LCCのピーチが、成田での発着ターミナルを、2019年10月27日から、現状の第1ターミナル南ウィングから第3ターミナルへと移転するコトを発表しました。
ピーチってANA直系のLCCだから～と第1ターミナルに行ってしまわない様に気を付けたい所。
ピーチ、バニラエアを引き継いで、第３ターミナル発着に！
ピーチの成田空港での発着ターミナルが、第１ターミナルからLCC向けの第３ターミナルへと変更になるのは、前日の10月26日を以て、バニラエアとしての運航が終了し、翌27日からピーチによって路線が引き継がれる為。
10月27日からは現在、バニラエアとして運航されている成田～台北（桃園）・高雄の2つの路線が移管され、ピーチの成田発着線としては初の国際線を開設するコトになります。
ピーチは元々が関空を拠点にしているLCCで、バニラエアが成田を拠点に…と棲み分けが出来ていたので、あまり関東にチカラが入っていない感じですが、現在は、
・成田～関空
・成田～福岡
・成田～奄美
・成田～那覇
を運航中ですが（既にバニラエアから移行した路線も含めて）、10月27日からは、これら全路線が第３ターミナルからの発着になります。
有難いコトに、サービス施設使用料が、安くなる！
今回の移転で嬉しいのは、出発・到着時に徴収される「旅客サービス施設使用料」が減額になると言う点でしょうか。
成田の国内線の「旅客サービス施設使用料」は、現状、以下の金額。
成田空港 旅客サービス施設使用料（国内線）
大人390円（第1・2ターミナルは450円）
小人190円（同220円）
まぁ…
“安くなる！”と言っても、国内線の場合は、たかが知れているんですけれどもね。
でも…
成田の第1ターミナルの国内線エリアって、制限区域内に入ってしまうと、売店だって1軒しかないですよ。
時間を潰す様な場所も皆無ですし（詳しくは、この記事）。
チェックインエリアだって、何だか後付け感のあるしょぼさです。
駅やバス乗り場から近いかと聞かれたら、確かにチェックインカウンターこそ近いんですが（ただバスで来た場合、ターミナルの上下の移動があるけれど）、チェックインカウンターからはそこそこの距離を歩くので、思ったほどの近さを感じないので、この減額はちょっとした金額ではありますが、やっぱり嬉しいかな…と言うのが正直な所です。
ってか、付帯施設も限られたモノしかないのに、450円も取るなよ…と言う気にしかならないんですよね、ホントは。
まぁ、そもそも国内線ターミナルにそこまで多くを求める人もいないかとは思いますが。
だからこそ、減額になると言うのは、有り難い所です。
ただ国際線の場合は、ゼロが1つ増えるので、安くなった実感がちょっとは出て来るかと。
国際線も既存の第1ターミナルから出国する場合は、大人2,130円・小人1,070円と言うのが、「旅客サービス施設使用料」。
これが第3ターミナルからの離発着になるコトで、大人1,040円・小人520円と、ほぼ半額と言う感じになります。
運賃が安いLCCであるピーチを利用する時って、やっぱり価格が重要な訳ですが、1,000円単位で値段が下がると言うのは、やっぱり有り難い所ですね。
日系LCCは第3ターミナルに集結！
これで第3ターミナルを利用する航空会社は、
・ジェットスター ジャパン
・ジェットスター
・春秋航空日本
・春秋航空（10月27日～乗り入れ開始）
・チェジュ航空
に加え、ピーチと、6社体制になり、成田に乗り入れのある日系のLCCは全社第3ターミナルを利用すると言うコトになるので（エアアジア・ジャパンは成田線が未就航なので）、ちょっと分かりやすくなりますかね。
ってか、そろそろチェジュ航空以外の韓国系LCCも第3ターミナルに移転して欲しい感じがしますね。
特に最近の日韓関係の悪化で韓国路線は投げ売り状態。
セール運賃なんて、今まで成田線はそこそこ高止まり…と言う状態でしたが、それすら崩れた感じ。
なのに「旅客サービス施設使用料」が2,000円台の金額になるので、セール運賃で購入すると結構な割合を占めてしまって、割安感が半減してしまいますからね。
ってか、逆に言えば、ターミナルを移転しない理由は、何なんだろう…とすら。
ジンエアーやエアプサンと言った、大韓航空やアシアナ航空の子会社であれば、まぁ、分かるのですけれどもね。
独立系のt’wayとイースター航空なんて、チェジュ航空の様に第3ターミナルを使って貰いたいモノなんだけれどもなぁ…
バニラエアとの経営統合で、ようやくピーチも成田にベースが出来たコトだし、これで成田発着からの路線展開をしてくれる動きになれば良いなぁ…なんて、勝手に思っていたり。
もしくは羽田の深夜便をもう1，2都市…
首都圏在住者としては、最近、日系のLCCもちょっと停滞している感があるので、これからのピーチに期待したい所ですかね。
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