パジェロ、生産中止へ!工場も閉鎖に!

普段、このブログでは旅行記の他に、「旅行に関する情報」を書いている訳ですが、一言で「旅行に関する情報」と言っても、結構多岐に渡る。

ホントに超ざっぐりとピックアップしても、

・ビザ情報
・国際関連の話題
・交通情報
・マイルの話題

ま、こんな感じでしょうか。

この中で、メインになっていると言うか、記事数が一番多いのは、「交通情報」になるんだと思うけれど、この中でも、

・航空関連
・鉄道関連
・超たまにバス

みたいに区分できると思うのですが、「車」関係の話題は、ホントに出てこないブログになっているのですが、今回は珍しくその「車」の話題。

三菱パジェロ、生産中止に!

三菱自動車が、子会社の「パジェロ製造」の工場を閉鎖して、「パジェロ」の清算を2021年上期中に終了するとの話題が出ていました。

クルマの車種に疎いボクでも「パジェロ」ぐらいは知っています。

それぐらいの車種。

昔、某テレビの番組で、ダーツの景品になっていた車種でもありますが。

今でも三菱自動車を代表するような車種だと思うのですが、既に2019年夏には国内販売を終了していて、輸出向けのみの展開になるほどに生産が縮小していたところ。

元々の三菱自動車の大不振で、2017年の中期経営計画では、東南アジア・日本・北米・中国などの世界販売台数目標を130万台としていたが、結果的には112万7,000台止まり。

さらに開発・生産・物流コストを年1.3%減して行くと掲げていたのですが、そもそも台数目標を全方位で拡大するコトを謳っていたコトもあり、2019年度の固定費は2014年度に比べて1.3倍にまで膨張。

会社として売上は伸びないのに、経費は伸びる。
そんな状況下にあった訳です。

コロナの影響もあってか、2020年3月期の連結決算で、当期損益が257億円の赤字になった三菱自動車としては、1,000億円規模の固定費削減を行わなければならない状況下に追い込まれており、今回の「パジェロ製造」の工場清算と、「パジェロ」の生産中止と言う結果になった模様。

三菱・トヨタが褒められた時代

我が家の実家は元々、三菱自動車のクルマを愛用していたのですが、リコール隠蔽からおかしくなりましたよね、この会社。

そして今や日産グループの傘下に入り、三菱グループからも半ば見放された格好になり、「三菱」と名が付くモノの、最早、そこに実態はなく。

ヒット作と呼べる車種ももう随分と出ておらず、何度となく経営改善が謳われて来たのに、一向に改善しないまま…

そりゃ、「パジェロ」もこんな結果になるわな。

でも、旅をしていると、日本車の信頼度と言うのは、高いと今でも思っている。

特に僻地と呼べる場所に行けば行くほど、「トヨタ」と「ミツビシ」の名前の絶大度だと思う。

「ランドクルーザー」と「パジェロ」。

かつてイエメンを旅していた時も、現地の人に、

「日本車じゃないと、この山道は進めない。他のクルマだと半年も持たない」
「特にミツビシとトヨタはタフだし、壊れないし、ベストカー」

そう言われたコトがあります(で、結局、乗ったのはトヨタでしたが)。

確かに悪路になればなるほど、「ランクル」と「パジェロ」の人気は高いように思う。

それだけ中古車があると言うコトなのかも知れないけれど、それでもその中古車もこの2車種はそんなに安くもないらしい。

でも、安くはないけれど信頼性には勝てない。
そう言う車だったみたいだ。

キルギスからタジキスタンに向かうパミールハイウェイを旅した時も、現地でツアーを作る時も、

「車は日本車だから安心しろ」

と言われて確認したら、「ランクル」か「パジェロ」を用意すると言われたぐらいだった。

この後、エンジントラブルがあって、「パジェロ」から「ランクル」に車交換になりましたけれどもね(笑)。

ま、世界的に見ても、それでも徐々に「ランクル」が優勢だったとは思うけれど。

でも、そんな「パジェロ」がなくなる。

別に今走っている車もある訳だから、そんなにスグに見なくなる訳じゃないんだろうけれどね。

 

三菱自動車が、必要なのかが問われてる?

アジアでも道は随分と良くなったし、他の国のクルマだってどんどん良くなっている訳で、今や、別に日本車じゃないと…と言う土地はあまりないのかも知れない。

でも明らかに三菱自動車は、経営陣の迷走が目立つと、素人が傍から見ても思う。

経費が削減できないと言うのもあるけれど、選択と集中も徹底できない。

未だに大会社と思っているんだろうな…と言う気がする。

1度、しっかりランチェスター戦略でも全社員が学んだ方が良いんじゃない?と思うぐらい。

まだ知名度と微かな需要が残る東南アジアのみに絞るとかさ。

そもそももう日本に工場があるのですら、必要ないようにすら思う。

だって日本での2019年度のシェアは1.4%だからね(登録車の合計)。

トヨタの1ブランドであるレクサスにも、負けている状態なのだから、もう日本販売すら打ち切ってもいいレベルかも知れない。

「パジェロ!パジェロ!」とダーツを投げていた番組があったけれど、それだけ人気も知名度もあった車。

それは日本だけじゃなくて、世界的に見ても。

それがこんな結果になるのは、分かっていた話なのかも知れないけれど、世界各地で乗せて貰って来た身としては、やっぱり寂しい話ですね…

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