印・ゴーファーストが破産申請!その理由は、P&W製エンジン?

印・ゴーファーストが破産申請!

インドのLCC「ゴーファースト」(旧:Go Air)が、2023年5月2日に、会社法審判所(NCLT)に破産申請を提出したコトが明らかになりました。

4月30日時点で、仕入れ先に対する債務が120億2,000万ルピー。
航空機リース会社などに対する事業債権者への債務が266億ルピー。

これらに関しては、債務不履行を起こした。

この他に現時点ではまだ債務不履行になっていないが、金融債権者に対する債務が652億1,000万ルピーとのコト。

破産を申請した理由は、米国のプラット・アンド・ホイットニー(P&W)社製エンジンの不具合が挙げられています。

「ゴーファースト」によると、保有しているA320neo48機のうち、運航ができなくなった機材の割合は2022年12月には50%にまで膨らみ、半数の機材が運航できない状況になり、P&W側が予備のリースエンジンの提供を命じた仲裁裁定に従わなかったため、運航の全面再開ができず、破産申請に至ったとのコト。

この運航可能な機材の減少で、収入減と追加経費で1,080億ルピーの負担が生じたとも主張しています。

ひとまず、「ゴーファースト」は2023年5月3~5日の全ての運航便の欠航を発表。

搭乗予定で航空券を購入していた場合は、払い戻しが行われます。

混戦のインド航空業界の中で、1日200便以上の運航を行っていた「ゴーファースト」。

2022年前半のシェアで見ると、

  1. IndiGo
  2. ゴーファースト
  3. スパイスジェット
  4. エアインディア
  5. ビスタラ
  6. エアアジア・インディア

と言う感じで、第2位のポジションになっていました。
ただ1位のIndiGoとは大差がついていて、3位のスパイスジェットとの差もかなりの僅差(と言うか、誤差のレベル)。
4位のエアインディアと5位のビスタラとは、少し差があるものの、比較的簡単にひっくり返りそうな差なのに加え、エアインディア・ビスタラ・6位のエアアジア・インディアがタタグループ内に入り、経営統合する形になるコトが決定済み。

エア・インディアとビスタラ、タタ・グループ主導で統合へ!

タタ・グループ内での経営統合が完了すると、「ゴーファースト」とは、おおよそ倍ぐらいの差にはなるので、実質的にスパイスジェットと3位グループと言う感じの状態でしょうか。

国際線は、クウェート・ダンマーム・アブダビ・ドバイ・マスカットの中東に加え、バンコクとプーケットの合計7都市に就航しており、これからも国際線へ打って出る感があっただけに、意外な感じ。

 

「ゴーファースト」の機材はA320neoが大多数を占めており、その他の機材はA320-200が5機のみと言う構成。

やはり何かがあった際、機材を1つに絞っていると、身動きが取れなくなると言うデメリットがありますね。

ただそれで整備費を削減でき、LCCとして低価格の運賃を実現していた訳ですから、メリットを取るかデメリットを考えるか…と言うところにはなるかと思いますが。

でも、確かにA320neoは導入初期の機材は、チラホラと不良がありましたが、もはや、その時期でもない様な気はしますね。

ワディアグループに属するのですが、今後、グループからの支援を含め、どう言う形で収束に向かうのかは不明。
まさかこのまま運航停止…なんてコトにはならないのを願うばかりですが。

ゴーファーストだけの問題なのか?

なぜ今頃になって不具合?と言うのも気になるところ。
そもそもA320neoでP&W社製を利用している航空会社は、別に「ゴーファースト」だけじゃないですからね。

もちろん、初期の頃には不具合が、多く出ていたのは事実。

ただもう今のタイミングでは、そう言う感じでもナイ。

「ゴーファースト」のみの問題なのか。
それとも他の航空会社でも起きている事例なのか。

ちょっとその辺りは不明な部分ですが、ここまで不具合が頻発していて、それに対して予備の製品を渡していないと言うのも、他では聞かない話だなぁ…と。

ただ機材の半数が動けていない状況と言うのは、尋常ではないですし、コロナ禍後で、需要を集めて行こうと言うタイミングなだけに、経営的には大きな痛手になるのは、間違いなさそうですね。

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