ヴァージン・オーストラリア、事実上の経営破綻へ!

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羽田就航もコロナウイルスで延期中!

オーストラリア第2位の航空会社である「ヴァージン・オーストラリア・ホールディングス」が、2020年4月20日に開いた取締役会で、日本の民事再生法に相当する任意管理手続きの適用申請を決定したコトが、オーストラリアの複数のメディアが伝えました。

正式な発表は、4月21日になる見込み。

他の航空会社同様、新型コロナウイルスの影響で、運航体制を大幅に縮小している中で、この危機が6カ月以上に渡って続いた場合、公的支援として、総額14億オーストラリアドル(約813億7784万円)の救済融資を求めていました。

2~3年以内に返済出来ない場合は、政府がヴァージンの株式を取得出来る内容であったが、オーストラリア政府は、支援自体は行うが、返済不履行による政府が株式を得るような支援は考えていないとの考えで拒否している状態であった。

コロナウイルスの影響で、3月27日からは、国内線の運航は主要都市の路線は維持するが、総じて90%削減すると共に、傘下のLCCであるタイガーエア・オーストラリアは3月25日から全便運休に。

国際線自体は、3月18日全便の運航停止を行っている状態で、羽田の新規発着枠を1枠確保していたが、3月29日を予定していた羽田~ブリスベン線の就航も6月15日延期していた最中(国際線の全便運休は6月14日までを予定していた)。

コロナウイルスの影響。

確かにそう言えば、そうなる。

が、そもそも2019年6月期の売上高は、約58億オーストラリアドル(約3,900億円)で、最終損益は、3億1,500万オーストラリアドルの赤字。

これは7期連続となる赤字で、元々、財務内容は良くない状態であったのは、間違いなく、負債総額は約50億オーストラリアドルと見込まれている。

資本構成も仇か?

世界的に航空産業の苦境が叫ばれる中で、何らかの公的な支援がなければ、どの航空会社も厳しいのは、間違いがナイ。

それでもオーストラリア政府が直接的な支援に手を出さなかった理由は、恐らく2つ。

まず1つ目は、競合となるオーストラリア航空業界第1位のカンタス航空が、10億5,000億オーストラリアドルの融資を確保していると言う点。

そのカンタスがいかなる公的支援も、株式取得を内容とする様な内容であれば、するべきではないとしている所。コロナウイルスの影響が低下した際に、公的支援が入るコトで、競争原理が大きく歪められてしまいますからね。

さらに2つ目は、ヴァージン・オーストラリアの資本構成にも、難がある様にも思える。

と言うのも、ヴァージン・オーストラリアの株主構成は、以下の通り。

・エティハド航空:21%
・シンガポール航空:20%
・南山集団(青島航空を傘下に持つ):20%
・海航集団(海南航空を傘下に持つ):20%
・ヴァージングループ:10%

基本的に、ほぼ海外資本によって構成されていると言う状態。

これが自国資本で構成されていれば、まだ違った結果があったかも知れないけれど(それにしても、エティハド航空の投資は、基本的にどこも上手く行かないデスね…)。

因みに、主要大手株主4社は、株主割当増資の提案を拒否していたコトも明らかに。

まぁ…

エティハドは経営再建がようやく進み始めたばかり。
海航集団に至っては、経営難でグループ解体の危機ですからね。

逆に、中国南方航空と中国東方航空が、ヴァージン・オーストラリアの買収を検討しており、クイーンズランド州政府が仲介しているとの報道もありましたけれどね、最近。

 

今後、他の航空会社もあり得るか?

ただ今回は、あくまでも日本の民事再生法に相当する任意管理手続きを選ぶと言う方向性だとか。

破産手続きと言う訳ではないので、会社自体は、コロナウイルスの収拾後は、元々、国内線では39都市に就航しているのに対して、国際線は16都市への就航に留まっている状態なので、国内線を軸に再生を目指して行こうと言う考えなのだとは思います。

まぁ…
まだ正式な発表は何もないんですけれどね。

ただ予約済み航空券の取り扱いや、マイレージなど、気になる所は多そうですが。

そして、これで一気にオーストラリアの航空業界的には、カンタス一強になるのかな…と(いや、元々、一強だけれど)。

それはそれで健全とも言えない気はしますね。

日本~オーストラリア間も、カンタスは同じワンワールドメンバーのJALと組んでますが、ヴァージンはANAと組んで行くコトが発表になっていて、より競争が強まるかな…と言う矢先でしたし。

そして、この先、同じ様に元々、経営状態が悪化していた航空会社が、コロナウイルスによる影響で、破産するなどのケースが出て来るコトになるのでしょうかね…

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