ピーチ、コロナ禍でも積極的!名古屋、初就航へ!

ピーチ、中部に初就航!

ANA系LCCのピーチが、2020年12月24日に、セントレア(中部国際空港)に初就航するコトが、正式に発表になりました。

新規で乗り入れる路線は、新千歳と仙台の2路線。

スケジュールは、以下の通り。

MM461 中部08:30→新千歳10:15
MM463 中部17:25→新千歳19:10
MM462 新千歳10:55→中部12:45
MM464 新千歳20:05→中部21:55

MM491 中部13:35→仙台14:40
MM492 仙台14:10→中部15:25

2路線3往復で、1機で全て運用が可能と言う運航スケジュールですね。

中部発着のLCCと言えば、中部を拠点にしていた「エアアジア・ジャパン」が日本事業を撤退。「ジェットスター・ジャパン」も縮小モードに入っている最中で、そうした中での船出になる訳ですが、逆に、「エアアジア・ジャパン」が持っていた需要をうまく拾えるかどうか…と言う感じがしますね。

中部は1タミ利用!

因みに、中部はLCC向けの第2ターミナルがありますが、今回、就航が発表になったピーチは、その第2ターミナルには乗り入れず、メインターミナルでもある第1ターミナルを使用するとのコト。

第2ターミナルの国内線閑古鳥の解消と言う訳には行かない感じですね(ジェットスターの一部路線運休後は、福岡・那覇の2路線のみ)。

ってか、1タミを利用するのは、やっぱりANAが存在しているからでしょうかね。
様々な業務は、ANAに任せられますからね。

ただ中部発のLCC国内線の日が消えかねない状況でしたから、これで繋がったと言う感じも。

特に、新千歳線は、「エアアジア・ジャパン」も「ジェットスター・ジャパン」も撤退と言う状況になるので、会社は異なれど、LCCの路線が維持され、選択肢が示されると言うのは、大きいのかな…とも。

このタイミングで開設の理由は?

それにしても…
このコロナ禍の状況で、ピーチの新規就航。

親会社のANAも青色吐息な状況下ですが、1社、気を吐いている状態。

もちろん、ピーチ自身も、そんなに潤沢な財務内容と言う訳でもないのでしょうし、「Go To トラベル」事業も、LCCにまで恩恵が回っているかと言えば、疑問符が付いている状況のまま。

それなのに、拡大を急ぐのは、なぜか。

簡単に考えられる理由としては、国際線比率が、「ジェットスター・ジャパン」よりも高かったので、無理してでも国内線に注力をしたい。

それは挙げられるのでしょう。

冬スケジュールから台北線の運航を再開しますが、台北線は元々、バニラエアが注力していた路線で、コロナ禍以前は、日系航空会社としては最大のキャパを持っていましたから、それを維持したいと言うのがあるのでしょうが、それ以外の国際線はまだまだ運航再開の目途も見えていないと言うのが、現状なので、運航再開から収益化まで、まだ時間が掛かる状態であり、国内線の拡大に力を入れざるを得ないのでしょう。

そうした中で、「エアアジア・ジャパン」が撤退。

中部に路線を持っていなかったピーチとしては、千載一遇のチャンスだったのに加え、「ジェットスター・ジャパン」も中部発着路線の縮小と言うコトで、もう絶好の機会となったのでしょうね。

ただピーチが就航する新千歳・仙台線共に、ANAも就航している路線。

うまく需要が喚起できればイイですけれどもね。

このコロナ禍で、世界的に縮小の話題しか見えない航空業界。
ピーチの逆張りがどこまで成功するのか…

これからの動きにも、期待したいところです。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください