連続する3日間での利用が可能
JRグループ6社は、9月16日から、「秋の乗り放題パス」と、北海道を含めて楽しめる「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」を発売するコトを、発表しました(リンク先はJR東日本のプレスリリースですが、JR各社での販売です)。
まぁ、別にここ数年、毎年発売されているモノなので、そこまで大きな変更もありませんけれどね。
まずは、「秋の乗り放題パス」の詳細から。
- 販売期間|2023年9月16日~10月20日
- 利用期間|2023年10月7日~10月22日
- 販売価格|大人7,850円・子供3,920円
- 利用可能路線・列車|
- 日本全国のJR路線の普通/快速列車(普通自由席)
- BRT線(気仙沼・大船渡・日田英彦山線)
- JR西日本宮島フェリー(別途、宮島訪問税が必要)
- 有効期間|連続する3日間
普通・快速列車のグリーン車自由席は、グリーン券を別に購入すれば、乗車が可能。
一方で、普通・快速列車のグリーン車指定席は、グリーン券の他に乗車券も必要になる。
連続する3日間が対象になりますが、有効期間の最終日の乗車が、翌日に跨る場合は、乗車した列車が24時を過ぎて最初に停車する駅まで有効。
但し、東京・大阪の電車特定区間内の場合は、終電まで利用が可能です。
各種、特例措置は、以下の通り。
- 青い森鉄道線青森~八戸・青森~野辺地・八戸~野辺地間…普通・快速列車の普通車自由席に乗車し、JR線へ通過利用する場合に限り、利用可能(青森・野辺地・八戸駅は下車可能)。
以外の利用の場合は、別途、全乗車区間の乗車券が必要。 - あいの風とやま鉄道線高岡~富山間…普通列車の普通自由席に乗車し、JR線へ通過利用する場合に限り、利用可能(高岡・富山駅は下車可能)。
以外の利用の場合は、全区間の乗車券が必要。乗車整理券・ライナー券が必要な列車を利用する場合は、別途、乗車整理券・ライナー券が必要。 - IRいしかわ鉄道線金沢~津幡間…普通列車の普通車自由席に乗車し、JR線へ通過利用する場合に限り、利用可能(金沢・津幡駅は下車可能)。
以外の利用の場合は、全区間の乗車券が必要。 - 奥羽本線新青森~青森間・石勝線新得~新夕張間…該当区間内相互発着に限り、特急・急行列車の普通車自由席に乗車可能(奥羽本線新青森~青森間は、相互発着に限り全車指定席の普通・快速列車の普通車の空席も乗車可能)。
該当区間外に跨って利用する場合は、該当特急・急行列車の乗車全区間の乗車券及び特急・急行県が必要。 - 佐世保線早岐~佐世保間・宮崎空港線宮崎~宮崎空港間…特急列車の普通車自由席に乗車可能。
- JR線と直通運転を行っている路線は、以上の路線以外は利用不可。
一応、北海道新幹線にも乗れるオプション券も!
続いて「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」。
販売期間・利用期間などは「秋の乗り放題パス」と同様です。
- 販売価格|大人2,940円・子供1,240円
- 対象路線|以下の路線で1枚に付き片道1回、利用可能
・北海道新幹線…奥津軽いまべつ~木古内間の普通車空席
・道南いさりび鉄道線…木古内~五稜郭間の普通列車
道南いさりび鉄道線は、木古内と五稜郭のみ下車可能で、その他の区間での利用は、全区間の乗車券が必要なのが、注意点。
係員のいる改札で、「秋の乗り放題パス」と一緒に提示するコトで利用が可能なので、あくまでもオプション券と言うコトになります(自動改札の利用不可)。
その他の注意点としては、あくまでも片道1回分のみ利用が可能と言う点。
つまりは往復では利用不可と言うところで、仮に往復で利用する場合は、もう1枚、オプション券が必要になります。
北陸に行くなら、今⁉
基本的には、例年通りの内容ですね。
“秋の18きっぷ”とも言われる乗り放題パスですが、青春18きっぷと異なるのは、あくまでも連続する3日間での利用と言う点と、複数人で分け合って利用ができないと言う点。
毎年、発売がなされていると言うコトを考えると、それなりに利用がある企画きっぷになっているとは言えますが、やはり連続する3日間と言うのと、長距離を走る普通・快速列車が少なくなっているので、どう利用するかは悩むところなのかなぁ…と言うのが、正直なところ。
ただ来年には北陸新幹線の敦賀延伸を控え、現在の北陸新幹線も敦賀~金沢間は第3セクター鉄道に移管される見込みなので、金沢まで行きやすいのは今年が最後と言えそう。
来年、仮に乗り放題パスが販売されたとしても、金沢までの特例があるとは限らないですしね(越美北線が取り残されるので、ハピラインふくいの敦賀~福井間で特例措置があってもおかしくはないですが、七尾線はどう利用すればいいのかな?さすがにハピライン+IRいしかわ線だと距離も長いし、会社も跨るコトになるし…)。
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