アメリカ、中国系航空会社の就航拒否!

アメリカが中国航空会社の運航拒否!その理由は?

アメリカの運輸省が、2020年6月3日に、中国の航空会社によるアメリカ~中国間の定期旅客便の運航を、6月16日から禁止するコトを発表しました。

コロナウイルスの感染が収まりつつある中国なのに?と思いきや、アメリカの航空会社が計画している中国便の運航再開を、中国側が認可しない為の報復措置とのコト。

対象となる中国系航空会社は、以下の4社。

・中国国際航空
・中国東方航空
・中国南方航空
・海南航空

アメリカ系の航空会社によるアメリカ~中国線は、新型コロナウイルスの影響によって、全便が運休となっている状態だが、中国系の航空会社による運航は、週325便から大きく減便したが、3月中でも週34便が在米中国人などの帰国のために運航を継続していた。

運航再開を計画してたのは、

・デルタ航空
・ユナイテッド航空

の2社で、アメリカ運輸省は、中国が「アメリカの航空会社の運航権を損ない、運航権を行使する公正かつ公平な機会を否定した」と判断すると共に、アメリカ系航空会社の運休中も、中国系航空会社による運航は継続されていた訳で、中国が両国の航空協定に違反しているコトから、今回の対応に至ったと。

これに対して、中国は依然としてアメリカ系の航空会社による運航再開を許可する日程を確定させていない。

アメリカのコロナ感染拡大は止まらず…

実際にこの措置が発動されるかどうかは、非常に流動的な感じ。

ただトランプ大統領としては、禁止の日程を前倒しにする可能性も示唆しており、中国側に対しての圧力を強める考え。

中国側からの声明が出ていない段階なので、中国がこれに対して、どう対処していくのかも不透明感はある。

ただ米中間の摩擦の一環と見なすべきなのだろう。

こんな所にまで…と言う気はしますけれど。

ただアメリカのコロナウイルスの感染者は、合計で189万人。

6月2日の新規の感染者は、20,073人で、増減は繰り返しているものの、総じてずっと横ばいと言う感じで、減少傾向には至っていない。

死亡者数は全体的に緩やかに減少しているけれども、合計で100,000人を超えるまでになっている状態で、新規の件数も1,039人(6月2日)と、まだまだ多い状態。

確かにこの状態で、往来を増やすと言う流れになるのは、ちょっと躊躇したい感じはありますけれどね、正直なところ。

ってか、アメリカってコロナの流行が比較的遅かった国の1つ。
中国→アジア→ヨーロッパ→アメリカ→ブラジルって感じだと思うのですが、対処する時間的余裕は、他の国に比べるとあったと思うんですけれどもね…

ただそれでも中国系航空会社が運航を継続しているのに加え、本来、運航権を確保している訳だから、中国側が反応を見せないのも、腑に落ちない感じはあります。

やっぱり米中間の摩擦が原因なのでしょうかね。

コロナウイルスの感染防止が目的ならば、その旨のアナウンスをするでしょうし。

ただアメリカは新型コロナの感染拡大防止の為に、中国に過去14日間以内に滞在した外国人の入国を禁止している状態。

これで中国系の運航まで止まってしまうと、より米中間の往来が困難になる感じです。

結局、国と国の摩擦が生じると、被害が出るのは、一般庶民なんですよね。
どの国でも。

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