15日の関空の国際線発着がゼロに!
「新型コロナウイルス」の感染拡大が続く中で、航空路線の運休・減便が相次いでいますが…
ついに2020年4月15日、成田・羽田の首都圏の空港に続く日本の玄関口である関空ですら、国際線の旅客便の発着がゼロになりました。
そもそもビジネス需要が弱い関空。
訪日外国人観光客の増加を受けて、ようやく国際線網も充実し始めて来ており、去年からこの春に掛けては、特に課題であった長距離路線も増えて行くと言う矢先でしたが、入国制限が強化された3月上旬から、徐々に運休・減便が相次ぐように。
4月に入ってからもその傾向は変わらず、この1週間で運航された国際線の旅客便は、合計で32便に留まると言う状態に。
前年の同期は1,354便の運航があったコトを考えると、約98%減と言う大幅な運休状態。
また、乗客がいない為に、旅客業務は欠航扱いとし、貨物のみを運んでいる便もあったとのコト。
因みに、関空の国際線の発着がゼロになったのは、台風21号が直撃して空港に大きな被害が出た2018年9月以来のコト。
ソウル・上海便は曜日限定で運航継続中!
2019年の利用客の総数は、約3,191万人。
初めて3,000万人の大台を突破していた関空。
もちろん、まだ国内線の運航は続ているので、空港自体が閉鎖されたりする訳ではありませんし、曜日によって空白が生じた形で、4月16日も以下の路線では運航が継続されています。
- チェジュ航空7C1363 ソウル(仁川)便
- 上海吉祥航空 HO1336 上海(浦東)便
両便の運航が継続されているので、国際線が全くゼロになっている訳ではナイものの、曜日によってはゼロになる。
そんな形が今後も続いて行きそうな感じです。
なお、チェジュ航空は、出発は第2ターミナルを利用していますが、到着は感染症対策に伴って第1ターミナルビルに変更になっているので、ちょっとだけ注意が必要と言えるのかも。
逆に、基本的に第1ターミナルから出発するのは、上海吉祥航空のみ、運航が継続されていると言うコトにもなります。
ってか、もう第2ターミナル、閉めてもいい様な気がするんですけれどもね、この状況ならば。
国内線の運航も減っている訳ですし。
このままGWへ突入か…
逆に、こんな状況でもソウル(仁川)と上海線が飛んでいるのか…
そう考えるコトも出来そうです。
しかもソウル(仁川)便は、LCCのチェジュ航空の運航。
韓国のLCCは今回の「新型コロナウイルス」に加え、そもそも航空会社数の多さによる供給過多と、日韓関係の悪化によって経営難状態ですが、関空線は踏ん張っている形。
まぁ、中韓ともに、観光需要ではなく、ビジネス需要を目的とした運航継続なのでしょうけれど。
本来ならば、ゴールデンウィークを前にして、これから盛り上がるタイミングの旅行業界。
こんな状況下でゴールデンウィークを迎えるなんて、恐らく、誰も予期していない話であったかとは思いますが、当面はこの状態が続きそうな気配。
それでも不要不急の外出は自粛すべきタイミングですから、仕方がない話ではありますが。
Stay Home.
Keep Disatance.
今年は家でゆっくりしましょ。
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