「インスタ映え」と言うコトバが世の中に流行りだしたのは、いつぐらいからなんだろう…と思い起こしてみましたが、全然、ご縁がないので(笑)、いつだったかすら思い出せないでいますが、世間一般では「インスタ映え」と言うのは、行動を左右する要素の1つになっている状態。
まぁ、別にインスタにUpしなくても、“SNSに映える”と言うのが、今や大事。
そしてそれは日常だけでなく、旅行に関しても同じ傾向で、「インスタ映え」するスポットの人気は過熱するばかり(寧ろ、旅行の方がその傾向は強いかも知れないけれど)。
最早、「インスタ映え」スポットを巡る為に旅行に出る…みたいなのが当たり前になっている感じすらありますが、そんな「インスタ映え」スポットとして人気が出ていたベトナムのハノイになる「トレインストリート(Train Street)」が、2019年10月10日付で当局によってバリケード封鎖されたとのコト。
トレインストリートって?
ベトナム・ハノイの旧市街の西端エリアのあるこの「トレインストリート」。
要するに鉄道の線路がある狭い路地なだけで、そこを走る列車を避けながら自撮りをすると言うのが、観光客からすれば、格好のスポットになっていたのですが…
タイにもありますね、同じ感じのスポット。
分からんでもナイ。
だって楽しそうですモン。
いや、絶対、楽しいでしょ、コレ。
こう言う場所って、昔は大概、治安があまりよろしくないスポットだったりして、その象徴にも思える場所な訳ですが、そこが「インスタ映え」スポットとして人気が出る訳だから、もう世の中、どう転ぶか、分からないモノです。
トレインストリート閉鎖の理由は?
今までこの「トレインストリート」でひどい事故が起きたコトはナイともいわれている訳ですが、10月6日には線路に立ち入った人を避けようと、列車が緊急停止する事態が起きたと言うのが、事の発端で、当局が安全上の問題があると判断し、市に取り締まりを指示したとのコト。
まぁ…
他にもっと危ない様な場所がいっぱいある様なベトナムですけれどもね(笑)。
観光客によって列車の走行が妨害されたのであれば、それはそれで仕方がない話なのかな…とも。
まぁ…
もう人が多すぎる様になって、危なくなったと言えるのかも。
「インスタ映え」するスポットって、基本的には、マイナーな場所がほとんど。
そこをインスタに紹介すると言うコトにも「インスタ映え」の意義があるのだと思うのですが、元々がマイナーな場所なだけに、キャパが大きくない場所が多い様にも思いますが、「トレインストリート」は、その典型的な例なのかも。
「インスタ映え」と旅
それにしても、世の中の「インスタ映え」熱と言うのは、ホントにスゴい。
昨今のタピオカブームとかを含め、そんなに?と思う時があるのですが、何かに流されるコトが多い日本人は、特にその傾向があるのかな?なんて。
・見た目重視のカワイイモノを買ったり食べたりして、撮影だけして満足
・立ち入り禁止の場所などにも入り、見栄えのする写真や動画を撮る
「インスタ映え」を否定する訳じゃない。
だって、確かにカワイイし、この目で見てみたいとも思うので。
逆にインスタグラムで検索を掛けるコトもあるし。
ただ問題になるのは、結局の所、モラルや同義的な所なんでしょうね。
今回のハノイの「トレインストリート」が閉鎖されたのも、観光客が邪魔にならなければ、そのまま当局はスルーしたでしょうが、観光客の“写真や動画をより良く撮りたい”と言う感情の方が勝ってしまった結果なんでしょうかね。
スペシャルな場所で、さも特別な体験をしたかのように見せ、自分をより良く見せたい。
結局、そんな話なんでしょうが、のほほんと横の繋がりを重視しながらSNSを利用している人には、迷惑な話でしかない。
でも、結局、「インスタ映え」に夢中な人は、それに気づいていないから質が悪い様にも思うけれど。
いずれ「バングラで列車の上に乗る」なんてコトも、「インスタ映え」スポットになっちゃうんだろうか。
いや、先にココの場合は、YouTuberが来るか…
その前にボクのYouTubeチャンネル、登録よろ(笑)←単に風景を流しているだけのチャンネルですけど。
でも、ウユニみたいにSNSがヒットをさせた場所もある。
それまで全くと言っていい程、日本人旅人も少なかったボリビアに、光が当たったのも、SNSの功績。
悪い一辺倒じゃない。
要するに、旅人の同義的な部分と、程度の問題だよね、多分。
SNSと旅。
個人的には、とても相性の良いモノだと思う。
でも、“旅をしている”・“旅をさせて貰っている”と言う感覚をいつまでも持ち続けるコトが、その前提にある。
それがなくなれば、単なる厄介な自己中の人。
上手く使って、旅をして行きたいモノですね。
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