銀座線も丸の内線も減便!
東京メトロは、2022年8月27日にダイヤ改正を実施するコトを発表しました。
コロナ禍以後、低迷が続いている需要に対応する改正になっており、基本的には減便と言う形になっています。
対象路線|
・銀座線
・丸の内線
・東西線
・千代田線
具体的に一番減便幅が大きかったのは、銀座線。
銀座線は車両編成が6両までしか入れないので、高頻度で運転をしていた路線ですが、メスが入ると言うコトになります。
銀座線
- 平日昼間(10:00~16:00)・土休日
1時間当たり18本→12本運転(▲6本削減) - 平日朝ラッシュ時(07:00~10:00)
渋谷方面行…79本→67本運転(▲12本削減)
浅草方面行…76本→65本運転(▲11本削減) - 平日夕ラッシュ時(17:00~19:00)
渋谷方面行…53本→49本運転(▲4本削減)
浅草方面行…53本→49本運転(▲4本削減)
丸の内線
- 平日昼間(10:00~15:00)・土休日(10:00~20:00)
池袋~中野坂上…1時間当たり13本→12本運転(▲1本削減)
中野坂上~荻窪…1時間当たり11本→10本運転(▲1本削減) - 平日朝ラッシュ
池袋→新宿方面(07:00~09:00)…56本→52本運転(▲1本削減)
新宿→中野坂上(08:00~10:00)…52本→53本運転(+1本増加)
中野坂上→荻窪(08:00~10:00)…32本→29本運転(▲3本削減)
新宿→池袋方面(07:00~08:00)…24本→23本運転(▲1本削減)
新宿→池袋方面(09:00~10:00)…23本→22本運転(▲1本削減)
中野坂上→新宿(08:00~10:00)…44本→46本運転(+2本増加)
荻窪→中野坂上(08:00~10:00)…33本→31本運転(▲2本削減) - 平日夕ラッシュ時
池袋→中野坂上(17:00~21:00)…92本→88本運転(▲4本削減)
中野坂上→荻窪(18:00~19:00)…19本→18本運転(▲1本削減)
中野坂上→池袋(19:00~20:00)…25本→24本運転(▲1本削減)
荻窪→中野坂上(19:00~20:00)…18本→17本運転(▲1本削減) - 土休日朝ラッシュ時
中野坂上→池袋(07:00~10:00)…41本→35本運転(▲6本削減)
荻窪→中野坂上(08:00~10:00)…24本→20本運転(▲6本削減)
池袋→中野坂上(08:00~10:00)…30本→24本運転(▲6本削減)
中野坂上→荻窪(08:00~10:00)…24本→20本運転(▲6本削減)
東西線
- 平日朝ラッシュ時
浦安→中野(07:00~08:00)…27本→26本運転(▲1本削減)
西船橋→中野(09:00~10:00)…19本→18本運転(▲1本削減)
中野~西船橋(08:00~09:00)…22本→21本運転(▲1本削減)
中野~東陽町(10:00~11:00)…16本→15本運転(▲1本削減)
千代田線
- 平日朝ラッシュ時
北綾瀬→綾瀬(07:00~08:00)…9本→8本運転(▲1本削減)
綾瀬→代々木上原(07:00~08:00)…25本→23本運転(▲2本削減)
代々木上原→綾瀬(07:00~09:00)…42本→40本運転(▲2本削減)
丸の内線の新宿~中野坂上間以外は、全部、減便ダイヤ改正と言うコトになっていますね(上記では割愛していますが、丸の内線の中野坂上~方南町間の支線についても減便でダイヤ改正実施予定になっています)。
方南町支線は全列車が6両編成に!
減便ダイヤ改正ではありますが、輸送力が増えるのが、丸の内線の方南町支線(中野坂上~方南町間)。
元々、3両編成で運転していたのを、2019年に全駅が6両編成対応になり、日中1時間当たり7本中2本が本線直通の6両編成での運転に。
それが今回のダイヤ改正で、全列車6両編成に。
ただ方南町支線も減便ダイヤ改正。
減便率は一番大きい感じになっていますけれども、全体としてみれば、輸送力は伸びるのかな?と言う感じに。
また方南町支線に接続する中野坂上駅。
今回のダイヤ改正で、今まで新宿止まりだった列車を中野坂上まで延長して運転させるコトになったので、この新宿~中野坂上間は、唯一、増便と言う形になっています(それでも朝ラッシュ時だけの話ではありますが)。
コスト削減効果は、どれだけあるのか?
東京メトロの銀座線・丸の内線は、古参の路線で、他社線への乗り入れもない路線ですが、古いが故に長編成の車両が入れず、ラッシュ時であっても6両編成で運転がされてきた路線。
なので短編成を運転本数を増やすコトでカバーして来た訳ですが、それが今回のダイヤ改正で揃って減便に。
ただ実質的にどれだけコスト削減効果があるのかは、素人からすると正直、疑問な所がある。
もちろん、乗務員のコストは下がる。
ただだからと言って全体的な乗務員の数を減らせるか?と言えば、そう言う訳でもなく、人件費に対する削減は限定的。
車両面については、銀座・丸の内線は新車両への置き換えが完了しているし、他路線への転換も不可能なので、編成が減らせるようになるのも、随分と先の話になる。
ランニングコストの減少と言うのはある。
ただ定期周期点検と言うのは、期間に対しても決められている話ではあるので、走行距離に対しての保守と言う部分ぐらいでしょうか。
となると、どこまでコストが削減できるのだろう?と言う感じも。
もちろん、朝ラッシュ時に車両に余裕ができると言うのは、長期的に見れば大きいのでしょうが。
ただそれでも減便に踏み切らなければならなくなるほど、需要が減りつつあると言うコトなのでしょうね。
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