エアビー、ナスダック上場!
アメリカ民泊仲介の最大手である「Airbnb」(以下、「エアビー」)が、2020年12月10日に、ナスダック市場に株式上場を果たしました。
上場初日の終値は、144.71ドル。
時価総額は865億ドル(約9兆円)と言う今年最大規模のIPO。
この時価総額は、ホテル業界最大手である「マリオット・インターナショナル」の時価総額は427億ドル、「ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス」は297億ドルなので大きく抜き去ると言う大きさで、さらに「ハイアット・ホテルズ」を加えた総額をも上回ると言う結果に。
ゴールドマンサックスの841億ドルに近づくと言うシロモノで、オンライン旅行業界のブッキング・ホールディングス(862億ドル)も上回る形。
12月に入ってから発表されていた目標株価は、1株あたり44~50ドル。
売り出し価格は68ドル。
2倍を超える金額で、かなり上回った価格になったと言えます。
コロナ禍でも売上回復中!
コロナ禍で旅行需要が減退しているのは、日本のみならずアメリカ、世界的に共通する流れであるにも関わらず、大成功のIPOになった。
コロナ禍以後、「エアビー」も他の企業同様に売り上げが落ち込んでいた。
2020年に入り、9月までの売り上げは25億ドル。
これは前年度比で48%の減少。
第2四半期には5億7,560万ドルの純損失を計上している。
が、第3四半期には近場の民泊需要を拾い、2億1,900万ドルの純利益を計上して、見事に急回復することに成功したのが、まず大きかったのかな…と。
ココにコロナウイルスのワクチン開発のニュースと、昨今の株高が加わって、今回の結果と言う感じなのでしょうか。
新しいサービスがどんどん生まれる…
それにしても…
金額がスゴイですね。
「旅行産業」と言うよりも「IT企業」として認知されているからなのかも知れませんが。
世界的な潮流になっている「エアビー」と言っても、日本ではなかなか浸透しきれていない気はしますけれどもね。
逆に、比較的、治安の良いと言われている日本なのに、どうして「エアビー」が浸透しないのか…とも思いますけれど。
まぁ、そもそも他人を泊められるだけの部屋やスペースが余っていないと言う人が多いのがその理由なのかも知れないけれど。
でも、こうして次から次へと新しい形のサービスが出てくる。
それが今の日本には一番欠けているモノですね。
海外では新しいサービスが生まれては消えて行き、そして受け入れられたサービスが大きく展開して行きますが、日本だと、新しいサービス自体が生まれてこない。
IT化でプラットフォームを抑えれば、世界的に展開ができるチャンスなんですけれどもね…
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