スカイマーク初の国際線就航へ!まずはサイパンへ!

スカイマーク初の国際線就航へ!

スカイマークが2019年9月19日、初の定期国際線となる成田~サイパン線を新規で開設するコトを発表しました。

スカイマークは幾度となく、サイパンへの国際チャーター便を運航して来ており、旅客の動向を見極めた上での就航となりましたが、現状、運航スケジュールは未発表で、2019年内の就航を目指しているとのコト。

またこの成田~サイパン線への就航と同時に成田~名古屋(セントレア)線の開設も発表になり、中部地方からサイパンへのアクセスも提供するとのコト。

現状、発表になっているのは、

・成田~サイパン線:1日1往復運航
・成田~名古屋:週2往復運航

この2点のみです。

サイパン線は現在、日本路線が運航されていないので、スカイマークが就航すれば、日本~サイパン線としては唯一の直行便運航と言うコトになります。

日本から直行便がないサイパン

サイパン。

スカイマークが就航を狙っていたと言うのは、度々、チャーター便が運航されていたコトからも明らかでしたが、日本からは約3時間半で到着するコトが出来ると言うのが、一番のメリットでしょうね。

時差も所要時間も気にせずに、海外に気軽に行けるので。

それはスカイマーク側としても同様で、手軽に国際線を就航出来ると言うコトは、国際線運航の実績が出来ると言うコトになりますから。

しかもサイパンへは現状、日本路線が皆無と言う状態。
ある程度、知名度はある割に、アクセスが無くなってしまっていたリゾートと言うコトで、リゾート路線でよく見られる様な航空券の値崩れもしにくそうな路線ですしね。

ただそうは言っても、比較的、低価格を売りにするスカイマーク。
サイパン線が大体、幾らぐらいの運賃を出して来るのかは、気になる所ですが。



スカイマークが国際線へ進出する理由は?

ただスカイマークとしては、現状、本拠地は羽田や神戸空港だったりします。
そこから国際線を飛ばせないと言うのは、やや負担になる様な所かと。

それでも国際線へと進出するのは、経営再建後、安定した黒字経営が見えてはきたが、その先の展望が開けていないと言うのが大きいのでしょう。

羽田一極集中型の路線展開になりつつあり、羽田以外にも活路を見出したい所なのでしょうが、地方路線で高い搭乗率を確保するのは、至難の業。

また国内線は人口が減っている中で、国際線への進出は至上命題になっていた状態で、目を付けたのが、サイパンと言うコトなのかな…と。

逆に言えば、今回、サイパンへと就航したと言うコトは、日本から比較的手軽に就航出来る国際線である韓国や台湾と言った競合他社がひしめいている路線への展開は、あまり考えていないと言うコトなのかな…と。

個人的には、羽田発の深夜枠を利用した就航と言うのもアリなんじゃないのかな…と思ったのですが、それだと今後、国際線へと進出するにあたって、足かせになる可能性が高いと判断なのでしょうね。

羽田発夜便でサイパン。
距離的にも近いので、何気に運航されていれば、利用者はいる様に思うのですけれどもね。

スカイマークの2019年8月の実績は、提供座席数が832,785席。

それに対して搭乗者数は747,497席。
搭乗率は90.2%にも達しています。

国内線では最も混雑する1ヶ月での話ですが、全路線の搭乗率が平均して90.2%。

これは立派過ぎる程に立派な数字。

ってか、もうほとんど乗れないのでは…と言うぐらい。

逆にこの土台があれば、競合がいる国際線を開設して行って消耗戦になったとしても、経営的にはビクともしない感じだとは思うのですがね。

さすがにスカイマークとして国際線の定期便に初就航と言うコトで、ある程度、数字が読める路線に打って出たと言う所でしょうか。
この辺は、超が付くほどの競合路線がひしめく台湾線に突っ込んだスターフライヤーとは異なる戦略と言う感じですね。

スカイマークがサイパンの次に就航するのは…?

これで日本を拠点にしている航空会社としては、JAL・ANA・ピーチ(バニラエア)・ジェットスタージャパン・春秋航空日本・エアアジアジャパン・スターフライヤーに続く国際線を運航している航空会社と言うコトになります。

スカイマークとしては、まずは初の国際線となるサイパン線を軌道に乗せるコトが至上命題なのでしょうが、ついその次と言うのも気になって来る所。

パラオへの就航なども噂には挙がって来ていましたけれど、当面は、競合が進出していない比較的、近場のリゾート路線を検討していると言うのが、スカイマークとして検討されている国際線と言うコトなのかな…

経営が混乱したコトがある歴史から見て、あくまでもあまり他社の動向に左右されない所から無理をせず…と言う感じになるのかも知れませんね。

JALやANAはあくまでもビジネス需要を拾う戦略が強く、日本から直行便が運航されていない場所もまだまだ多くある様に思えるので、それは楽しみな所ではありますが。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください