ANAもウラジオストク線、開設へ!
先日の記事で、JALが成田~ウラジオストク線を開設する報道が出ている話題を取り上げましたが、正式にウラジオストク線の開設が発表されたました。
JAL、ロシアのウラジオストク線を開設へ?
正式なアナウンスはまだ出ていませんが、JALが2020年の夏ダイヤから、成田~ウラジオストク線を開設する計画であるコトが、報道されました。 機材は、ボーイング社のB737-800型機を予定しているとのコト。 ウラジオストクと言えば、ロシア側が沿海州など限定でe-Visaの発給を開始したコトから、一気に行きやすくなったエリア(さらにその後、運用が拡大になっています)。 …
そして、何とANAも2020年3月から成田~ウラジオストク線を開設するコトを発表しました。
日系の航空会社の就航がなかったウラジオストクですが、大手2社が揃って就航すると言うコトになり、一気にホットな路線になりそうです。
ANA、ロシア初就航!
ANAとしては、オーストラリアのパース・インドのチェンナイに続く就航と言う形になりますが、パースにチェンナイに、今回のウラジオストク…
ようやく日系の航空会社も首都以外の地域の中心になる様な都市に就航し始めましたね。
この流れがどんどん続いてくれると、色々と周遊がしやすくなるのですが。
因みに、就航日・スケジュール・使用機材などは、現状、未定です。
そして何よりも現時点で、ANAはモスクワ線すらも運航がナイので、ロシアへの就航は、このウラジオストク線で初めてのロシア就航と言うコトになります。
まさかモスクワよりも先にウラジオストクに就航するとは思わなかったですけれども。
しかも、JALは同じワンワールド加盟航空会社のS7航空と、ロシア発国際線の最大手であるアエロフロートとの提携がある中で、相手国内では提携関係が皆無の状態での就航になるのも、大きなハンデになるハズなのですが…
JALはスケジュールも仮発表!極東エリアへの乗継も!
同じく成田~ウラジオストク線に就航するJALの方は、
成田 11:20→ウラジオストク 14:45
ウラジオストク 16:25→成田 17:40
と言うスケジュール予定が発表になりました。
JALの場合、ウラジオストクから同じワンワールド加盟航空会社のS7航空運航のロシア国内路線へのコードシェアが行われており、
・ウラジオストク~ユジノサハリンスク
・ウラジオストク~ペトロパプロフスク‐カムチャツキー
・ウラジオストク~ハバロフスク
・ウラジオストク~ヤクーツク
・ウラジオストク~イルクーツク
・ウラジオストク~クラスノヤルスク
・ウラジオストク~ノヴォシビルスク
の各路線があるのに比べ、ANAはこうした提携関係がロシア国内にはナイので、もう少し時間がフレキシブルに動かせる感じですかね。
ウラジオストクが、一気にホットに!
それにしても…
一気にJALとANAが就航。
こんな事例、今までなかったのでは?と言うぐらいです。
しかも、ロシア側のS7航空とアエロフロートも成田~ウラジオストク線を既に運航中ですから、一気にホットな路線と化すコトになります。
確かにウラジオストク近辺のe-VISA導入もあり、日本人的にもホットなスポットになりつつあるウラジオストクではありますが、さすがに供給過剰の様にも思えてしまうのは、素人考えなのでしょうかね。
そこまでビジネス需要が高い訳でもナイ気はしますし、一般的に著名な観光地がある訳でもナイですし、そもそもウラジオストクはロシア東部・シベリア・沿海州では主要な都市ですが、名前が知られている割に人口が多い訳でもなく、実は100万都市ですらなかったりします(最新の人口統計が見当たらにですが、イルクーツクの方が人口としては大きい可能性が大なので、ロシア東部エリアで最大の都市ですらなかったりします)。
そして、韓国・仁川発着の路線もあるので、選択肢も他にありますしね。
ただ成田線に限って言えば、LCCの運航はなく、4社ともにフルサービス型の航空会社。
運賃競争が過剰に行われると言う可能性は、薄いのかも知れませんけれど。
今まで日系の航空会社は、こうしたエリアの主要都市への就航が、他の国の航空会社に比べると、大きく遅れていた感じがするので、まぁ、ようやく…と言う感じがするので、喜ぶべき話ではあるのですが。
まぁ、ウラジオストクの人口の絶対規模は大きくはないですが、中国や韓国からは、ホテルやゴルフ場と言った投資が既に行われていますし、カジノなどもあったりする訳で潜在的なポテンシャルは高い都市なのは間違いがなく、JALとANAの就航で、少しは日本のチカラと言うのも、波及して行くのかな…なんて思ったりも。
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