたい感じはしますね。
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