成田~バンコク線を週6往復!
「ANA」傘下で新たに中距離国際線の新ブランドとして就航が計画されている「Air Japan」。
まず最初の路線として、2024年2月9日に成田~バンコク(スワンナプーム)線を週6往復で開設すると発表しました。
ひとまず運航スケジュールは、こんな感じ。
- NQ001 成田17:55→バンコク23:15|火曜以外週6往復
- NQ002 バンコク00:15→成田08:10|水曜以外週6往復
成田側の使用ターミナルは、第1ターミナルの南ウィング。
ANAグループ間での乗り継ぎにも対応するとのコト。
使用機材は全席エコノミークラスの324席を擁するボーイング787-9型機。
運賃体系も以下の通りで、発表になりました。
Simple | Standard | Selected | |
機内持込手荷物 | 7kg | 7kg | 7kg |
事前座席指定 | × | 〇(1,500円まで) | 〇(3,000円まで) |
預入手荷物 | × | 23kg×1 | 23kg×2 |
機内食 | × | × | 〇 |
バンコク線では、Simpleが15,500円~、Standardが19,200円~、Selectedが23,800円~(幼児運賃アリ)。
燃油サーチャージは不要。
変更・払い戻しは不可。
既に、日本発の旅程の航空券については8月2日12:00から発売を開始済み(バンコク発の旅程については、今後、発売開始予定)。
機内Wi-Fiは有料で完備!
「Air Japan」は、フルサービスのANAとLCCのPeachの中間を狙う第3のブランド。
ただ運航自体は、現在もANAブランドで国際線の運航を行っているエアージャパンが担当する形なので、ホントにブランドと言う感じで、CAも両ブランドのフライトに乗務するとのコト。
ANAの、第3ブランドは「AirJapan」に決定!
気になる機材としては、配列は3-3-3列。
全席エコノミークラスと言うのが、先行するJAL系の「ZIPAIR」とは異なるところ。
シートピッチは、フルサービスキャリアのエコノミークラスと同程度の32インチ。
全席に充電用のUSB type-A・Type-Cポートを備え、機内専用Wi-Fiも完備。
機内食も発表になり、日本食を中心に13種類。
1,600円ぐらいの価格帯。
機内からも注文が可能なメニューも用意されるとのコトだが、前方1~9列までのシートを選ぶと、ソフトドリンクなら無料で提供されるのは、ちょっと変わったところと言えそうです。
因みに、当たり前(?)ですが、シートモニターはなく、その代わりに機内Wi-Fiが完備されている訳ですが、「Air Japan」は有料。
この辺りは、無料で利用可能な「ZIPAIR」とは異なる感じですね。
ZIPAIRとどう違う?
先行するJAL系の「ZIPAIR」に対する「Air Japan」と言う感じですが、この冬ダイヤから運賃体系を変更した「ZIPAIR」。
具体的に最安値の運賃体系で対比をしてみると、こんな感じ。
ZIPAIR Standard | AIR Japan Simple | ZIPAIR Value | Air Japan Standard | |
最低運賃 | 16,500円~ | 15,500円~ | 23,000円~ | 19,200円~ |
機内持込手荷物 | 〇7kg | 〇7kg | 〇7kg | 〇7kg |
預入手荷物 | ×5,000円~ | ×3,700円~ | 〇30kg | 〇23kg×1 |
座席指定 | ×有料 | ×有料 | 〇 | 〇1,500円まで |
機内食 | ×有料 | ×有料 | 〇 | 〇3,000円まで |
バンコク線で比べてみると、こんな感じ。
まぁ、最安値での比較なので、一概には言えないですけれども、基本的には後発の「Air Japan」の方がやや優位なのかな?と言う感じはしますね。
この辺りは、フルフラットシートと言う上位席種を設けたコトで、詰込み型にならなかった「ZIPAIR」に対し、シートピッチは確保しつつエコノミーオンリーに絞ったコトで比較的、価格面での訴求も目指せる「Air Japan」との差なのかな…?
日本~タイ線は、フルサービスキャリアもLCCも競合が激しい路線ではあるけれど、現状、全体的に航空券が高止まりしている状況なので、この価格帯でも勝負はできそう。
ただ航空券代金が値下がりしてくると、どうなんだろう…?
総額で見れば、多分、安値なんだろうけれど、ひとまずの運賃だけで見ると…って感じになりそうですかね。
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