ユナイテッド航空の上級会員資格取得は、2020年、どう変わる?

ユナイテッド航空の上級会員資格とは?

アメリカのユナイテッド航空。

ここ最近、マイルの有効期限を撤廃したり、特典航空券への必要マイル数を完全変動制に移行したり…と、変化の大きいプログラムですが、上級会員取得方法も2020年から変更になります。

まず2019年の上級資格要件は、こんな感じ。

会員ランク必要ポイントスターアライアンス会員ランク
プレミアシルバー25,000PQMまたは30PQSスターアライアンスシルバー
プレミアゴールド50,000PQMまたは60PQSスターアライアンスゴールド
プレミアプラチナ75,000PQMまたは90PQSスターアライアンスゴールド
プレミア1K100,000PQMまたは120PQSスターアライアンスゴールド

*最低でもユナイテッドまたはユナイテッド・エクスプレス運航便の最低4区間の利用が必要。またアメリカ在住の場合は、PQSのみではなくPQDの基準を満たすコトも必要。

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]よく分からない用語が出て来ましたね…[/speech_bubble]

PQMは、プレミア資格対象マイルのコトで、飛行マイル数と購入した運賃タイプに基づいて算出される数値のコト。
考え方としては、長距離路線に乗ると、どんどん貯めるコトが出来る。
ビジネスクラスならば200%、エコノミーのYやBと言った普通運賃クラスは100%の積算率。

PQSは、プレミア資格対象区間のコトで、飛行区間数と購入した運賃タイプに基づいて算出される数値のコト。考え方としては、短距離路線に乗る機会が多い人ならば、こちらでどんどん進められる。
ビジネスクラスやエコノミークラスの普通運賃ならば1回の搭乗が1.5倍カウント。エコノミーの割引運賃だとN以外は1区間でカウントされる。

これらの資格取得条件を満たすと、その年の残り期間と翌年1年間、プレミア会員になるコトが出来ました。

2020年の上級会員資格は、こう変わる

これが2020年からは、こんな感じに切り替わります。

会員ランク必要ポイントスターアライアンス会員ランク
プレミアシルバー12PQFおよび4,000PQP
もしくは5,000PQP
スターアライアンスシルバー
プレミアゴールド24PQFおよび8,000PQP
もしくは10,000PQP
スターアライアンスゴールド
プレミアプラチナ36PQFおよび12,000PQP
もしくは15,000PQP
スターアライアンスゴールド
プレミア1K54PQFおよび18,000PQP
もしくは24,000PQP
スターアライアンスゴールド

*最低でもユナイテッドまたはユナイテッド・エクスプレス運航便の最低4区間の利用が必要。

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]た、単位が変わって、もう分かりにくい…[/speech_bubble]

ひとまず用語から見てみます。

まずは、PQF
Premier Qualifying Flights。単純に訳すと“プレミア資格取得必要区間数”でしょうか。
今までもPQSがありましたが、全てのクラスで1倍加算になり、今までの様なビジネスクラスだから1.5杯カウントと言うのが無くなりました。

このPQFが獲得出来る航空会社は、以下の通り。

・ユナイテッド航空
・ユナイテッド エクスプレス
・スターアライアンス加盟航空会社
・スターアライアンス コネクティングパートナー
・エアドロミティ
・アズールブラジル
・エーデルワイス
・ユーロウィングス
・オリンピックエア

続いてPQP
Premier Qualifying Points。単純に訳すと“プレミア資格取得必要ポイント”でしょうか。
これが今回の改正の肝になるかと思うのですが、1PQPは1US$。
ユナイテッド航空以外の対象提携航空会社のフライトでもPQPが加算可能で、計算は以下の通り。

PQP=ブッキングクラスに応じて獲得出来るマイル数を5で割った数
・ANA
・エアカナダ
・中国国際航空
・ニュージーランド航空
・オーストリア航空
・アビアンカ
・アズールブラジル
・ブリュッセル航空
・コパ航空
・ユーロウィングス
・ルフトハンザドイツ航空
・スイスインターナショナルエアラインズ

PQP=ブッキングクラスに応じて獲得出来るマイル数を6で割った数
・エーゲ航空
・エアドロミティ
・エアインディア
・アシアナ航空
・エーデルワイス航空
・エジプト航空
・エチオピア航空
・エバー航空
・吉祥航空
・LOTポーランド航空
・オリンピック航空
・SAS
・深圳航空
・シンガポール航空
・南アフリカ航空
・TAPポルトガル航空
・タイ国際航空
・ターキッシュエアラインズ

幾ら使ったのか、が1つのキーになる

まとめてみると、今までは、

“どのくらい距離を乗ったか” もしくは “何回、乗ったか” と言うのが基準だった訳ですが、2020年からは、

“何回乗って、いくら使った”

と言うコトになりますね、単純に書くと。

安いけれども予約クラスが高く、距離の長い航空券を選べば、上級会員になれた。
それが完全に崩れると言うコトになります。

そう言えば、マイルもユナイテッド航空便に関しては、飛行マイル数ではなく、使った金額と会員ステータスから計算されるコトに変わりましたしね。

まぁ、ある意味、今までがおかしかった感じとも言えますが、面白さには欠けて来るかなぁ…とは思っちゃいます。

そして少なくとも今まではPQSが貯められる国内線を飛ばしている航空会社がある国にいると、圧倒的に優位でしたが、全世界的に均等にはなったと言えるのかも。

この流れが、果たして日系の航空会社にまで及ぶかどうか。
そこは気を付けてみておかなければいけないかも知れませんね。

まぁ…

長々と書いていてアレですが…
上級会員なんて、所詮、ご縁がありませんけれどもね、ボクは。

だってボクの2019年度の上級会員資格に向けての進捗は、こんな感じなぐらいですから。

いや、もう話にならないレベルです。

乗ったのは、エアインディアで、ポートブレア~コルカタ~バンコク。
PQSの対象になっているのは、その1区間のみ。

そして2019年残りの2ヶ月でも搭乗予定なし、ですから。

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