ANA、ソニー銀行と提携したデビットカード発行!

ANA、ソニー銀行と提携したデビットカード発行!

先日、ANAが新たに世界各国で使える多通貨に対応した「デビットカード」を2種類、発行するコトを発表したニュースを記事にしましたが、前回の記事では、SMBC信託銀行が提携先になる「ANAマイレージクラブGLOBAL PASS」を取り上げました。

ANA、SMBC信託と提携したデビットカード発行!だけれど、メリット薄すぎ?

ANAが、新たに世界各国で使える多通貨に対応した「デビットカード」を2種類、発行するコトを発表しました。 提携先は、SMBC信託銀行とソニー銀行。 いずれもANAのマイレージプログラムである「ANAマイレージクラブ」(以下、AMC)の会員を対象としたサービスになります。 …

今回は、もう1種類の新発行となるソニー銀行が提携先となる「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET」を見てみるコトにします。

因みに、デビットカードは、決済時に利用料金が、預金口座から即座に引き落とされ、後払いのクレジットカードとは異なり、使い過ぎるコトがなく、現金に似た感覚で使えるサービスで、銀行のキャッシュカードとしても利用が可能なカード。

今回、ANAが新たに提携して発行するデビットカードは、銀行に該当する通貨の外貨口座を開設して利用するコトで、海外渡航時においても、現地のATMで現金を外貨のまま引き出すコトが出来、買い物時も外貨で利用料金が引き落とされるので、両替コストが掛からないと言う利点があります。

ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLETは、どんなカード?

ひとまず、ソニー銀行と提携をした「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET」を見てみるコトにします。

サービスの開始は、2019年9月から発行開始予定。

「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET」概要

■年会費…無料
■国際ブランド…Visa
■利用可能な方…ソニー銀行に円普通預金口座を持つ15歳以上の方
■海外ATM手数料…対応10通貨の場合、引き出し金額の1.76%(税込)(10通貨以外の場合は、+ATM利用料税込216円が別途に必要)
■ショッピング…国内外のVisa加盟店
■対応通貨…以下の11通貨
・日本円
・米ドル
・ユーロ
・オーストラリアドル
・ニュージーランドドル
・イギリスポンド
・カナダドル
・スイスフラン
・香港ドル
・南アフリカランド
・スウェーデンクローナ
■マイル加算率…
・新規口座開設+Sony Bank WALLET同時申し込み:500マイル
・国内のVisa加盟店での利用1,000円毎に5マイル
・外貨預金と投資信託の月末残高に応じて、マイルを毎月積算

「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET」の魅力は、やっぱり“ソニー銀行”との提携デビットカードであると言う点でしょうか。

と言うのも、ソニー銀行と言えば、“使いやすい銀行”として知られていて、HDI-Japan主催の“問い合わせ窓口 5つ星認証”や“Webサポートポータル”5つ星認証を4年連続で取得している銀行で、ネット専業ですが、使いやすさには定評がある銀行なのです。

Sony Bank WALEETについては、出来たばかりの時に、こんな記事を書いていましたが、今でもこの内容から変わっていない感じなので、参照して頂ければ。

旅にも使える!?Sony Bank WALLET発表!! | now here,no where

未だにT/Cを持っているワタクシ。 もう今、旅にT/Cを持って行く人がどれだけいるんだろう…なんて思うんだけれども、お金の持ち方(旅での)って、昔から悩ましい所。 現金だけだと心配だし、クレジットカードだけに頼るのも…なんて思う人も多いでしょう。 前に “インターナショナルカードを比べてみる” …


国内ATMもセブン銀行・イオン銀行・E-net・ローソン銀行・ゆうちょ・三菱UFJ銀行・三井住友銀行では、預入れが無料、引き出しも月4回まで無料と言う太っ腹さ。

さらに利用に応じて0.5~2%までのキャッシュバックがあったりもします(今回の提携デビットカードでは、キャッシュバックはなし)。

さらに外貨の取引で気になる為替コストも低めと言う嬉しさのある銀行(為替コストは米ドルの場合、4銭~15銭)。

その銀行との提携デビットカードと言うコト自体が、最大のメリットの様にも思えたりします。



「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET」のデメリット

大きなデメリットと言えば、“国内のVisa加盟店での利用1,000円毎に5マイル”と言う所。

この奇祭の仕方だと、まず加算率は0.5%と言うコトになりますが、まずそれ自体は、デビットカードとしては通常レベルなのかも知れません。

クレジットカードに比べて、どのデビットカードも加算率は良くないですからね。

が、気になるのは、“国内のVisa加盟店”と言う所でしょうか。

つまりは、海外は対象外。

海外でも利用が可能で、外貨と相性の良い「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET」なだけに、そこまで利用機会がなかったとしても、魅力半減と言う感じがしなくもないです。

さらに対象通貨以外でのATM以外では、ATM使用料が216円、必要と言う所も、気になる所ではあります。

前回、紹介したSMBC信託銀行との「ANAマイレージクラブ GLOBAL PASS」と比べても、対象通貨が少ないですしね。

特にアジア系の通貨は、香港ドルだけ。
シンガポールドルやタイバーツが入っていないと言うのも、デメリットかも知れません。

振込手数料月2回無料+保険付き!

他の機能としては、“外貨預金と投資信託の月末残高に応じて、マイルを毎月積算”と言うのがありますが、恐らく、これはそこそこの金額がなければダメなんだろうなぁ…と思います。

隠れて嬉しいのは、ソニー銀行から他の国内金融機関への振込時の手数料が、月2回分、無料と言う所。
他の銀行でも、利用に応じて振込手数料の優遇がある銀行は多いですが、月2回が無条件に付いてくると言うのは、嬉しい所。

さらにショッピング保険と不正利用補償が完備されているのも、嬉しい所です。

「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET」としての保険・補償内容は未発表ですが、Sony Bank WALLETで見てみると、まずショッピング保険は、年間50万円を限度に購入日から60日間の補償(自己負担額5,000円)。

不正利用は、利用限度額の範囲で補償があるのが、Sony Bank WALLETですが、ANAとの提携に関しても、これがベースになるのかな…と。

SMBC信託銀行との「ANAマイレージクラブ GLOBAL PASS」。
ソニー銀行との「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET」。

同じデビットカードですが、違いがあるので、その違いを理解した上で、利用されるのがベターなのかな…と。

 

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