ジェットスター・ジャパン、10周年でJALマイルとの提携拡大!

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ジェットスター・ジャパン、JALとの提携深化へ!

JALと傘下LCCである「ジェットスター・ジャパン」。

傘下にはあるけれども、ANAとピーチが100%子会社化して以来、協業関係を深めているのに比べると、あまり目に見えた提携と言う感じが薄かったように思う。

まぁ、未だにJALが全額出資している訳でもないから、そうなるのも仕方がないと言えば、そうなんだけれども。

もちろん、色々な思惑はあるのでしょう。

でも、もう少し、消費者にメリットのある提携関係にならないのかな…と思ったりもしたのですが、この度、「ジェットスター・ジャパン」が就航10周年と言うコトもあって、2022年5月以降、マイル面での提携拡大を発表しました。

ようやく…と思う気持ちも少しありますけれどね。

で、ひとまず内容を見てみると、こんな感じ。
基本的に現時点では、4つの柱での提携拡大です。

  1. Club Jetstar年会費をJALマイルで支払い可能に
    期間|2022年5月9日~
    内容|通常年会3,980円を2,500マイルで支払いが可能に
    キャンペーン|2022年8月8日まで、2,000マイルで入会・更新が可能に
  2. JALマイルをフライトバウチャーへ交換可能に
    期間|2022年5月9日~
    内容|JALマイルを航空券や各種料金に支払いが可能なクーポンに交換可能に
    交換単位|
    ・1,000マイル単位…1マイル1.0円分のフライトバウチャー
    ・10,000マイル単位…1マイル1.5円分のフライトバウチャー
  3. ジェットスター利用時のマイル積算率アップ
    期間|2022年6月1日~
    内容|Starter Plus・Starter Max運賃でのマイル積算率が30%に
  4. ジェットスター・ジャパン特典航空券のマイル減額
    期間|2022年6月1日~
    内容|6月1日申し込み分からジェットスター・ジャパン特典航空券のマイル数が500マイル減額に
    区間A(成田~関空)…5,000マイル→4,500マイル
    区間B(成田~那覇・新千歳・福岡・宮古/関空~新千歳・那覇/中部~福岡)…6,000マイル→5,500マイル

相変わらず…

渋い感じはありますが、それでもちょっとはマシになったかな…と言う感じ。

少なくても、現状の提携は、ほぼ使えない感じで、ホントに雀の涙って感じの部分がありましたからね。

ポイントは特典航空券マイル減額!

まずClub Jetstar年会費のマイル払い。

これはスルーですかね。
JALのマイルをここで使う意味があまり分からないので。

まぁ、有効期限が近くなって来ていて、当面、使い道がないならばあり得るのかも知れないけれども、それでもJAL Global WALLETとかに流した方が、まだ使い道はありますからね。
年会費を払うコトで1年間は会員でいられるけれど、そこまでマイルで払う必要性があると言う人がどれだけいるのだろう…と。

そして、フライトバウチャーは、10,000マイル単位ならば、1.5円分になるので、セール運賃で取れそうな時はあり得るのかも。
ただお得感はそこまで高くないような気はしますけれどね。
10,000マイルぐらいあれば、JALで国内線の方が、便利は便利ですし、10,000マイル以上でセールで席が取れそう…と言う時のみって感じ。

今回の提携強化で嬉しいのは、マイル積算率の向上。
嬉しい…と言うか、今までの25%加算と言うのが、もう悲惨すぎただけ…と言う話でもありますが。

積算率が向上した…と言っても、5%増の30%ですからね。
たださすがにその上となると、50%の積算率になる。
それは、JALとしてはあり得ないと言うコトなのでしょうね。
逆にジェットスター・ジャパンで50%加算しちゃうと、JALのエコノミー割引運賃での積算率も上げないと、整合性が取れなくなりますしね。

逆にココの部分は搭乗距離に対しての加算じゃなく、アメリカの一部航空会社のように、支払金額に対してのマイル付与でも良い気はしますが…

で、ラストの特典航空券のマイル減額。

これが一番大きいかな…と。
往復すると1,000マイルの減額ですからね。
区間Aだと往復10,000マイルが9,000マイルへ。
10%ダウンと言うのは、大きい感じ。

それでも…
成田~関空で利用したいか?と言われると、疑問符だけれど。

JALとLCCの距離感が今一つ…

そもそもJALは、現在、「ジェットスター・ジャパン」・「ZIPAIR」・「スプリング・ジャパン」の3つのLCCを傘下に抱えている状態。

だけれども、それぞれの独自性を維持すると言う狙いがあるのか、ちょっと協業感は薄い感じがします。

JALの就航していない路線にLCCが就航していく…と言えば、「スプリング・ジャパン」以外は、そう言う訳でもないし(そのスプリング・ジャパンも春秋航空日本の流れでそうなっただけ…ですし)。

どうLCCの独自性を維持しながら、協業して行くのか。
別にJALだけでなく、他のレガシーキャリアでも同様の話だとは思うけれど、一番上手く行っているのは、どこなんでしょうね、世界的に。

個人的には、もっとJALが就航していない路線にLCCが需要を開拓しに行って欲しい…と思うのですけれどね。
今回の提携深化は、そこまで大きな変化じゃないけれども、まずは次のステップとしてはイイ感じなのかな…と。

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