JAL、四半期決算は937億円の赤字!

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JALもコロナ禍影響で大赤字!

先日のANAに続き、JALの2020年度第1四半期決算が発表になりました。

新型コロナウイルスの影響を受けて、2019年度第4四半期には、再上場後初の赤字に転落していたJALですが、今期もその影響を色濃く受けた内容になっています。

  前年同期 2020年度 増減 前年同期比
売上高 3,488 763 △7,724 △78.1%
営業費用 3,309 2,058 △1,250 △37.8%
純利益 129 △937 △1,066

純損益が、1,066億円減の937億円の損失と言う厳しさ。

2010年3月期第1四半期の最終損益990億円に次ぐ、過去2番目になるレベルの内容になっています。

営業費用も、1,250億円減少させていますが、それ以上に売り上げの落ち込みが激しいと言うコトになります。

なお、緊急対応策として年間600億円の固定費削減を見込んでいましたが、国際線の事業拡大などの費用増で290億円、削減されており、既に今期で半分は達成できている状況にあるが、さらに300億円を上積みし、年間合計で900億円の固定費削減を目指すとのコト。

貨物は、単価高騰で増収!

旅客事業の旅客数などを見てみると、こんな感じ。

  国際線 国内線
前年同期 2020年度 前年同期 2020年度
旅客収入 1,306 27 1,271 189
座席キロ 13,767 1,138 9,022 3,227
旅客キロ 12,016 198 6,973 911
利用率 87.3% 17.5% 77.3% 28.3%

座席キロ…100万席キロ
旅客キロ…100万人キロ
利用率…有償座席の利用率

利用率で見ると、ANAが国際線26.2%、国内線29.9%なのに比べると、やや低いレベル。

ま、JALもそりゃ、赤字になりますよね、これでは。

貨物に関しては、ANAも収入面で2.7%減の254億円と言う決算でしたが、JALは265億円と前年比で16.9%増と言う結果。

物量としては大幅に減少している状況だが、単価が向上しているのと、旅客機を利用した貨物専用便を積極的に運航し、ZIPAIR便も貨物専用便で運航を開始したのが寄与した形になります。

手持ち資金は大丈夫だが、展望は?

JALとしては、手元流動性は現預金など3,943億円とコミットメント2,000億円を確保。

リース料の支払いを含む1年内の返済額は507億円であり、充分な資金を確保しているとアピール。

有利子負債は増加していますが、有利子負債と自己資本からなるD/Eレシオも0.5倍を維持。

投資を前回見通しから300億円を追加抑制し(当初想定比からは500億円の減)、合計で800億円の抑制を目指す考え。

国内線はやや持ち直してきているモノの、まだまだ厳しい状態であり、国際・国内線収入などの連結売上収益は、前年度比で35~45%程度になる見込み。

ANAと異なり、JALの場合は、国際線網の見直しなど、具体的な話は挙がって来ていないのが、ちょっと気にはなるところ。

機材に関しても退役を前倒すと言う形は見せていませんしね。

これはまだ需要の回復を見極めていると言うコトの表れなのでしょうかね。

「需要の回復」と言うか、国際線で言えば、鎖国状態がどうなるか…と言うところを見定めているのかも…ですが、まぁ、耐えるしか打つ手がないと言うのが、航空業界の正直な現状なのかも知れませんね…

関連リンク|
2021年度3月期第1四半期決算会

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