欧米まで往復で70,000円に!
「JAL」が、2024年6月1日以降の発券分からの国際線に適用する「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)を発表しました。
現在のサーチャージは、4月1日以降の発券分は、ゾーン「I」。
改定後は、ゾーン「J」となり、1ランクですが上がるコトになりました。
ひとまず改定後の燃油サーチャージ額は、こんな感じ。
エリア | 現行(ゾーンI) | 改定後(ゾーンJ) |
韓国・極東ロシア | 3,500円 | 4,000円 |
東アジア(韓国・モンゴル以外) | 8,500円 | 9,200円 |
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム モンゴル・イルクーツク | 11,000円 | 12,000円 |
タイ・マレーシア・シンガポール ブルネイ・ノヴォシビルスク | 18,000円 | 18,500円 |
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 21,000円 | 22,500円 |
北米・欧州・中東・オセアニア | 33,000円 | 35,000円 |
ヨーロッパ内での乗継便に、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)/フィンエアー(AY)/イベリア航空(IB)が運航するJALコードシェア便利用の場合は、区間ごとにビジネスクラスは40USD・エコノミークラス32USDが必要
「JAL」の場合、燃油サーチャージは、シンガポールケロシンの市況価格2ヶ月間の平均を、同じ期間の為替レートの平均を円換算して出した金額を基に決定すると言う形になっていますが、今回の対象期間で見てみると、2024年2・3月のシンガポールケロシンの市況価格は、1バレルあたり平均102.81US$。
ここに平均の為替レート1US$=149.52円を乗じ、シンガポールケロシン市況の円貨換算額は、15,373円(前回は14,775円)。
改定前はゾーンIでしたが、1ランク上がってゾーンJが適用されるコトに。
今回の改定分は、2024年4月1日~5月31日までの発券分が対象になります。
そりゃ、海外旅行に行く人も増えないわ…
1ランクのアップ。
まぁ、そこまで大差はない感じもしますが、ここのところ、下げ基調だっただけに、ちょっと残念な気持ちも。
東南アジアのタイまでで往復36,000円だったのが、+1,000円の37,000円に。
北米大陸やヨーロッパまでだと往復66,000円だったのが、+4,000円の70,000円に。
さすがにいくら長距離路線と言えども、航空券以外に70,000円が必要になると言うのは、大きいですね。
まだ1人旅ならば耐えられる金額になるかも知れませんが(それでも正直、かなり痛手ですけれどもね)、カップルやご夫婦だと往復で140,000円。
家族連れとかになると、一体、燃油サーチャージだけで幾らにまでなっちゃうんだろう…と言うレベルですからね。
しかも為替レート的にも、日本在住者が海外に行くと、ホント、しんどくなるレベルのレートになっていますし。
そりゃ、海外旅行に行く人も増えないわな…
さらに値上がり基調になるか…
今回の改定の計算の基本になるのは、2・3月の数値。
その後、中東情勢の悪化による原油価格がやや高騰していたり、1ドル=150円の大台を突破するなどしていますから、この先、大きな変化がなければ、さらに燃油サーチャージが高くなる予感がしますね。
今回は1ランクのアップで留まりましたが、この先、さらに上がる気配がある…
それならば、この先の旅行の予約は早めに行なうのがマストと言えそうですね。
幸い、燃油サーチャージは購入した時の価格が反映されますからね。
ただ…
もうちょっと安くならないと、もうどこにも行きたくならないよなぁ…と。
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