コロナ第2波で欧州各国が、再びロックダウンの実施へ!

イングランドでロックダウン開始へ!

日本でもまだまだ新型コロナウイルスの感染拡大が収まった訳ではありませんし、地域によっては感染の拡大傾向が見られる最中ですが、欧州各国は、日本よりを上回る感染の再拡大が続いています。

1日の新規感染者が20,000人を越える日が出ているイギリスでは、このたび、2020年11月5日~12月2日までの約1か月間、“イングランド”全域でロックダウン措置の再導入を発表しました。

今回のロックダウンは、生活必需品を扱う店舗や学校などの教育機関は対象外。

一方で、レストラン・ハブなどは、社会生活の維持に必要不可欠ではないと判断され、飲食店は持ち帰りのみの営業になり、ジムなどは閉鎖と言う形になります。

また屋内や私有地で他の世帯と交流するコトも不可に(予め決めている「サポート・バブル」の相手を除き、別の世帯の1人との公共の場での面会は可能)。

イギリスが今回、2度目のロックダウンに踏み切ったのは、感染者数が伸びているコトと、死亡率が高いと言う点だとは思われますが、今後は、病院の収容能力を越え、患者の選別をしないといけなくなる可能性があるとも。

今回は、イギリスでも「イングランド」のみが対象で、ウェールズやスコットランドなどは対象外になっているのは、イギリスらしいところでしょうか。

ドイツも全土でロックダウンに!

ドイツでも2020年11月2日~11月30日までの約1ヶ月間は、ロックダウン措置が発令されました。

これにより、レストラン・バー・映画館・劇場・ジム・プールなどが閉鎖になり、集会も2世帯10人以下までに制限されると言う内容。

不要不急の旅行は自粛を促し、ホテルの宿泊は、出張者のみに限定。

但し、プロスポーツについては、観客なしでならば、開催が許可されると言う部分は、ちょっとドイツらしい感じがしなくもない。

またイギリス同様、学校などの運営は継続されています(但し、ソーシャル・ディスタンスの確保などが条件にはなっています)。

ドイツの場合は、一応、約1ヶ月間の期間が設けられていますが、メルケル首相と16州の首相が、ロックダウン再開実施後、2週間後に再会合し、措置が効果を発揮しているかどうかを精査するとのコトになっています。

イタリアもフランスも…

2020年10月31日の新規感染者数が、過去最多となったイタリアでは、感染拡大抑制のための規制強化を承認する動きが。

今回の動きは3月のロックダウンほど大規模ではないとされるが、既に、飲食店・バーなどは18時を閉店とするほか、娯楽施設である映画館や劇場・ジムなどは制限がなされており、州や地域によっては夜間の外出禁止令が発令されている状態。

2020年10月30日~12月1日までの約1ヶ月間の予定で、全土でロックダウンに入っているのが、フランス。

既に国内の病院の集中治療室のベッドが、コロナ禍の患者によって半数が埋まっている状態であり、春よりも深刻になる可能性が高いとしている。

新たなロックダウンでは、不要不急の外出以外は自宅待機を命じられており、生活必需品を扱う店舗以外は、少なくとも2週間は閉鎖される見込みで、レストランなどは閉鎖になっています(但し、1日1時間、運動のための外出はOK)。

学校が制限を受けないのは、欧州各国の流れと同様ですが、工場も制限を受けないと言う内容に。

2週間ごとに感染状況の評価を行い、今後の流れを検討するとのコト。

スペインは緊急非常宣言発令!

いち早く感染の再拡大で動いたのは、スペイン。

2020年10月25日に、改めて全土に緊急事態を宣言。カナリア諸島を除く全土で夜間の外出禁止令が発令されました。

これにより23時~翌6時までの外出が禁止になるほか、異なる世帯の集まりは、公的・私的を問わず、最大6人までに限定。また州を跨ぐ移動については、州当局が決定すると言う状態に。

 

スペインの場合は、ロックダウンではなく、緊急事態宣言であり、夜間の外出禁止令と言うのが、他の国と異なるところでしょうか。

スペインでは緊急事態宣言が15日にを超える場合、議会の承認が必要ですが、既にこちらも承認がなされており、2021年5月まで継続する予定で、他の国よりもかなり長い間、影響が出るのが確実と言う情勢になっています。

クリスマスまでに落ち着くか?

続々と欧州では感染第2波による規制が強められるコトに。

感染の拡大と、“何とかクリスマスまでには…”と言う希望が込められた動きなのだとは思いますが、換気の悪くなる冬に向けて、日本も経済活動再開だけでなく、再度、感染リスクを確認しないとダメなタイミングなのかも知れないですね。

先日、仕事で金曜日の夜遅くに新橋を通りましたが、もう密だし飲み終わった人はマスクもせずに店の前の通りに溢れているし…と言う感じでしたし。

経済活動も、コロナの再拡大も防ぐ。

なかなか難しいのかも知れないけれど、誰しもがどんなタイミングでもコロナを意識するだけで、ちょっとは変わるような気がするんだけれどもなぁ…

ってか…

もう勘弁して。
そろそろどこか行けるようになってくれ…

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください