確実にスマホを旅に持って行く様な時代になった。
まだそんな時代じゃなく、iモード(いや、もう死語だな、これ)とかが出始めた頃、旅先では、
「絶対、旅先なんかにケータイなんて持って行かない」
「旅先でも日本と繋がっていられるなんて、ゾッとする」
なーんて豪語していたボクでしたが、もう今や絶対、持って行ってます。
いや、やっぱり便利ですからね、旅先でも。
で、今回は、「旅GEAR」の番外編として、「iPhone」を旅に持って行くなら、どの機種?と言うのを考えてみました。
久しぶりに、コロナ関連でも旅行記でもナイ記事だなぁ…
iPhone SE第2世代発表!スペックは?
そもそもそんなコトを考えてみたくなったのは、Appleから「iPhone SE」の新機種がようやく発表になったから。
出る・出る…と繰り返し噂が出ては流れて行った機種ですが、ようやく…と言う感じです(以下、「iPhone SE(第2世代)」)。
価格の高いiPhoneにあって、比較的、価格が抑えられているのが、最大の特徴である「iPhone SE」。
世界的にはAndroidが優勢ですが、日本はなぜかAppleが健闘している訳ですが、まずは今回、リリースが発表になった「iPhone SE(第2世代)」のスペックからサクッと見てみます。
まず大きさ。
とは言っても、数字を並べても、あまり良く分からないかも知れないので、ひとまず既存機種と比較してみます。
機種 | 画面 | 高さ | 幅 | 厚さ | 重さ |
iPhone SE 第2世代 | 4.7インチ | 138.4mm | 67.3mm | 7.3mm | 148g |
iPhone 11 | 6.1インチ | 150.9mm | 75.5mm | 8.3mm | 194g |
iPhone 11 Pro | 5.8インチ | 144.0mm | 71.4mm | 8.1mm | 188g |
iPhone 11 Pro Max | 6.5インチ | 158.0mm | 77.8mm | 8.1mm | 226g |
iPhone XS | 5.8インチ | 143.6mm | 70.9mm | 7.7mm | 174g |
iPhone 8 | 4.7インチ | 138.4mm | 67.3mm | 7.3mm | 148g |
iPhone SE 第1世代 | 4.0インチ | 123.8mm | 58.6mm | 7.6mm | 113g |
第1世代であるiPhone SEと比べると、画面はやや大きくなってますね。
初代SEはiPhone 5/iPhone 5sと同じ本体に、iPhone6sと言ったプロセッサを詰めた1台でしたが、「iPhone SE(第2世代)」は、iPhone 8と完全に同じ大きさと言うのが、特徴ですね。
今回、発表になった「iPhone SE(第2世代)」は、完全にiPhone 8を母体としている機種と言う感じ。
ディスプレイもRetina HDで液晶画面も解析度も1,334×750の326ppiと同じ。
カメラ機能も、1,200万画素のシングルカメラ。最大5倍のデジタルズームと光学式手振れ補正と言った所も同じ。
ビデオ機能も、4K/1,080pHDで光学式手振れ補正に3倍デジタルズームと同じ。
大きく異なるのは、システムチップの部分。
iPhone 11と同じA13 Bionicと搭載しているので、iPhone SE第1世代と比べると、2.4倍の高速になり、iPhone XRよりも高い処理能力に。
またメイン・インカメラ共にポートレートモードに対応した形に。
iPhone SE第1世代にはなかったモノが…
旧来のiPhone SEユーザーとして嬉しいのは、まずはFeliCa対応になった所。
これは正直、旅先ではなく、日常使いのスマホの幅が広がるコトになります(特に決済面ではかなり幅が広がります)。
あとデュアルSIM対応になった所でしょうか。
また旅先だとつい動画を撮ったりする機会も増えるので、ストレージ容量で246GBと言うモデルの販売も、何気に嬉しいですね。
さらにポートレートモードが使えるようになったので、背景をぼかして被写体を際立たせるのが容易になったのも、ちょっと使ってみたい感じです。
あとQuicTakeが採用されたので、写真のつもりでカメラを構えた後、シャッターを長押しすればビデオ撮影に切り替えると言うのも、旅先でならばちょっと便利そう。
スペック面で第1世代と比べてみた
既存のiPhone SE第1世代との詳細をもうちょっと比較してみると、やっぱり進歩しています(当たり前ですが)。
内容 | iPhone SE 第1世代 | iPhone SE 第2世代 |
ディスプレイ | 4.7インチHCD Retina HD | 4インチLCD Retina |
液晶画面 | 1,334×750 | 1,136×640 |
解像度 | 326ppi | 326ppi |
システムチップ | A13 | A9 |
ストレージ容量 | 64/128/256GB | 32/126GB |
メインカメラ | 1,200万画素 シングルカメラ 最大5倍デジタルズーム 光学式手振れ補正 自動HDR ポートレートモード | 1,200万画素 シングルカメラ 最大5倍デジタルズーム |
インカメラ | 700万画素 1,080pHDビデオ ポートレートモード | 120万画素 720pHDビデオ |
ビデオ撮影 | 4K 1,080pHD 光学式手振れ補正 最大3倍デジタルズーム | 4K 1,080pHD 最大3倍デジタルズーム |
Apple Pay | 店頭・アプリ・Web対応 | アプリ・Web対応 |
防水・防塵 | IP67 | × |
SIMカード | デュアルSIM (nano-SIM/eSIM) | nano-SIM |
ヘッドホンジャック | なし | あり |
ワイヤレス充電 | Qi規格 | なし |
高速充電 | 30分で最大50%充電 | なし |
オーディオ再生 | 最大40時間 | 最大50時間 |
ビデオ再生 | 最大13時間 | 最大13時間 |
ヘッドホンジャックがなくなってしまったり、画面がやっぱり大きくなったのは、もう仕方がないのかな…と言う気はします。
寧ろ、Touch IDによる指紋認証が残ったと言うのが、驚くべきなのでしょうね(個人的には、コチラの方が嬉しい)。
残念な所としては、防水・防塵機能。
初代は皆無でしたが、「iPhone SE(第2世代)」に搭載されているのは、IP67等級。
水深1メートルで最大30分間の耐水性能がある訳ですが、IP68等級対応にならなかったのは、やっぱり残念かな。
ただ多少の雨ならば、凌げるようになったのは、プラスですけれども。
価格的にもお手頃
さて気になる価格(いずれも税別)。
- 64GB…44,800円
- 128GB…49,800円
- 256GB…60,800円
これは…
やっぱり“iPhone”としては、買いなんだと思う。
そもそも機種の価格が高い“iPhone”なので、コストパフォーマンスを求めるのであれば、全くおススメしないスマホだとは思う。
だけれども、この内容・“iPhone”・この価格なら、全然、アリ。
内容と価格とのバランスが悪くない。
そう思える機種の様に思えます。
iPhoneの最新機種は、どうしてもバランスが良くない様に感じるのですが。
…で、今回の記事で書きたかったのは、“旅に持って行くiPhone”と言う話なのですが、かなり長くなって来たので、本題に入る前ですが、次の記事に続くコトにします。
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