エアアジアX、成田線運航再開へ!
マレーシアのクアラルンプールから中・長距離路線を運航しているLCCのエアアジアXが、成田~クアラルンプール線を、2019年11月20日から運航するコトを発表しました。
仕様機材は、プレミアムフラットベッド12席・スタンダードシート365席を有するエアバスA330型機。
毎日運航ではなく、週4往復での運航で、スケジュールは以下の通り。
D7 553 成田09:30→クアラルンプール15:45(月・水・金・土曜運航)
D7 552 クアラルンプール00:15→成田08:15(月・水・金・土曜運航)
既にエアアジアXによる東京~クアラルンプール線は、羽田線が1日1往復で運航されている訳ですが、今回の成田線は、それに続く便と言うコトになります。
まぁ、“成田線”と書いていますが、2014年11月~2015年8月までの短期間で就航したコトがあるので、実際は“運航再開”と言う方が正しいのかも知れませんが。
羽田線に続く便…と言うコトで、そんなに需要があるのかな…なんて、ちょっと思ったりもしますが、羽田線の運航スケジュールは、以下の通り。
D7 523 羽田23:45→クアラルンプール06:00(翌日着)
D7 522 クアラルンプール14:15→羽田22:30
羽田発が深夜便で、クアラルンプール発が午後便。
一方、今回開設される成田線は、成田発が午前便で、クアラルンプール発が深夜便。
ちゃんと時間が分かれているので、組み合わせて、それぞれの旅程に合ったスタイルでクアラルンプールに向かえる様になると言う感じでしょうか。
成田発クアラルンプール便としては、マレーシア航空が週12往復・JALとANAが1日1往復で就航していますが、今回のエアアジアX運航便は、成田発が一番早い時間帯のクアラルンプール便と言うコトになるのに加え、クアラルンプール発も最も遅い出発と言うコトになるので、現地で一番時間が取れると言うコトにもなります。
増殖するエアアジアグループの日本路線
ところで、アジア最大のLCCグループであるエアアジアグループ。
日本を含め、各国に運航会社を構えている訳ですが、今現在、どれぐらいの日本路線があるのだろう…と思って、調べてみました。
運航会社 | 運航路線 | 運航本数 |
エアアジアX | 羽田~クアラルンプール | 1日1往復 |
関空~クアラルンプール | 週11往復(台北経由が週4往復) | |
新千歳~クアラルンプール | 週4往復 | |
福岡~クアラルンプール | 週4往復 | |
関空~ホノルル | 1日1往復 | |
関空~台北 | 週4往復 | |
タイ・エアアジアX | 成田~ドンムアン(バンコク) | 1日3往復 |
関空~ドンムアン(バンコク) | 1日2往復 | |
中部~ドンムアン(バンコク) | 週4往復 | |
新千歳~ドンムアン(バンコク) | 週5往復 | |
福岡~ドンムアン(バンコク) | 週4往復 | |
フィリピン・エアアジア | 関空~マニラ | 1日1往復 |
エアアジア・ジャパン | 中部~台北 | 1日1往復 |
かなり路線数が増えたなぁ…と言う感じはしますが、何気に羽田線って、エアアジアX運航のクアラルンプール線が1路線しかなかったんですね。
逆に、タイ・エアアジアXは、羽田線未就航と言う感じ。
深夜便ならば、羽田の発着枠も確保出来るかと思うのですが…ね。
ただ成田線でも1日3往復と言う運航体制ですから、不便はしませんけれど。
逆に言えば、クアラルンプール線は、今回、成田線が開設されますが、今までは成田就航がなかったと言うのも、意外と言えば意外でしたけれど。
そろそろチェンマイ線とかも飛ばさないだろうか…
まるでアメーバみたいに増えて行くエアアジアグループの路線。
現状、日本路線がないのは、エアアジア・インドネシア エアアジア・インドネシア エアアジアX・エアアジア インディアの4社。
この内、インドネシアエアアジアXは、2019年1月まで成田線を運航していましたが、運航を休止し、撤退していると言う状態。
エアアジアとエアアジア インディアは、中・長距離路線を運航出来る機材を持っていないので、しばらくはグループとして新規で日本路線が増える感じはあまりナイのかも知れませんね。
ただそうなると、そろそろタイのチェンマイとか、マレーシアのジョホールバル・ペナン・コタキナバルと言った場所からの日本路線の就航があっても良さそうな気はしますけれどもね。
個人的には、チェンマイ線があると、便利なんだけれどもなぁ…なんて思ったりはしますが、エアアジアグループとしてはマレーシアが本拠地なので、やっぱり一番可能性があるのは、コタキナバルなのかなぁ…とも。
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