なんか久しぶりにデルタとかアメリカンとかの単語を書いた気がするなぁ…
デルタ・アメリカン航空が黒字転換!
アメリカの航空業界BIG3と言えば、デルタ航空・アメリカン航空・ユナイテッド航空ですが、その内、デルタ航空とアメリカン航空が、2021年4~6月期決算でコロナ禍後、初めて黒字へと転換しました。
元々、収益体制としては、デルタ>ユナイテッド>アメリカン航空と言われてきましたが、デルタ航空は、今回の決算で、6億5,200万ドルの黒字を確保。
日本円にすると約720億円に及び、アメリカ国内のレジャー需要は、2019年を上回ったとバスティアンCEOが語るほど(因みに、前年同期は、57億1,700万ドル)。
アメリカン航空も、20億6,700万ドルの赤字から、1,900万円ドルの黒字に転換。
この四半期の旅客数は、4,400万人まで回復し、前年同期の5倍以上になり、収入的にも74億8,000万ドルにまで回復。
7月以降も引き続き、夏の需要は強い状態だとし、ビジネスで利用する顧客も、空路を利用し始めているとしている。
ただ連邦政府による支援を加算した状態での黒字転換ではありますが。
ユナイテッドも黒字化が視野に!
BIG.3の一角であるユナイテッド航空も、売上的には、14億7,000万ドルから54億7,000万ドルと拡大したが、まだ黒字転換とまではいかなかった。
ただ純損失は12億6,000万ドルで、前年同期の26億ドルからは大きく改善。
一時項目を除く損失も4億3,400万ドルで、次の四半期には黒字を計上する可能性が高くなってきた。
LCC最大手のサウスウエスト航空も、営業収入が40億ドルにまで戻ってきた。
これは、前年同期から考えると、約300%の増。
ただ2019年度と比べるとまだ32%と低い状態。
連邦政府による支援加算後の純利益は、3億4,800万ドル。
ひとまずアメリカの航空業界は、かなり需要が戻ってきているのが、分かる。
やはり国内線需要が強い国は、戻りも早いな…と改めて。
ただ気になるのは、サウスウエストよりデルタ・アメリカンなどの収益回復の方が早かったと言うコトなのだろうか?
フルサービス型のキャリアよりも、LCCの方が早く需要回復するのではないか…と言われていたのだけれども。
そして、日本。
日本も国内線需要は、別に弱くはない。
羽田集中と言う形にはなっているけれども、逆に言えば、ハブとして機能する訳で、収益的にも底を支えてくれるハズなのだが、未だに、需要が回復してこない。
オリンピック最中だが、感染拡大も再び…と言う感じだし、ワクチンの接種率がこの先、どんどん上がって行くのだろうが…
果たしていつになったら収益が回復するのだろう…と。
日本は、いつ回復?
ただアメリカが回復したコトは、やはり先が見えてくる話。
それに向かって打てる手を、今は進めて行くしかない。
ただそこまで体力が持つかどうか。
大手2社については、まだ問題がないのだろう。
問題はそれ以外の航空会社であったり、関連会社。
時間との勝負と言う感じなのだろう。
黒字転換とまではいかなくても、せめて早めに収支が均衡するまでになれば良いのですが…
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