スクート、日本~シンガポール線、運航再開へ!

関空線は、高雄線として再開?

シンガポールを拠点にしているLCCの「スクート」。

貨物収入が希薄なLCCは、特にこのコロナ禍にあって、経営難に直面している最中で、「スクート」も旅客型のエアバスA320型機から座席を取り外して、貨物機仕様にし、従来の貨物室だけよりもより多くの貨物を運べるようにするなどを行なうほか、ボーイング787-9型機で貨物チャーター便を運航するなどを行ってきましたが、いよいよ日本路線の運航再開が、決定しました。

具体的な日程は、以下の通り。

・成田~台北(桃園)~シンガポール線:2020年9月9日~
TR883 成田発10:00→シンガポール着18:20
TR882 シンガポール発07:00→成田着16:55
成田発:木曜日・シンガポール発水曜日の週1往復

・関空~高雄~シンガポール線:2020年9月19日~
TR885 関空発12:00→高雄着14:25
TR884 高雄発11:35→関空着15:35
関空発:日曜日・シンガポール・高雄発土曜日の週1往復

一応、気になったので、値段を見てみると、成田→シンガポールで9月10日出発だと、29,202円。

シンガポール→成田の9月9日出発で29,642円(共に、航空券のみの「FLY」運賃で、受託手荷物が1個無料になる「FLYBAG」は、+3,683円。

成田線については、機内食が付く「フライバッグイート」「スクートPlus」は表示ナシなところを見ると、機内食などの販売はナシでの運航再開なのかな?

ただ関空線は、「フライバッグイート」は表示ナシなのですが、「スクートPlus」は表示されるので、なんだか詳細が不明ですが。

そして、関空線については、関空~高雄~シンガポールで運航ですが、関空~シンガポール間の発券は不可で、あくまでも高雄までしか行けないと言う状態になっています。

トランジットの場合は、注意!

少しずつ動き始めている感がある「スクート」ですが、2020年9月時点で運航予定だと公表しているのは、以下の都市。

オーストラリア:パース
インドネシア:スラバヤ・ジョグジャカルタ/パレンバン/プカンバル(9月~再開)
マレーシア:クアラルンプール・クチン・ペナン・イポー
フィリピン:クラーク
台湾:台北(桃園)

ここに成田と関空が入るコトになる訳です(+台湾・高雄)。

シンガポールのチャンギ国際空港は、既に、限定的ながらトランジットでの利用も可能になっている訳ですが、「スクート」運航都市で、このトランジット可能が対象“外”な都市も。

該当するのは、ジョグジャカルタ・パレンバン・プカンバル・クラークですが、成田と関空も、現時点では、シンガポール航空は対象ですが、「スクート」は対象外。

仮に「スクート」を利用して、その先の都市に移動される方は、必ず公式の最新情報をチェックする必要があるかと。

シンガポール入国は、困難

LCCとしては、中・長距離路線では、初の日本線再開。

短距離を含めても、(恐らく)チェジュ航空・セブパシフィック航空ぐらいなのかな、今の時点では。

まだまだ日本への再入国時の検疫もありますし、現実的には利用しにくい側面はありますが、それでも、少しずつ航空路線が再開されると言うのは、前向きな話題ではあります。

でも…

日本での2次感染もまだまだ収まっていないと言う状態。

さらにシンガポールも現在、日本国籍者に対しては、シンガポールの長期滞在ビザ(労働ビザ及び帯同ビザ(EP/S PASS/DP))を持っていないと、入国ができない状態。

長期滞在ビザを持っていたとしても、再入国は事前に当局の承認も必要ですし、過去14日以内に日本での滞在・トランジット歴がある場合は、入国後、14日間、指定施設での隔離措置がある状態(シンガポール市民ならびに永住者を除いて費用は自己負担)。

隔離期間終了前の指定された日に、原則で自己負担でのPCR検査があり、無症状であったとしても結果が要請だった場合は、その日からさらに3週間、療養施設での隔離が行われると言うのが現状。

国土の小さなシンガポールとしては、水際対策が国土防疫の生命線な訳ですから、厳しい措置は、仕方がないのですが、この状態で、誰が利用するんだろう…的な感じも。

こうしたコトが気にせずに、旅が出来る日まで、あと少し。
そう願うしかナイですけれどもね。

その日が来るまで、せめて健康でいるように生き続けなくては…

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