JAL、羽田発着枠拡大に対する運航計画発表!

JAL、羽田発着国際線の全貌発表!

2020年3月29日から始まる夏季スケジュールから、羽田の国際線発着枠の配分を受けて、JALの就航都市が発表になりました。
これでJALの羽田発着の国際線は、現状の1日22便から34便に拡大するコトになります。

具体的には、こんな感じになっています。

JAL、羽田発着新路線・増便

アメリカ線
・羽田~シカゴ(成田から移管)*1
・羽田~ダラス(成田から移管)
・羽田~ロサンゼルス
・羽田~ホノルル(成田から2往復分移管)
・羽田~ニューヨーク(成田から移管)

ヨーロッパ線
・羽田~ヘルシンキ(成田から移管)
・羽田~モスクワ(成田から移管・シェレメチェボ発着に変更)

オセアニア・アジア線
・羽田~シドニー(成田から移管)
・羽田~デリー(成田から移管)
・羽田~上海(増便・浦東発着)
・羽田~大連

*1:羽田移管後、成田~シカゴ線を2021年2月15日開設

これを見る限り、純増なのは、ロサンゼルス線と中国の上海・大連線の合計3路線と言う感じで、他は、成田からの路線移管と言う感じでしょうかね。

運航スケジュールも発表!

同時に運航スケジュールも発表になりました。

JL010 羽田11:45→シカゴ09:30
JL011 シカゴ12:25→羽田15:35(翌日着)

JL056 成田18:00→シカゴ14:50 2021年2月15日~
JL055 シカゴ10:40→成田15:00(翌日着) 2021年2月15日~

JL012 羽田10:55→ダラス08:25
JL011 ダラス10:50→羽田14:20(翌日着)

JL004羽田18:30→ニューヨーク18:25
JL003 ニューヨーク01:30→羽田04:45(翌日着)

JL016 羽田17:00→ロサンゼルス10:50
JL015 ロサンゼルス13:45→羽田17:20(翌日着)

JL074 羽田21:00→ホノルル09:20
JL072 羽田21:55→ホノルル10:15
JL073 ホノルル12:05→羽田15:50(翌日着)
JL071 ホノルル15:45→羽田19:30(翌日着)

JL047 羽田10:50→ヘルシンキ15:00
JL048 ヘルシンキ17:25→羽田08:55(翌日着)

JL049 羽田10:45→モスクワ14:55
JL040 モスクワ16:35→羽田07:55(翌日着)

JL051 羽田19:20→シドニー07:10(翌日着)
JL052 シドニー09:15→羽田17:05

JL039 羽田10:55→デリー17:00
JL030 デリー19:30→羽田06:55(翌日着)

羽田~上海(浦東)・大連線については、スケジュール未発表。



目新しさは、そこまでナイ?

アメリカ線が一番のメインになる訳ですが、シカゴ・ダラス・ニューヨーク線を成田から移管し、ロサンゼルス線は成田線は継続して運航とのコトなので、純増と言うコトになります(但し、シカゴ線は1年後に成田線を再開予定)。

この他に、提携先のアメリカン航空が、羽田~ダラス・ロサンゼルス線を開設する計画。

ヨーロッパ線は、フィンエアも羽田~ヘルシンキ線を開設予定なのですが、フィンエアの羽田線は羽田発が01:35と深夜帯なので、時間帯をJALと分け合った感じですね。

モスクワ線は、モスクワ側のターミナルを、ドモジェドヴォからシェレメチェボに戻し、アエロフロートとの提携が見込まれるとのコト。

まぁ…
総じて、そこまで目新しさはないのかな…と言うのが、正直な所ですけれどもね。

成田に残るアメリカ路線は、これで、ロサンゼルス・ボストン・シアトル・サンディエゴ・バンクーバーの5路線と言うコトになり、ハワイ路線はホノルル線が羽田・成田両方とも1日2往復体制になり、他に成田~コナ線が残る形になります。

中国線は、上海(浦東)と大連線が開設される訳ですが、上海線は成田・羽田共に1日3往復体制の合計6往復に(内、羽田発着の1往復は虹橋発着便)、大連線も成田線はそのまま運航が継続とのコトなので、1日2往復体制になります。

羽田を国内~国際線へのハブとして、成田を国際~国際線のハブとして考えると、今回は羽田の増便が主眼なので、そこまで目新しい話は出てこないだろうなぁ…とは思っていましたけれどもね。

中国線が大連って言うのが、ちょっと意外だったぐらいで。

成田発着は、これからも拡大意向

これからはこの羽田発着便でしっかりと利益を出しつつ、成田発着便で新しい都市への就航を続けていくのかなぁ…と言う感じですね。

そう言う意味では、既に就航が発表されている成田~ウラジオストク・ベンガル―ル線が、どれぐらいの搭乗率と利益率を維持出来るのか。

そしてバンコクとソウルに就航するLCC子会社のZIPAIR Tokyoが、どれだけ機能するか…と言うのが、楽しみな所ではありますけれど、試金石になるのかな。

JALとしても、2020年度中にZIPAIRと合わせて成田発着路線を3~5便程度、新たに増やす意向を発表していますしね。

まぁ、個人的には、こじんまりとしていた羽田空港が、今回の増便を受けて、混雑に耐えきれるんだろうか…と言う方が気になってしまいましたけれどもね。
一応、2タミでも国際線対応するみたいですが、どんどん不便な空港になっていく予感しかないんですけれどもね。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください