ANA、搭乗順番を見直しで、後方窓側から!
ANAは、新型コロナウイルスの感染対策として、乗客のマスク着用などを求めると共に、ソーシャル・ディスタンシングの確保などの対策を進めて来ましたが、その一環として、都道府県を跨ぐ移動自粛が解除になった6月19日から、搭乗方法を変更しました。
まず具体的に見てみると、こんな感じ。
グループ1:後方ブロック窓側席
グループ2:後方ブロック中間席
グループ3:後方ブロック通路側席
グループ4:前方ブロック窓側席
グループ5:前方ブロック中間席
グループ6:前方ブロック通路側席
この順番での案内になるとのコトで、対象となるのは、国内・国際線全てのANA運航路線。
スターアライアンスゴールドメンバー専用レーンは空港や機材によって設けられるとのコトだが、専用レーンも各グループごとの搭乗となり、実質的に優先搭乗がなくなると言うコトになります。
ANAの取り組み | ANA Care Promise | ANA
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なお今までのANAの搭乗方法は、国内線だとこんな形。
グループ1:ダイヤモンド会員
グループ2:プラチナ/スーパーフライヤーズカード/スターアライアンスゴールド会員・プレミアムクラス利用者
グループ3:後方or窓側席
グループ4:全ての搭乗者
なので、大きく今までの対応から変わると言う感じですね。
混雑緩和にもなりそうで、歓迎!
個人的には、もう“アリ!”です。
逆に、どうしてこの方法を他の航空会社も採用してくれないんだろう…と思うぐらい。
ただそれはコロナウイルス云々ではなくて、このやり方が、多分、一番、トータルの搭乗時間が短くなりそうだから。
機内に入って、前がつっかえるのって、やっぱり大した時間じゃないんだけれど、好きじゃない時間。
さらにボクの場合、大体、窓側席を取っているのですが、先に通路側の人に座られた時も、やっぱり面倒。
正直、“通路側なら、もうワンテンポ、遅らせて来てよ…”と思うぐらい。
荷物やお土産が多めで、早めに荷物棚を確保したいと言う人は、まだ仕方がないのかも…と思いますが、手荷物がほとんどないのに、通路側で早く座っちゃう人の意味が分からん…と思うぐらい。
ってか、早く機内の人になるために並ぶってのも、あまり意味が分からないですけれどね。
航空ファンやブロガー・YouTuberなら早めに入ってチェックやら撮影をしたいと言うのはあるのかも知れませんが、そうじゃなければ、指定席なんだし、急いでも同じ…と言う気がするのですけれどね。
でも、やっぱり列ができれば、並んじゃうのが人の本性なのでしょうね。
その点、今回のANAの新ルールならば、よりスムーズに機内に入れる気がしますから。
優先搭乗を中止と言う英断
難点なのは、優先搭乗と言うステータス。
やっぱり上客ですから、ここをコロナウイルスの一時的な措置と言えども、切り捨てたと言うのは、英断だと思うけれど、今まであった特典がなくなると言うのは、大きいでしょうね。
ただ基本的にラウンジも使えるだろうし、個人的には、上客ほど、もっとゆっくり来たら良いのに…とは思っていますけれど(因みに、ボクがプライオリティパスを使ってラウンジに入ると、いつも元を取りたいが故に、結構、ギリギリ搭乗だったりしますが、これは単に上客じゃなくて、貧乏性なだけです)。
“優先”搭乗と言う“上客”感は、やっぱり捨てがたい魅力なんでしょうね。
搭乗口は、一番、乗客同士の感染拡大の機会がありそうなタイミングなだけに、他の航空会社でも広がらないかな…と。
因みに、JALは6月から搭乗順番は今までと変更せず、乗客を10~20人ごとに区切って案内する方式に変更しています。
が、搭乗順番を変えていないので、優先搭乗はそのままで、優先搭乗が終了後、後方ブロックから案内と言う形になっています。
ま、どちらが正しいとかでもないのでしょうが、ひとまずルールが徹底されるコトを願うばかりですけれどね。
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