ミャンマーのビザ不要措置、延長の可能性高まる!

1年限定でノービザになっているビルマ(ミャンマー)

以前の記事でも紹介したけれども、2018年10月1日から暫定的に日本人の短期滞在ビザを免除しているビルマ(ミャンマー)。

どちらかと言えば、“閉ざされた国”であったビルマ(ミャンマー)が、期間限定の措置と言えども、訪問時にビザが不要になるだなんて、やっぱり時代の流れと言うモノを感じざるを得ないなぁ…なんて、おじさんは思っちゃう訳です。

【ビザ情報】ミャンマー(ビルマ)が10月からノービザに!

ミャンマー(ビルマ)が2018年10月1日から観光客の入国ビザが免除されると言うコトが、ミャンマー観光業協会から発表されました。 現在のミャンマー(ビルマ)は、e-Visaシステムを導入しており、 ・パスポート(有効期限が6カ月以上あるモノ) ・顔写真の画像 ・クレジットカード(Visa・Master・AMEX・JCB) …

当初の予定では、ビザが免除になるのは、1年間に限った措置と言うコトで、期間が終了した後については、この1年での来訪者数を見ながら決定されると言うコトだったが、さらに1年間、延長される可能性が高くなった模様です。

と言うのも、ビルマのホテル・観光省管轄の民間組織であるミャンマー観光連盟(MTF)が東京で先日開催した「ミャンマー観光セミナー」で、MTFのモン・モン・スエ副会長がその旨を明らかにしているからである。

まぁ、まだ正式な政府からの発表は行われていないので、予断は許さない所ではあるが、同氏いわく、今年の10月からは、ビザ免除の対象国を、欧米の複数の国にも拡大させる方針であるとも。

ビザ免除を拡大して、ロヒンギャ難民で傷ついたイメージを回復させたいと言う狙いと、訪れる観光客を増やして、外貨を稼ぎたいと言う狙いの2つがあるのでしょう。

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日本人観光客は増えたのか?

で、実際にビザ免除措置が取られてから、観光客が増えたのか。

日本からビルマ(ミャンマー)への訪問者数は、2019年に入って以来(2019年1~4月)、前年同期比で24%増の43,708人。

日本同様にビザが免除になった韓国は、2019年に入って以来、45,244人で前年同期比89%の大幅増と言う数値を記録し、日本人者数を追い抜くまでに至った。

さらに到着ビザの発給をスタートさせた中国に至っては、212,419人で、前年同期比で135%の大幅な増加を見せています。

逆に言えば、期間限定の措置とは言っても、折角、ビザが免除になった割には、日本人の入国者数は、あまり伸びなかったのかな…と言うのが正直な所なのだとは思う。

日韓の差は、ビルマ(ミャンマー)に就航している航空会社の便数の差かな?なんて思ったりもした。

と言うのも、ビルマ(ミャンマー)への日本からの直行便は、現状、ANAが成田線を1日1往復で飛ばしているだけで、まだまだ行くに当たって、空路の選択肢が豊富だとは言い難い国だから。

韓国の仁川国際空港は成田や羽田よりも就航都市数が多いので、ビルマ(ミャンマー)にも多く就航しているのだろうから、その辺りが入国者数の増加数の差になったのでは?なんて思ったのですが…

韓国~ビルマ(ミャンマー)も、大韓航空による仁川~ヤンゴン線が1日1往復あるのみ(ミャンマー国際航空とのコードシェア便)で、業界2位のエアラインであるアシアナ航空も、ソウルに次ぐ大都市である釜山発の路線も皆無なので、成田線1路線1社だけと言う日本の状況と、基本的には同じ様なレベル(使用機材による差はあるけれど)。

ヤンゴン以外のマンダレーや首都ネピドーなどには、韓国からも日本からも就航していない訳で、やっぱり日韓共にビルマ(ミャンマー)への空路の条件は一緒。

なのに、これだけ観光客の伸び率が異なるのは、不思議な感じはしますね。

まぁ、累積で考えれば、日本人観光客は韓国人観光客よりも多く訪れてはいるのでしょうが。

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入国地点は限定されているので注意

閉ざされた国から、少しずつオープンになりつつあるビルマ(ミャンマー)。

観光資源も実は豊富な国の1つなだけに、公式発表ではないモノの、こうした状況の中で、ビザ免除措置が延長されるかも知れないと言う状況なのは、嬉しい所ですけれどもね。

因みに、このビザが不要なのは、以下の地点からの入国に限った措置になっているのは、要注意です。

空港:ヤンゴン・マンダレー・ネピドー
港湾:ヤンゴン
陸路:タチレク・ミャワディ・コータウン・パヤトンズ

陸路のポイントは、、どのポイントも、タイとの国境なのですが、タイ側の地点を見ると、以下の通り。

・タチレク→メーソート
・ミャワディ→メーソート
・コータウン→ラノーン
・パヤトンズ→サンクラブリ

但し、ミャワディ~メーソート以外の国境は、元々、エントリー・パーミッションが必要で特別にビザなしで滞在出来る移動に制限のある国境。
なので、そのまま移動をしたいと考えている場合は、ミャワディ~メーソート国境から入国せざるを得ないかと思われます。

“Be enchanted Myanmar”(魅力あふれるミャンマー)

延長措置の正式な発表の際は、またブログで記事にしたいと思いますー。

 

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