イラン、ウクライナ国際航空機の誤爆を認める!

誤爆で搭乗者全員が死亡!

イランが2020年1月8日の未明、ソレイマニ司令官を殺害したコトの報復として、イラクにあるアメリカ軍基地に弾道ミサイルを発射したが、同じく8日に、テヘラン空港からウクライナのキエフに向かっていたウクライナ国際航空752便(テヘラン6:10発)が墜落。

搭乗していた乗客(イラン人82人・カナダ人63人・ウクライナ人11人・スウェーデン人10人・アフガニスタン人4人・ドイツ人3人・イギリス人3人)の全員が死亡すると言う事件が発生しました。

そしてこの事故が、イランによる人為的なミスで撃墜したコトが発表されました。

 

イランのザリフ外相は、

「アメリカの冒険主義によって引き起こされた危機時における人的ミス」とし、

イランのロウハニ大統領も、

「この悲惨な過ちに深い遺憾」を表明しました。

これに併せて、シンガポール航空・エバー航空・マレーシア航空などはイラン領空の飛行を中止。
アメリカは連邦航空局(FAA)が民間機のイラク・イラン・ペルシャ湾・オマーン湾上空の運航を禁止するコトを決定しています(但し、エバー・マレーシア航空やアメリカン・デルタ航空は現時点でイラン領空を飛行する便はありませんが)。

軍隊による民間機の誤爆。

あってはならない話が起きた。

それが例え、相手国に対しての報復であったとしても、である。

あまりにもミサイルの発射場所と、撃墜された領空が近く、誤射に気が付いたとしても、手遅れだったのだとは思うけれど、どうして間違えたのか。

そしてそれを止める術はなかったのか。

今回のケースは、もう少し詳細が明らかにならないと、話は進まないかも知れないけれど、これは明らかにしていかなければならない所だと思う。

何と言っても、軍隊による民間機の撃墜と言う、あってはならないコトが起きたのだから。

人的ミスとは言うが…

そして“人的ミス”とはされているが、果たしてどこまでそれを信じていいのか。

そう言う話にもなる。

穿った見方をすれば、世界で唯一の超大国であるアメリカに対して、決して勝ち目がある訳ではないイランが、空気を変える為に…と言うのも、考えられなくはない。

ただそうした考えを抱かせてしまうのは、イランとアメリカの政治による話。

アメリカがなぜ、司令官を殺害したのか。
イランの司令官がなぜ、殺害されたのか。

日本では明らかにされない話が多すぎる感じがある。

ただ間違いなく、近年の世界的な紛争は、アメリカが絡んでいると言うのは、間違いがない話だろう。

アメリカの同盟国として、それを日本がどう捉えるのか。
アメリカの同盟国として、日本に出来るコトがあるのか。

追随するだけでしかなかったこれまでの日本の外交政策。

そろそろ本腰を入れて、外交を考えるタイミングではナイか。

国際社会に出来るコトは、何か

直接的な戦争ではない。

ただイラクでも、シリアでも、結果的に戦闘行為が始まったら、一番の被害に遭うのは、一般市民であるのは、間違いがナイ。

これ以上の混乱と犠牲を避ける為に、国際社会は何が出来るのか。

イランに外交的な圧力を掛けるコトにも、限界がある。
と言うか、既に外交的な圧力は掛かっているし、貿易面での制約も行われているから、である。

では逆に、もう一方の当事者であるアメリカに対しての圧力を、どう掛けていくのか。

結局の所、近年、世界が悩んでいる所は、そこなのかな…と言う感じがしなくもない。

だからと言って、その圧力を中国に求めるのも、危険なのだろうし。

そして、今回の事故は、つい2014年に起きた「マレーシア航空17便」の撃墜事件を思い起こしてしまう。

マレーシア航空機が落ちたのが、ウクライナ。
今回、撃墜にあったのも、ウクライナ国際航空。

何の因果なのだか。

最後ではあるが、今回の誤爆で、犠牲になった方々のご冥福を祈りたい。
そして世界的に、同じ様なコトが2度と起きない様に…と、願わずにはいられない。

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