みちのりホールディングス初の海運として、佐渡汽船を傘下に!

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たびかず
たびかず

ども。
たびかず(@tabikazu40)です。
長旅に出たり、フラッと旅したり、そんな旅ヲタなアラフォーです。

佐渡汽船、みちのりの傘下に!

2020年12月期決算で債務超過状態になり、地元の佐渡市による第三者割当増資が行われていた「佐渡汽船」が、2022年2月7日、「みちのりホールディングス」によって子会社化されるコトが発表になりました。

株式総会で決議が終われば、3月31日にも最大で15億円の増資を引き受けて子会社化すると言う流れで、株式の2/3を保有する形になる。

結果、「佐渡汽船」は上場廃止になるモノの、地元の第四北越銀行も借入金を株式と交換する形で支援する。

第3セクターのような株主構成になっていて、現状の筆頭株主は新潟県や佐渡市。
「みちのりホールディングス」による子会社化後は、新潟県の持株比率は約10%程度になり、佐渡市は約3%になる見込み。

「佐渡汽船」は、新潟~両津・小木~直江津の間に、カーフェリーやジェットフォイルを運航していますが、島内人口や観光客の減少などで、事業環境が厳しさを増していた中で、コロナ禍に突入した訳ですが、決め手になったのは、やはり需要が減少しており赤字になっていた小木直江津航路に2015年に約60億円を費やして新型の双胴型高速カーフェリーを導入したコトかも知れない。

結局、2020年に売却方針を示し、2021年6月に売却が30億5,000万円で売却が決定。

実働的に約5年強の新造船に結果的になってしまったのは、経営的に大きな傷跡を残したと言えるのかも。

まぁ、北陸新幹線などの開業もあり、攻めの姿勢を行った結果ではあるのだろうが…

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みちのり入りでどう言う効果が生まれる?

「佐渡汽船」は、佐渡と本土とを結ぶ重要な航路。

半ば、佐渡への道を独占している状態。
人のみならず物流だって「佐渡汽船」がなくては、佐渡島の生活は成り立たない重要なライフライン。

確かに佐渡島の人口は減少しているが、まだ5万人はいる。

航路以外にも、佐渡島で観光事業も行なっていたりするが、債務超過になるほどの赤字が積み上がるモノだろうか…と言う気はする。

で、「みちのりホールディングス」。

経営難に陥った公共交通事業者などを次々と傘下に収めている企業で、かなり日本では特殊なポジションにあるように思う。

・福島交通(バス・鉄道)
・茨城交通(バス)
・岩手県北自動車(バス)
・関東自動車(バス・ロープウェイ)
・会津乗合自動車(バス)
・湘南モノレール(モノレール)
・東日本交通(バス)

が、主な構成企業だが、ちょっとどう言う感じで相乗効果が出ているのか…と言うのは、正直、分かりにくい感はある。

過去には、経営基盤が似ている東野交通を関東自動車へ統合させるなどの動きはあったが、現在の傘下企業の立地的に、提携関係があるのは、岩手県北自動車と東日本交通ぐらい。
県レベルでは隣接した企業が多いけれども、実際に何か協業すると言う感じもあまりナイ(整備に関するモノの共同購入などは行われているのだろうが)。

湘南モノレールに至っては、唯一のモノレール路線だし、そもそも場所も大きく離れているし…と言う感じ。

まぁ、中規模の会社は、経営管理や人事面などが弱かったりするので、その辺りは大きく改善するのでしょうが…

 

で、そこに「佐渡汽船」が加わると言うコトに。

もちろん、初の海運企業と言うコトになるので、どう言う効果が生まれるのだろう…と言う感じはしてしまう。

バスのように高速バスで収益を確立すると言うのもできないですしね。

ただ上述の通り、現在は本土と佐渡を結ぶ独占状態なので、グループ入りでそれを土台にして、また違う展開にはなるのだろう。

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対抗馬になるトキエアの就航も控えるが…

で、佐渡島への交通と言えば、2022年に新規で就航予定の「トキエア」が控えている。

当面は、新潟空港から丘珠・仙台と中部・関西圏への路線を計画しているところ。

だが短距離離着陸性能を高めたATR42-600Sの開発が進めば、佐渡空港への就航を検討している状態。

これが実現すると、佐渡~本土間の「佐渡汽船」による独占状態と言うのは崩れるコトになる訳で、どうなるだろう…と言う感じはしてしまう。

特に現状でも厳しい小木直江津航路は関西圏からの需要をメインに据えているが、これが一気に空路に移る可能性は出て来るだろうな…と。

佐渡金山が世界文化遺産の登録推薦の発表が、先日ありましたが、佐渡を拠点にした観光もまた新時代になるのかも…と言う気はする。

とりあえず、大きなリストラなどをあまり行なう感じはしない「みちのりホールディングス」ではあるけれど、今後の展開には期待したいところ。

やはり地方の交通は、最低限は維持して行かないと、ますます地方から元気がなくなると思うので。

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