イタリアは全土に移動制限拡大!

移動制限を北部限定から全土に拡大!

世界に広がっている新型コロナウイルスの感染。

2020年3月10日時点で、中国に次いで感染者数が多いのがイタリア(9.172人)で、3月に入ってから感染者が急増している形になっている訳で、アジアで広がっていた新型コロナウイルスの感染が、ヨーロッパにまで拡大したコトに。

急増する感染者と言う状況を受けて、イタリアのコンテ首相が、イタリア全土を対象に、仕事や健康上の理由で必要な場合を除き、イタリア全土で外出を制限する新たな措置を発表しました。

元々は、感染者の大半を占めていた北部のロンバルディア州(州都:ミラノ)などで移動制限が3月8日から開始されていましたが、これを3月10日から全土に拡大すると言うモノ。

制限が掛かるのは、現時点では2020年4月3日までとなっており、今後の感染者数の推移によっては延長の可能性もあります。

具体的には、移動の制限(自身の住居などへの移動は可能)・学校/スキー施設/イベント/ジム/スポーツセンター/プール/スパなどの一時閉鎖および中止・レストランやバルの夜間営業停止(6:00~18:00までの営業)で1メートルの対人距離を保持・大規模販売施設やショッピングセンターならびに市場は休日とその前日は閉店し、平日も1メートの対人距離を保持などが、全土でスタートするコトに。

アリタリア、ミラノ・マルペンサ空港発着便は全便運休!

日本の外務省からの情報では、今後は、イタリアの警察当局により、主要な駅・空港・道路などにおいてコントロールが強化される可能性があるとの情報も発出していますが、既にイタリア航空業界最大手のアリタリア航空は、ミラノ・マルペンサ空港、ミラノ・リナーテ国際空港、ヴェネツィア・マルコポーロ国際空港を利用する国際・国内線は大幅に減便・運休の実施をスタートさせています。

成田線もあるミラノ・マルペンサ空港は、国際・国内線共に、2020年3月9日~4月3日までの期間、全便の運休が行われ、成田線も運休に。

ミラノ・リナーテ国際空港発着便は、国際線は全便運休し、国内線は減便して運航。

ローマ・フィウミチーノ空港発着便は、国際線も継続して運航されますが、今後は予断を許さない所かと(現時点では、2020年3月29日に就航する予定の羽田~ローマ線については、アナウンスなし)。

ANAが2020年4月20日に羽田~ミラノ・マルペンサ線へ就航を予定していますが、こちらも現時点では公式な発表がない状態ですが、非常に先行きが不透明になって来た感じがします。

ヨーロッパの危険度情報、引き上げ!入国拒否は?

日本政府も、3月9日付で、ロンバルディア州以外のイタリア北部ベネト州(州都:ベネチア)・エミリアロマーニャ州・ピエモンテ州・マルケ州の4つの州とサンマリノの感染症危険情報を、レベル3の「渡航中止勧告」に引き上げ、残りのイタリア全土とバチカン市国についてもレベル2の「不要不急の渡航中止」へと危険情報を引き上げています。

ヨーロッパでも感染者数が急速に伸びていて、3月10日時点でフランス1,412人・ドイツ1,139人・スペイン999人の感染者が出ている状態なので、もう完全にヨーロッパにも飛び火した状態になり、ついに3月11日に、イタリアのベネト州・エミリアロマーニャ州・ピエモンテ州・マルケ州・ロンバルディア州とサンマリノ全域に過去14日以内に滞在した人の入国を拒否するコトを決定しました(この他に、イランのアルボルズ州・イスファハン州・ガズヴィーン州・ゴレスタン州・セムナーン州・マーザンダラン州・マルキャズィ州・ロレスタン州も加わっています)。

中国と韓国の感染者数の伸びは落ちて来ているのですが、アメリカの感染者数も日本を抜いて来ましたし、こうなるとホントにどこに安全な国や地域があるのか?と言う様な状態になって来ており、ますます観光・交通産業の経営に対する影響が甚大になって来た感じがしますね。

ホント、早く鎮静化するコトを願うしかありませんけれど、しばらく旅行は様子見と言う流れが出て来ても、それは仕方がない話なのかな…とも(本意ではありませんけれど)。

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