SCAT航空、成田~ヌルスルタン線を定期便化!

成田~ヌルスルタン線、定期便化!

カザフスタンのシムケントをベースにしているSCAT航空が、成田~ヌルスルタン線を、2019年10月30日から定期便として運航するコトを発表しました。

元々、2019年7月からチャーター便として週1往復で運航している路線。

9月3日からは増便されて、週2往復で運航されていたのですが、あくまでもチャーター便扱いだった訳ですが、これが10月30日から、通常の定期便に格上げされると言うコトです。

使用機材はビジネスクラス12席とエコノミークラス278席の2クラス合計290席を備えたボーイング767-300型機。

運航スケジュールは、以下の通り。

SCAT航空:成田~ヌルスルタン線運航スケジュール

DV818 成田20:30→ヌルスルタン01:30(翌日着):水・土曜運航
DV817 ヌルスルタン22:05→成田08:30(翌日着):火・金曜運航

現地到着が深夜なので、使い勝手は、正直、微妙な感じがありますね。
また現地発が夜なので、帰路は1日を無駄なく使えますが、成田着が8時半なので、そのまま出勤と言う流れも厳しそうで、少なくとも半休を取らざるを得ないと言うのも、ネックですかね(しかも現地発の1便は金曜出発と言うのも、帰って来ると土日になるので、働いている日本人的にはネックですね)。

ってか、成田到着から出発まで半日あると言う謎のスケジュールですね。
せめて日本発が土曜じゃなく金曜だったらなぁ…とか思っちゃいますけれど。

ヌルスルタンって、どこ?

そもそもヌルスルタン。

聞きなれない様な地名かも知れませんが、カザフスタンの首都・アスタナです。

ええ、アスタナです。
が、今年の3月に、初代大統領であるナザルバエフ氏の名前を冠した名前に変更になっています。

“アスタナ”は、カザフ語で“首都”を表す単語。

実はこの首都、日本人の建築家である黒川紀章氏が都市計画を行った街としても知られていたりします。

新市街って、個人的にどこも似たり寄ったりで面白くない…と感じるコトが多いのですが、ヌルスルタン(アスタナ)は、独特の形状をした建築も多く、歩いていても面白い街なんですよね。

アスタナ必見の建築美 | now here,no where

アスタナに来る旅人は、あまり多くない。 そもそも中央アジアエリアに来る旅人(日本人か否かを問わず)自体が、そう多くはないのに加え、日本人のメインルートは、中国のウルムチからアルマティに出るルートがメイン。 アスタナって、ちょっとルートから外れてしまうのに加え、歴史的な建物であったり、見どころもない。 あるのは、近代的な建物ばかり。 …

ただ“ヌルスルタン”と言う名前に、未だに慣れない自分がいますけれどもね。

つい“ヌルヌルタン”と呼んでしまう…
ヌルヌルしてそうで…(失礼ですけれど)。



SCAT航空で他にどこに行ける?

さて、そんなヌルスルタン(アスタナ)からの定期便。

SCAT航空です。

カザフスタンの航空会社としては、一番大きい航空会社ではなく、第2位の航空会社。
チャーター便を飛ばし始めた時も思いましたが、カザフスタンの航空会社で一番大きなエア・アスタナじゃないのね…と。

エア・アスタナだと、カザフスタン発で色々飛ばしていたりするので、経由してどこかに飛びやすいのですが、日本に就航したのは、SCAT航空。

まぁ、正直、なかなか面白い場所に飛ばしていたりはします。

ヨーロッパ方面はロシアとトルコのイスタンブールに飛んでいるんですが、ヌルスルタン(アスタナ)発着ではなく、シムケントかアクタウ。

カザフスタンの前首都であるアルマトイですらない…

もう“何でや?”と言いたくもなりますが。

まぁ、カザフスタンの他には、タジキスタン・モンゴル・アルメニア・アゼルバイジャン・ジョージア・中国にロシア・トルコと飛ばしてはいますけれど、日本人的に乗り継いでどこかに…と言うのは、ちょっと厳しそうな感じはありますね。

とは言っても、カザフスタン国内線も運航しているので、ヌルスルタン(アスタナ)だけじゃなく、利用は出来そうではありますけれどもね。

エア・アスタナだけでなく、ANAも就航については前向きだった日本~カザフスタン。

ひとまずそれをかっさらって行ったSCAT航空。
そう言う感じ、キライじゃないですけれどもね(笑)。

一応、エア・アスタナは東京就航を諦めている訳じゃなくて、新型機を受領したばかりですが、上海・シンガポール・東京を候補地に挙げていたりも。

もし就航すると、SCAT航空と合わせて、日本から距離の割に不便な中央アジアが近くなるのですが(他に日本に就航しているのは、ウズベキスタン航空だけで、基本的には仁川乗継の大韓航空 orアシアナ航空利用が一般的)。

それにしてもSCAT航空、もう1往復増えると、グンッと利用しやすくなるのですが、ひとまず不安定なチャーター便から、定期便化されたと言うコトは、そこそこの需要があったと言うコトなのかな。

中央アジアは依然と違って、VISAが不必要になった国が増えて、旅もしやすくなりましたし、まだまだ観光地化されていない場所も多いので、おススメのエリアだったりしますよ~。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください