胴体が長い787-10型機!
「ANA」が、次期国内線主力機であるボーイングB787-10型機の国内線仕様機材を公開し、2024年3月27日の10:00羽田発新千歳行きのANA59便と、折り返しの12:30新千歳発羽田行きANA62便から運航を開始するコトを明らかにしました。
先日、JALも機材更新計画を発表し、新しい機材の導入を発表しましたが、結構、驚きのある内容でした。
JAL、新たにエアバス・ボーイングから合計42機を導入へ!
一方のANAは、まずこのB787-10型機を2026年度までに合計11機の導入を完了させ、現在の国内線主力機であるボーイング777-200型機やB777-300型機を置き換えていく計画。
既に国際線には2019年4月から導入がなされており、現在、3機が運航されていますが、国内線への投入は今回のANAが初めて。
主なスペックは、こんな感じ。
全長 | 68.3m |
全高 | 17m |
全幅 | 60.1m |
エンジン | GE製GEnx-1B |
航続距離 | 10,770km |
座席数 | プレミアムクラス28席 普通席401席 2クラス合計429席 |
B787-10型機は787シリーズの中では最も胴体が長い形。
787-8型機が56.7mなので、それよりも11.6mも長く、62.8mの787-9型機と比べても5.5mばかり長いと言う形に。
普通席だけで400席越えの機材!
シートや客室内は、特に目新しさはなく、B787-9型機の国内線仕様機と同じ感じ。
普通席にも13.3インチのタッチパネル式パーソナルモニターを完備しており、パソコン電源・USBポートなども装備。
プレミアムクラスは15.6インチのタッチパネル式パーソナルモニターを装備し、座席幅は127cmで電動リクライニングシートを採用しているのが特徴的。
今後は、羽田・新千歳・伊丹・福岡・那覇・関空と言った幹線路線に投入される見込みで、予約時点での機材表示は、「78K」の表示になる。
それにしても…
普通席で400人越えは、なかなかですね。
JALは次期国内線はどちらかと言えば、サイズダウンをメインに据えて、国際線に活力を求める姿勢を示しましたが、業界トップのANAはまだまだ400人越えの機材を駆使して、効率よく運ぶと言う姿勢を崩していない感じですね(もちろん、計画の選定時期が異なるので、一概に比較するのが正しいとは言えませんが)。
まぁ、それでもB777-300型機は合計514席。
B777-200型機も合計405席ですからね、やはり置き換えとなると、それぐらいの座席数が必要と言えるのかも。
逆に言えば、普通席が401席なのに対して、プレミアムクラスは28席。
ANAって案外、国内線の上級クラスは座席数、絞っている印象ですかね。
まぁ、JALはクラスJが大きくウェイトを占めていると言うのもありますが。
シリーズ3機種が揃う!
これで「ANA」もB787シリーズが3機種、揃いました。
燃費も既存のB777より約25%も改善するなど、期待大の新鋭機。
当初の計画だと2023年秋から受領する計画でしたが、ボーイング社からの納入が遅れたために、このタイミングに。
なかなか「ANA」に搭乗する機会は多くないのが実情ですが、新しいうちに乗ってみたいなぁ…と言う気持ちと、シートは特に変更がないので、そこまで期待して乗るほどじゃないのかな…と言う気持ちの半々。
でも、きっと初便なんかはYouTuberさんとかで溢れるんやろうなぁ…
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