近ツリ、ワクチン接種業務で不正!過大請求約2億9,000万円!

東大阪市のワクチン接種業務で過大請求!

旅行業界2位の「近畿日本ツーリスト」が、大阪府東大阪市から受託した新型コロナウイルスのワクチン接種業務において、2億9,000万円の過大請求を行っていたコトを、明らかにしました。

これは東大阪市からの紹介によって明らかになったモノで、コールセンター業務を、約定した席数を下回る席数で再委託先にオーダーしていたのにも関わらず、約定した席数で東大阪市に対して請求をしていたと言う内容。

まだ詳細は調査中と言う感じだが、過大請求になった金額が確定次第、東大阪市への返納を行うとのコト。

今後は、返納とともに、独立社外取締役や外部の専門家から構成される調査委員会も立ち上げるとのコトで、全貌解明が待たれる訳ですが、これに伴う決算への影響は、まだ確認中とのコト。

経営状況が、コロナ禍で著しく毀損した「近畿日本ツーリスト」(近ツリ)。

ただ足元の状況は、これらコロナ関連の業務を受注したコトもあって、回復基調でしたが、そこに水を差すような話になりそうですね。

東大阪だけの事例なのか?

正確な金額はまだ未確定ですが、ひとまず過大請求額は約2億9,000万円と発表になっています。

ワクチン接種業務がどれぐらいの期間で、どれぐらいの規模で受注していたのかは不明ですが、人件費の架空分で約2億9,000万円と言う金額なので、かなりの金額のように思えますね。

1日100万年単位で不正を行っていても、相当な期間、過大請求を行っていたと言うコトになりますからね。

スタッフを派遣する業態だと、受注した人数にどうしても足りないと言う時は、比較的、良くある話だけれども、そもそもそう言う場合も、後日、しっかりと人数の訂正を入れるのが常でしょうし、今回のケースは、再委託先に丸投げ。
その再委託先に、受注人数を下回る形でオーダーをしていたと言うのだから、結構、悪質なレベルですね。

支店レベルでの関与が疑われても仕方がなさそうだし、逆に、東大阪市だけに対して…と言う方が不自然な感じも。

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コロナ禍で、様々な支援策が行われてきた旅行業界。
今でも予算に枠が残っている場所では、旅行支援が継続中だったりしますが、その中で不正行為も行われて来て、発覚していたりする。

ワクチン接種に関する業務は、直接的な業界への支援ではないけれど、経営的にコロナ禍の影響が大きかった業界が優先されていた感じもする(逆に、そう言った業務がこなせる業界があまりナイと言うのも、もちろんあるけれど)。

折角の支援。
それを蔑ろにするような行為。

さらに支援の元を辿れば税金。

本来であれば、いつも以上により気をつけなければならないハズなのに、その真逆を行く形ですが、こうした支援に対して、しっかりとチェックがなされているのかな?と言うのは、やっぱり納税者としては気に掛かる感じですね。

今回は、それがしっかりと機能したと言うコトなのでしょうが。

返納だけで許される話じゃない

どう言った内容で決着をするのかは、分からないけれど、過大請求分を返納するだけで終わってしまわないコトを願うかな…と。

今回の例で言えば、東大阪市関連の業務の受託は、数年間レベルでNGにするだとかがなければ、バレなければやった方が得になっちゃいますからね。

コロナ禍では、旅行業界への支援の対して、度々、不正が明らかになっているので、旅行業界としてのイメージにも影響する訳ですしね。

襟を正せない業界。
いくらコロナ禍で経営が苦しくなったと言っても、やはりしてはいけないコトをやってしまうと言うのは、そう思われても仕方がないですから。

会社内のコンプライアンス。
業界で再度、徹底させると言うのが、必要なんでしょうね。

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