年内日本到着便航空券の新規予約停止を、国交省が要請へ!

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この12月に入って、またしてもコロナ関連の記事を書くとは思っていなかったな、さすがに。
結局、この2021年もコロナ・コロナ…
感染症との戦いは長期戦を覚悟するべきなんだと、改めて思うけれど…

国交省、航空各社に年内日本到着便航空券予約停止を要請!

国土交通省が、新型コロナウイルスのオミクロン株の世界的な感染拡大を受けて、航空会社各社に対して、日本に到着する国際線の新規予約を2021年12月末まで停止するように要請をしました。

先日の記事で外国人に対しては、どの国からも入国ができなくなっている訳ですが、より踏み込んだ形。

既にこの要請を受けて、JAL/ANAなどは12月1日から新規の予約を停止すると言う措置を取ったコトが発表になっています。

但し、JALで言えば、日本に入国せずに乗り継ぎをする旅客は、引き続き日本到着国際線の予約が可能な状態で、日本から出国する旅客に対しては、引き続き、新規の予約が可能な状態になっています。

逆に、JAL系のZIPAIRの場合、日本経由で第3国へ出国する場合も、日本に一度入国が必要なので、これらを含めて新規の予約が全て停止状態になっています。

ただ現時点では、外国籍の航空会社は対応がどうなの?と言う感じも。

あくまでも“要請”であり、法的な効力を持った話でもないですしね(実際、まだ外国籍の航空会社だと年内の日本帰国便が買えたりする(買えなくなっている航空会社もあるでしょうが)。

それにしても、水際対策の一環として、さすがに日本人の入国を日本政府が止めると言うコトはしにくいので、こうした対応になったのかな…と言う感じ。

でも、それってどうよ?とも。

水際対策も改めて強化へ!

また新たに8の国や地域に対しての水際対策の強化も発表になっています。

既に外国籍の方の入国は、国籍を問わず禁止にはなっていますが、具体的に現在の状況を見てみると、こんな感じ。

■検疫所宿泊施設で10日間待機(+入国後14日目まで自宅など待機)|10ヶ国
アンゴラ/エスワティニ/ザンビア/ジンバブエ/ナミビア/ボツワナ/マラウイ/南アフリカ共和国/モザンビーク/レソト
*以上、全て国が外国人が再入国原則拒否対象国+オミクロン株に対する指定国

■検疫所宿泊施設で6日間待機(+入国後14日目まで自宅など待機)|12ヶ国
韓国/オーストラリア/スウェーデン/ドイツ/ポルトガル(12月3日~)
イスラエル/イタリア/イギリス/オランダ/
*以上の国がオミクロン株に対する指定国

トリニダード・トバゴ/ベネズエラ/ペルー

■検疫所宿泊施設で3日間待機(+入国後14日目まで自宅など待機)|29ヶ国・地域
カナダ(アルバータ・ケベック・ブリティッシュコロンビア州)/スイス/仏領レユニオン(12月3日~)
オーストリア/スペイン/チェコ/デンマーク/ナイジェリア/ブラジル/フランス/ベルギー/香港
*以上の国がオミクロン株に対する指定国・地域

アルゼンチン/ウクライナ/ウズベキスタン/エクアドル/ケニア/コスタリカ/コロンビア/ドミニカ共和国/トルコ/ネパール/ハイチ/パキスタン/フィリピン/モロッコ/モンゴル/ロシア(沿海地方・モスクワ市)

また、かなり増えてしまいましたね。
ただカナダなんかは州別での規制になっているのですが、これって完全に自己申告ってコトになるのかな?
いや、それはEU圏内も一緒か…

在外邦人は見捨てたと言うコトなのか?

今回の措置は、あくまでも緊急避難的な措置。

それは分かっている。

だけれども、こうして急に邦人すら帰国に困るようなコトになるのは、どうなの?と言う声が挙がって来てもおかしくはないと思う。

特に現地駐在の方なんかは、年末年始は日本で過ごしたい…と思っていた方も多いでしょうし。

国内にいるご家族が急病になられても、帰るコトさえ困難な形になってしまう訳で。

パスポートの表紙をめくった見開きには、

“日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助をあたえられるよう、関係の所管に要請する”

と書かれているのは、何なのだろう…とすら思う。

いや、最初から日本政府に邦人救護なんて無理だし、やる気ないのは知ってはいますけれどね。

でも…

今回の措置は、政府じゃなければできない決定なのも、事実。

政治の結果で100%、みんなが幸せになる結果なんてモノは恐らくあり得ない訳で、迅速に対応を起こしたと言うコトは評価すべきなのでしょうが…

ただモロッコも同様にオミクロン株の国内感染を防止する為に、11月30日~12月13日まで国際線の旅客便の受け入れを中止しています(その前に10月21日からドイツ・オランダ・イギリスからの旅客便受け入れ中止・11月29日からフランスとの旅客便運航を中止していたが、さらに踏み込んだ形)。
これを受けて、フランス当局は帰国できない人のために、特別航空便を用意するコトを表明していたりもします。

日本もこうした特別便対応を今後、行なうかどうか…と言う感じはしますね。

そして、今回のオミクロン株で日本への上陸確認の第1号になったのは、ナミビアの外交官でしたが、このケースでも改めて浮き彫りになったのは、結局、同じ飛行機に搭乗している人も濃厚接触者として認定されたと言うコト。

別に、外交官の方が悪いと言いたいのではなく(寧ろ、大事にならずに早く回復されて両国間の関係が向上する仕事に復帰して貰いたい限り)、結局、トランジットと言うのは日常茶飯事のコトな訳で、近くに座った方がどこから来ているかなんて、本人ぐらいしか分からない話。
それを考えると、もう今のような国や地域を絞っての水際対策なんて、ほぼ意味を成さないと言うコト。

そう考えると、確かに全世界からの流入をシャットアウトすると言うのが、ベストとは言えないけれどベターなのかな?とも思ってしまいますけれどね(但し、それでも船舶を中心とした貨物運搬の関係者に関しては入国を許可しないと国が成り立たないですけれどもね)。

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