JR四国、豪雨被害から全線復旧でフリーきっぷも発売!

前年度比で特急利用は6~8割に!

今年の夏は、ホントに災害が多い夏だった。
水害・地震に始まり、台風、地震…

ホントに災害ばかりの夏だった様にも思えますが、平成30年7月豪雨で影響を受けたJR四国。

最後まで不通区間として、予讃線の卯之町~宇和島間で復旧活動が鋭意行われていましたが、、2018年9月13日に復旧し(予定)、これでJR四国としては全線復旧を果たすコトになります。

今回の豪雨被害を受け、全域での観光客の入込が大きく減少している四国。

例えば、最後まで影響が出た予讃線を走る特急「しおかぜ」。
普段は、岡山~今治・松山を結んでいる特急ですが…

夏季期間中の利用実績は、11万200人(前年度比57%)。
お盆期間中だけで見ても、7万8,100人(前年度比84%)。

不通区間が長引いた松山~宇和島間を走っている特急「宇和海」も…

夏季期間中の利用実績は、5万2,200人(前年度比60%)。
お盆期間中でも2万4,200人(前年度比64%)。

どちらも一番の稼ぎ時の夏季期間中で大きく前年度に比べて、利用者が減ると言う厳しい数字に。

そこで全線復旧に併せて、JR四国と四国運輸局・四国ツーリズム創造機構・各地方自治体・観光関連事業者による「四国観光復興キャンペーン」が実施されるコトが発表になり、その中に2つのフリーきっぷが、期間限定で発売されるコトが発表になっています。



四国全線開通謝恩フリーきっぷ

まず1つ目が「四国全線開通謝恩フリーきっぷ」。

発売期間は2018年9月13日~12月2日までの金・土曜日で、有効期間は3日間。
利用日前日までの購入が必要で、当日購入は出来ませんが、ネットの「JR四国ツアー」でも購入が可能になっています。

具体駅に見てみると、こんな切符になっています。

・発売期間:2018年9月12日~11月29日(出発日の1ヶ月前~前日まで発売)
・利用期間:2018年9月13日~12月2日(予定)の金・土曜日に出発する旅程
・有効期間:3日間(利用開始日を含む)
・有効区間:
JR四国全線(宇多津~児島間を含む)の特急・普通列車の普通車自由席
土佐くろしお鉄道(窪川~若井間のみ)の普通列車普通車自由席
JR四国バス(大栃・久万高原線路線バスのみ)
・価格:10,000円(小児3,000円・但し、大人と同一行程のみ発売)
・発売場所:
WEBサイト「JR四国ツアー」
JR四国の主な駅
ワープ支店
駅ワーププラザ
四国内の主な旅行会社

JR四国では通年販売で全線を乗車出来る「四国フリーきっぷ」がありますが、こちらは大人で16,140円なので、かなり安くなると言うコトになります(但し、25歳以下が利用出来る「若者限定四国フリーきっぷ」の9,800円よりは高い)。

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卯之町~宇和島間開通謝恩きっぷ

続いてもう1つの割引切符は「卯之町~宇和島間開通謝恩きっぷ」。

こちらはどちらかと言うと、地元の人を対象とした切符と言う感じが強い様にも思えますが(発売期間も短いですし)、結構、割引高い切符だったりします。

・発売期間:2018年9月12日~9月23日(予定)
・利用期間:2018年9月13日~9月17日・22~24日
・有効期間:1日間
・有効区間:
予讃線松山~宇和島間(伊予長浜経由を含む)の特急・普通列車の普通車自由席が乗降自由
・価格:2,000円(小児半額)
・発売場所:
伊予北条・松山・内子・伊予大洲・八幡浜・卯之町・宇和島各駅
上述駅に隣接する駅ワーププラザ
ワープ松山支店
周辺の主な旅行会社

松山~宇和島間の特急を自由席でも利用しようとすると、2,990円は掛かりますから、かなりお得な設定になっていますが、残念なコトに、ネット経由での販売はナシです。

旅して支援が、何よりの復興支援!

この平成30年7月豪雨は、JR西日本管内での被害情報が目立ちますが、JR西日本管内はまだまだ全線復旧には程遠い形。

山陽本線の復旧は、スケジュールが見えて来ましたが、それ以外の中国山地を走る様な路線の復旧は、まだ大まかなスケジュールさえ出て来ていない状況。

そうした中で、経営体力の乏しい四国の全線復旧。
1日3,300円強で四国内の特急などが3日間、乗り放題と考えると、結構、使い道がありそうな気がします。

何と言っても、四国は、どの県も観光資源が豊富な場所。
これから秋口になって、旅しやすいシーズンにもなりますし、四国全線開通謝恩フリーきっぷの発売期間は比較的長めなので、これを機に、秋に四国を旅すると言うのは、アリですね。

何よりの復興支援は、「旅して支援」。

少しでも、利用が増えて、被害に遭った土地やその周辺地域が元気になれば良いのですが…

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