ミャンマー(ビルマ)、ノービザへ!
ミャンマー(ビルマ)が2018年10月1日から観光客の入国ビザが免除されると言うコトが、ミャンマー観光業協会から発表されました。
現在のミャンマー(ビルマ)は、e-Visaシステムを導入しており、
・パスポート(有効期限が6カ月以上あるモノ)
・顔写真の画像
・クレジットカード(Visa・Master・AMEX・JCB)
を用意すると、US50$で28日滞在が可能なビザがオンラインで入手出来る様になっている(ビザの有効期限は3ヶ月以内)のだが、これが免除になると言うコトになる。
今回、免除になるのは、日本と韓国の観光客に対してで、同時に中国人観光客もアライバルでビザが入手出来る様になるとのコト。
2018年10月1日から1年間を試行期間として、効果が確認されれば継続される見込みだ言うから、“皆さん、ミャンマー(ビルマ)に行ってください!”と言いたくなります。
2017年のミャンマー(ビルマ)への外国人観光客の入国人数は340万人。
しかも、ちょっと減少傾向にあるんだとか。
この340万人と言う数字が多いかどうか…と考えると、日本と比較すると関空が出来た翌年の1995年が334万人なので、近い数値に。
お隣のタイと比べてしまうと、2017年8月の1ヶ月だけでも313万人の外国人観光客を集めているのを見ると、ミャンマー(ビルマ)の数字もこの10年間ぐらいで見れば伸びているのでしょうが、まだまだ物足りないと言う様に思えたりしますね。
東南アジアで観光ビザが必要な国は、ココ!(2018.06時点)
この結果、東南アジアの日本人観光客のビザ有無を見てみると…
国名 | ビザ有無 | 滞在可能日数 |
タイ | 無し | 30日(空路入国) 15日(陸路入国) |
ミャンマー(ビルマ) | 有り(e-Visa)→無しへ | 28日 |
ラオス | 無し | 15日(入国場所指定有) |
ベトナム | 無し(30日以内の再入国時は必要) | 15日 |
カンボジア | 有り(e-Visa・アライバル) | 30日 |
マレーシア | 無し | 90日 |
シンガポール | 無し | 14~30日(原則、出国航空券必要) |
ブルネイ | 無し | 14日 |
東ティモール | 有り(アライバル) | 30日 |
フィリピン | 無し | 30日 |
インドネシア | 無し | 30日 |
こんな感じでしょうか(ビザ情報は、必ず各自で最新の情報をご確認ください)。
今回のミャンマー(ビルマ)のビザ免除措置で、日本人観光客でビザが必要な東南アジアの国で残っているのは、とりあえず、カンボジアと東ティモールと言う感じになりますね。
ただカンボジアの場合は、空港アライバル・e-Visaで容易に取得が出来ますし、東ティモールも陸路・空路共にアライバルで取得が可能なので、面倒はナイんですけれどもね。
強制両替から考えると、激しい移り変わり
ってか、ミャンマー(ビルマ)も、いよいよビザ免除か。
ボクが行った時なんて、もちろんe-Visaなんてなかったし、まだ入国の際に300US$の強制的に兌換チャット(FEC)に両替が必要と言う制度があったんですよね。
このFEC。
そもそも使える場所が限られているのもあって、当時は恐ろしく物価の安かったミャンマー(ビルマ)で1ヶ月いても300US$を使い切れないと言うシロモノで、空港で担当官に賄賂を渡すコトで、100US$分の強制両替だけで済む様にしていたり。
しかも、かなりの数の外国人バックパッカーが、5~10US$の賄賂を担当官に渡すモノだから、飛行機を最後の方に降りて来ると、賄賂を貰うのに疲れて、“賄賂を受け付けてくれない”と言う噂すらあったぐらい。
後にも先にも、堂々と賄賂を渡したのって、ココぐらいだな、俺。
そう考えると、ホントに変わって来てるんだな、あの国も。
とりあえず、便利になるのは間違いがない嬉しいニュースです。
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