中国もビザ免除措置、一部停止へ!

ビジネス渡航は、引き続きビザ免除!

2020年3月9日から、中国と韓国に対して発行済みのビザの効力を停止する他、両国からの航空便は到着空港を成田と関空の2つに限定し、船舶は旅客運送の停止を要請すると言う運用を開始した日本政府。

それを受けて、韓国は同日から報復措置として、日本人に対するビザ免除措置を停止するコトを発表しました。

報復措置発動?韓国に行くのにビザが必要になる?

日本政府は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中国と韓国に対して発給したビザの効力を停止し、香港とマカオ・韓国に対するビザ免除措置を停止し、中国と韓国からの入国者は全員、検疫所長が指定する施設で14日間、待機し、日本国内においては、公共交通機関を利用しないように要請するコトを発表しました。 …

 

運用初日となった3月9日の日韓を結ぶ数少ない航空便の搭乗客は、仁川→日本便の予想旅客総数は116人・日本→仁川便で202人(但し、予約キャンセルが相次ぎ、実際に搭乗した人数はさらに少なかったとされます)。

コロナウイルスの感染が拡大していた2020年3月2日でも6,016人の旅客数がいた訳ですが、それと比べても1/20と言うレベルにまで落ち込み、風前の灯火状態。

一方の中国も、3月10日午前0時(日本時間午前1時)から、日本人に対するビザ免除措置の一部を、一時的に停止するコトを、在中国日本大使館に通告しました。

今までは滞在日数が15日以内の日本人に対しては、ビザの取得が免除されていましたが、今後は、以下の通りに運用が変わります。

ビザ免除措置の停止

・観光目的
・友人訪問
・トランジット

ビザ免除措置継続

・ビジネス渡航
・親族訪問

つまり旅行者は、訪中に当たってビザが必要になります。

ビザ免除措置が継続されるビジネス渡航についても、中国国内の招待側が7日以内に発効した書類の「原本」を提示する必要があります。

なお、この書類には、当事者氏名・中国国内の連絡人・連絡方法が含まれている必要があります。

既にこのビザ免除措置が一時停止される前から、北京などの各地では、日本から入国後14日間は、指定された場所で経過観察を受けるように求めていた訳ですが、今回の措置で、より防疫に力点を置くコトになります。

隣の国が、一気に遠くに…

韓国に続いて、中国も…と言う感じになる訳ですが、ビジネス渡航はまだビザ免除措置が継続されると言うコトで、一定の配慮はあったのかな…と。

もちろん、防疫と言う観点で言えば、果たしてそれが良い話なのか…と言う疑問は残りますが。

ただ日本側はほぼ例外なくビザ免除措置を停止する訳ですから、日中間の交流と言うのは、かなり途絶える形になるのは、間違いないでしょうね。

日本から見てお隣の国である中国と韓国。

気軽に行ける場所であったのが、このビザ免除措置の停止で一気に遠くなる訳ですが…

まぁ、昨今の状態であれば、仕方がないのかな…と言う感じはしますが(そもそも今の段階で、どれだけの人が行きたいと思うのか…とも思いますが)、初動が遅れてしまったが故に、最早、手遅れ感は否めないですけれども。

ヨーロッパ諸国などと異なって、日本は島国と言うコトもあって、今からこうした対応を行っても多少は意味があるモノなのかな?

どうなんでしょうね。

中国側としても、ようやく感染拡大の傾向が落ち着いて来た矢先なだけに、感染の逆輸入は避けたい所でしょうしね。

ただ期間が未定と言うのは、気になる所ではあります。

期間を決めて、日本での感染拡大が止まらなければ、随時、延長と言う流れを取ってくれた方が、まだ先が見えやすくなるんですけれどもね。

とりあえず、早く収束してくれるコトを祈るばかりですが…

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