石垣から波照間へ、空路復活なるか?

定期便がゼロと言う波照間空港

現在、定期便の運航がなされていない沖縄の波照間空港。

過去には石垣空港とを結ぶ空の便があったのですが、日本トランスオーシャンから、琉球エアーコミューター(RAC)に運航が移管されたのが1992年。

そのRACが2007年12月に撤退し、同月よりエアードルフィンによる不定期運航が開始されたモノの、僅か1年も持たずに、2008年11月には運休。

それ以降、運航がなされておらず、同時に波照間空港も定期便がナイと言う状態に陥っていました。

まぁ、確かに空路で飛んでしまえば、早いし、比較的安定しているのですが、石垣からの高速船だって、安栄観光が、1日3往復出していて、往復で6,790円と言う値段なので、空路がなくても、極端に不便な訳でもナイ感じ(この他にカーフェリーが運航されています)。

ただ特に高速船は西表島から先は外海になるコトもあって、欠航率が半端ないぐらいに高く、季節や年によっては就航率が50%を下回る期間もありますから、使いにくいのも事実ですし、島民の人からすれば、何かあった時にスグに動けなくなると言うのが現実ではあります。

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6人乗りの機材で波照間、空路復活なるか?

その波照間空港と南ぬ島石垣空港とを結ぶ空路が、久しぶりに動き出す可能性が報じられました。

参入をしようとしているのは、GOLDentertainment1895社(石垣市)。

KODIAK100型機と言う座席定員6人乗りの機材を利用した定期便の就航を計画しているとのコト。

早ければ来年の春にも空路が復活する可能性を帯びている様ですが、こうした計画を踏まえて、この12月17・18日には行政関係者と島民を対象とした特別試乗会を行われました。

波照間空港が存在している竹富町としては、町単独でも空路再開を模索している状況で、島民の意見・需要を聞きながら、支援が必要であれば、町独自で必要な予算措置を行う考えもあると言うスタンスを見せており、空路再開に対してはかなり前向きな状況の様です。

6人乗りの機材と言うコトで、収益的にはかなり厳しそうな感じはしますけれど、波照間は観光客も少なからず訪れる様な島ですし、空路が再開されるとかなり行きやすくなるのは事実なんですよね。

それにしても、収益的に厳しい事業になるのは明らかなので、ある程度の会社組織が背後になければ、そもそも事業としても成立しないでしょうが、この「GOLDentertainment1895」と言う会社組織があまり伝わってこないのが現実。

オフィシャルのWebなんかもヒットしませんし。
尹泳斗氏が総責任者となっているのですが、同姓同名じゃなければ、過去にFC琉球の代表取締役だった方なのですけれど…

因みに、機材となる予定のKODIAK100型機。

アメリカのクエスト・エアクラフトが製造している機材ですが、そもそもこのクエスト・エアクラフト社は日本の常石グループのせとうちホールディングス傘下にあったりしますから、機材面では多少、支援が受けやすい環境にあるのかも知れませんね。



ひとまずは正式な発表などを待ちたい所ですが、運休になってからかなりの時間が流れている路線。

このまま運航が再開されると、より波照間島が近くなる訳で、期待したい所です。

ただやっぱり小型機なので、高くなりがちな運賃は気になる所ですし、島民以外にも利用しやすいスケジュールだと有り難い限りですけれどね。

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