アラスカ航空がマイボトル持参を推奨!
アメリカの大手航空会社でもあるアラスカ航空。
日本路線が未就航なので、大きな航空会社ではあるのですが、なかなか一般的ではない航空会社の1つかも知れませんが、JALとの提携もあるし、マイルも提携関係が豊富で使いやすい航空会社。
そんなアラスカ航空が、2019年9月12日から新しい取り組みを開始しました。
それが使い捨てプラスチック製品を削減する取り組み。
“#FillBeforeYouFly”として、搭乗前に、搭乗者自身でマイボトルへのドリンク補充を進めると言う取り組みです。
This might look like a water bottle, but it’s actually a tree. Cool trick, huh? @AlaskaAir #fillbeforeyoufly #fillerup pic.twitter.com/nQbE5oulhB
— Katie Franco (@Katie_in_CA) September 18, 2019
アラスカ航空で言えば、10%の搭乗者がマイボトルを利用するだけで、年間70万個のペットボトル、400万個のプラスチック製コップを削減するコトが出来るんだとか。
アラスカ航空では2020年までに機内ごみの埋め立てを70%削減すると言う目標を立てていて、その目標への取り組みの1つと言うコトになります。
そしてマイボトルを持ち込み、その様子を写真に撮って、“@AlaskaAir”と“#FillBeforeYouFly”をタグ付けしてSNSにアップすると、搭乗者1人ごとに1本の木が植林されるとのコト。
プラスチック製品の削減は、世界的な潮流!
昨今、プラスチック製品の削減と言うのは、環境問題の中でも世界的な潮流になっているモノの1つ。
例えば、世界的なコーヒーチェーンである「スターバックス」は、2020年までに全世界の店舗でプラスチック製のストローを廃止し、紙製のストローへと切り替えるコトを発表していますし、マクドナルドでも2018年9月からイギリスなどで同様にプラスチック製のストローの廃止を行っています。
さらに使い捨てプラスチック製品の禁止や課金をする制度を設けている国も、世界で60ヶ国以上に上っていて、G7などでも具体的な削減量を盛り込んだ「海洋プラスチック憲章」が議論されています。
が、日本は国内の業界団体との調整が付かないとして署名するコトがなかったぐらい、世界の潮流からは遅れている感じも。
特に日本は他の国よりも自動販売機が流通している国。
つまりはそれだけペットボトルが出やすいお国柄な訳で、もっと色々と対策を考えるべきタイミングの様にも思えますね。
まぁ、大変便利な製品であるコトは、間違いがないですけれども。
ただ日本にいると、“日本って環境問題ではまだ進んでいる”と思いがちですが、実は世界の潮流からは大きく後れを取っているのが事実。
それはしっかりと認識しておくべきなのかも。
確かにリサイクルとかはまだ進んでいる方なのでしょう。
下を見ればキリがないですしね。
資源の少ない国ではあるので、そろそろ環境問題をもっと身近な話にするべきタイミングではあると思うんですけれどもね。
そう言う意味では、今回、内閣改造で自民党随一のホープである小泉氏が環境大臣になったので、そんな政策が出て来ると良いんですけれど。
ドリンクバーにならないかな…
さて、今回のアラスカ航空の取り組み。
個人的には凄くイイなぁ…と思うんですが、マイボトルへの補充を呼び掛けるのは、搭乗前の部分だけなんですよね。
ドリンクバーみたく、機内でもマイボトルへ飲み物が補充出来れば良いのに…なんて思ったりも。
さすがにドリンクバーは無理でも、機内で飲み物を頼む際、マイボトルへの補充をお願いしたり出来れば、より便利になるし、ゴミも少なくなるハズですよね。
航空会社グッズでタンブラーを販売している会社なら、機内でのコーヒーをタンブラーへ抽出する場合は、チョコやクッキーが付いてくるとか…ね。
もっと航空会社独自の環境に対する行動があっても良いと思う。
そしてそれが利用者に見える形であれば、よりイイと思うし、さらに還元される仕組みになっていれば、もっと嬉しい話になるんですけれどもね。
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