大韓航空は、コロナ禍でも黒字転換!

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世界で唯一?コロナ禍で黒字転換!

世界の航空業界が、新型コロナウイルスの影響に苦しむ中で、韓国航空業界最大手の大韓航空の四半期決算が発表になりました。

このブログでも、航空各社の動向は最近、進んで書いていますが、どの航空会社もかなり厳しい決算内容で発表されています。

大韓航空も、元々、国内線の比率があまり高くないと言う中で、主力である国際線が元々111路線ある中で、29路線の運航に留まり、結果的に売上高が1兆6,909億ウォン(前年同期比44%減)。

だが、連結の営業利益は1,485億ウォンを確保し(前年同期は1,014億ウォンの営業赤字)、黒字に転換することに成功しました。

さらに営業利益ばかりだけでなく、純利益も1,624億ウォンを計上し、最終的に見ても黒字転換しています。

恐らくですが、世界の主要な航空会社の中で、この時期に黒字を計上した唯一の航空会社になった感じがしますね。

しかも、2四半期連続の黒字ではなく、このタイミングで黒字転換と言うのは、驚きでしかない…

*1円=11ウォンで計算

黒字転換最大の要因は、貨物の絶好調?

黒字転換の理由としては、

・原油価格低迷による燃料費の削減
・人件費の圧縮
・貨物事業の好調

と言った部分が考えられるとのコト。

人件費に関しては、全機内食乗務員がローテンション方式で有給休暇に入ると言う措置を行ない、約7割の一時帰休を実施。

韓国の場合、こうした有給を利用した場合、政府により90%を6ヶ月間支援すると言う形が取られ、大幅に人件費の圧縮に成功。

さらに政府系の韓国産業銀行などからの支援のほか、基幹産業支援金などを活用する予定でいる。

前年比で90%の減少になった旅客事業は、他の国の航空会社と同様の流れですが、大韓航空の場合は、貨物事業が1兆2,259億ウォンの売り上げを計上。

これは前年比で見るとほぼ倍増に近く、全売り上げの72%を貨物が稼いだ計算になる。

旅客便が減少したコトなどから、貨物事業は単価が上がったのは、JALの決算を見ても明らかだが、それにしても前年比で貨物の売り上げが倍増になっていると言うのは、営業努力の賜物と言えるのかも。

リスクヘッジが功を奏した?

ただ…
やっぱり、びっくりです。

大韓航空としては、機内食事業と機内免税店事業の売却を進めている最中。

特に機内食事業は、コロナウイルスが落ち着けば必ず黒字が出るような事業の1つで、それを売却すると言うコトだし、国内線も済州線以外は、パッとしない訳で、幾ら貨物事業が好調と言えども、さすがに黒字になるとは思っていなかった…

大韓航空は、普段から貨物事業にもある程度の注力をして来たと言うのも大きいのかとは思いますが、やっぱりある程度、企業規模が大きくなってきたら、旅客一辺倒ではなく、リスクヘッジをすると言う姿勢は、特に水物の航空業界には、必須なんだろうな…と、改めて。

もちろん、政府による支援は、夏が終わり次第、順次、切れていく形になると言う要素はありますし、それまでに国際線が回復する見込みは、皆無で、現状も80%以上が運休状態になっていて、日本路線は99%の減少を見せている。

貨物事業に関しても、今後は単価が下落して行くでしょうから、バラ色とは言いにくいですけれど、それでもこのタイミングで現金の流出を抑えられ、一息付けたと言うのは、経営的には大きなプラスでしょうね。

でも、首位の大韓航空はこうしてプラスになっていますが、業界2位のアシアナ航空の迷走は、なぜ止まらないのやら…

まぁ、アシアナが迷走していると言うのも、大韓航空にとってはプラスの要素なのでしょうが。

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