JAL、新たにエアバス・ボーイングから合計42機を導入へ!

国際線にA350-900!国内線はA321neo!

「JAL」が、新たにエアバスとボーイングから合計で42機の旅客機を導入するコトを発表しました。

内訳は、エアバス製がA350-900型機(21機)とA321neo型機(11機)。
ボーイングは787-9型機(10機)。

国際線機材

既に「JAL」は、A350-900型機を国内線に2019年から導入していますが、今回、新たに国際線にも20機、導入するコトを決定したコトに。
ボーイングの787-9型機と共に、まだ今後も成長が見込める北米・アジア・インド線を中心に投入される見込みで、2機種ともに2027年度から6年程度での受領を計画する形。

国内線機材

既に737-800型機の後継機としては、737-8(737 MAX 8)を2026年度から21機、導入するコトを明らかにしている「JAL」ですが、今回、導入が決定したA321neoは、767-300ERの後継機と言う扱いで、2028年から導入を進める計画。
21機の内、20機は国際線に投入されるA350-900型機の残りの1機は、国内線に投入される機材になり、1月の羽田空港での事故によって全損した13号機の代わりになる見込み(2025年度に受領予定)。

 

国際線を1.4倍の規模に!

一気に「JAL」が新機材の導入を発表した形になりますが、どちらかと言うと、エアバスシフトになっている印象ですね。
一応、ボーイング製も787-9型機を導入しますけれど(その前に737 MAX8の導入もあるけれど)。

で、国際線はA350-900型機とB787-9型機で合計31機。

「JAL」としては、国際線の規模を1.4倍に増やす計画だとのコトで、機材を増やすと言うコトなのでしょう。

B787-9型機は、ZIPAIRへの投入が大半になる見込みとのコトだけれど、下手に数機、JALに導入するよりも全機、ZIPAIRに投入した方が、効率は良さそうですけれど、どうなんでしょうね。

ZIPAIRは2025年度に10機になる見込みだけれど、その後の機材導入計画は未知数。
ただB787-9型機の導入は2027年度からになる計画なので、1年空いているだけでタイミングとしても悪くなさそうですしね。
JALは、2025年度にはZIPAIRの収益が、2023年度と比べて、1.75倍になると見込んでいるので、今後も、伸びしろがあるとみているのは、間違いなさそうなので、全機投入と言うのもアリなのかも。

一方の国内線に導入されるのがA321neo。

767-300ERの後継機と言う位置付けだが、767-300ERの定員はファーストクラス搭載機で252席。非搭載機材だと261席。

対するA321neoは、標準的な座席数が180~220席なので、随分と定員が減るコトになります。

さらに767-300ERの機材数は国内線仕様機で16機。
今回、発注したA321neoは11機。

保有機材数と、導入機材数が合っていない感じなので、まだ展開が読めない部分もありますが、やはり適正な座席数でしっかりと利益を確保して行こうと言う姿勢の表れなのでしょうね。
人口が減少していく中で、国内線網を維持していくには、座席数減が避けられないと言う計算なのでしょう。

実際、コロナ禍後も国内線はまだコロナ禍以前には乗客数が戻っていないコトもあるし、ある程度、座席数が減った機材を導入するのは、仕方がないのかな?とも。

残すはJ-AIRの後継機

懸案だった国内線の新機種も決まり、これでJALで後継機が決まっていないのは、J-AIRがエンブラエルのE170型機と言うコトになる。

元々は、三菱Space Jetを並行して32機、確定発注していたのですが、開発計画がとん挫しているので、この穴が埋まっていない状態。

先にこちらが決まるのかな…と思っていたのですが、今回の発表ではスルー。

まぁ、2008年からの受領(運航開始は2009年から)で、最終受領は2018年だし、2016年には機内内装も全機材回収済みだから、そこまで急ぎじゃないと判断したのかな…?

また国内線よりも国際線に比重を置く感じになって来たので、後回しになった感はありますね。

ただこれでJALも経営破綻後、なかなか拡大基調にならなかった国際線を、再び、攻めモードにギアを入れ替える形に。

いったい、どこに飛ばすつもりなんでしょうね。

北米は本土にあと2路線ぐらいはありえるのかな…
あとは南米線を飛ばすかどうかですが、さすがにこれはアメリカン航空に任せるんだろうな…

となれば、メインは東南アジア・インド線と言う感じになるのか。

関空・中部発着の国際線の増強とか、福岡発着の国際線とかも期待したい感じですが、今回、導入が決まった機材だと、さすがに無さそうな気配ですかね。

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2 件のコメント

  • こんにちは

    この規模の発注、びっくりしました!
    しかも、エアバスにシフトしているようですし、31機の国際線機材とは驚きでしたね!

    北米路線の開拓(復活)ですが、これからは成田路線になると思いますが、JAL便で
    シカゴ、ニューヨーク、マイアミ、ラスベガス、ワシントンDC
    この辺を期待したいですね。
    インドだとムンバイとかですかね?

    • しげさん、コメントありがとうございます!

      規模が大きめなので、ちょっとびっくりしましたが、ようやく国際線に打って出る感じですかね。
      北米大陸線の西海岸は、新規路線はZIPAIRに任せてくるんじゃないかな?と思ったり。
      個人的にはマイアミ・メキシコシティですが、さすがにビジネス需要が低そう。

      アジア圏だとインド・ムンバイ、インドネシア(バリ)とかですかね?
      ただインドはビスタラとの提携がなくなる気がするので、どうなんでしょう…
      スリランカとかも可能性はゼロじゃないのかな?ワンワールドメンバーがいますし。

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