スイスインターナショナル、関空線開設!
スイスを代表する航空会社の1つであるスイス・インターナショナル・エアラインズ(以下、LX)が、関空~チューリッヒ線を、2020年3月1日から開設するコトを発表しました。
LXの日本路線は、現在、成田~チューリッヒ線1路線のみなのですが、これに関空線が加わり、2都市目と言うコトになります。
スケジュールは以下の通り。
LX163 関空10:45→チューリッヒ15:45(月・火・木・土・日曜運航)
LX162 チューリッヒ13:00→関空08:45翌日着(月・水・金・土・日曜運航)
仕様機材は、ファーストクラス8席・ビジネスクラス47席・エコノミークラス168席の3クラス合計223席を配置したエアバスのA340-300型機。
関空発欧州線は6都市に!
関空は長年、アジア路線が充実しているのに比べ、欧米路線などの長距離路線の就航が苦戦していましたが、この夏のスケジュールで見ると、ヨーロッパ線は以下の通り。
国名 | 都市名 | 航空会社名 | 便数 |
オランダ | アムステルダム | KLMオランダ航空 | 1日1往復 |
フランス | パリ | エールフランス | 1日1往復 |
ドイツ | ミュンヘン | ルフトハンザドイツ航空 | 1日1往復 |
イギリス | ロンドン | ブリティッシュ・エアウェイズ | 週4往復 |
フィンランド | ヘルシンキ | フィンエアー | 週10往復 |
この他に、エミレーツのドバイ便が1日1往復あるぐらいかな…と言う感じで、カタール航空などですら現状、フライトがない状態だったりするので、このLXによるチューリッヒ線の就航は、嬉しい限り。
トルコのターキッシュ・エアラインズは、2020年4月から関空~イスタンブール線の運航再開を発表しているので、LXのチューリッヒ線と合わせると、関空発のヨーロッパ線は合計で7路線と言うコトになります。
これで関空からヨーロッパも、大体、行きやすくなるのかな…と言うのが、正直な所。
トルコ航空、関空~イスタンブール線復活!
トルコを代表するターキッシュエアラインズ(トルコ航空)が、2020年4月14日から関空~イスタンブール線の直行便を再開するコトを発表しています。 4月からは週4便で、2020年6月からは増便し、週5便になるとのコト。 具体的に運航スケジュールを見てみると、以下の通り。 TK087 関空22:50→イスタンブール翌05:10 月・火・木・金曜発 TK086 …
あとはイタリアからの路線ぐらいが就航してくれると、より便利にはなりそうな感じがしますが、イタリアを代表する航空会社であるアリタリア航空は、つい先日、ようやく経営再建の体制が固まったばかりなので、さすがに関空線の就航は難しいのかな…と言う感じでしょうか。
それにしても、ロンドン線を再開させたブリティッシュ・エアウェイズの週4往復よりも多い週5往復での運航に加え、ファーストクラスまで備えた3クラスでの運用と言うのも、ちょっと驚く所でしょうか。関空は、ビジネス需要が弱含みな部分があるので、単価の高い上級クラスが埋まりにくいと言われているので、余計に。
ブリティッシュ・エアウェイズ、関空~ロンドン線、就航?
日本経済新聞(電子版) に、イギリスのブリティッシュ・エアウェイズが、2019年春にも関空~ロンドン(ヒースロー)線を開設コトが報道されています。 …
LXのチューリッヒ線はシーズン限定のフライトではなく、通年運航の予定と言うコトで、どこまで通年で見た時に集客が出来るんだろう…なんて、思ってしまいますけれどもね。
スケジュール自体は、国内線への乗継が上下移動のみで便利な関空ですが、出発に関しては午前便なので、国内各地から乗り継ぐとしたら、羽田・福岡・那覇ぐらいからしか乗り継げないのかな…と言うのが、正直な所ですが、チューリッヒに夕方前に到着出来るので、日没が早い冬季などでも、利用しやすそうな気はします。
かつてはクオリフライヤーグループの盟主
LXは破綻したスイス航空を継承している航空会社。
かつては、サベナ・ベルギーやLOTポーランド航空・TAPポルトガル航空などヨーロッパ域内の中小エアラインへの資本出資も行い、クオリフライヤーグループを率いていましたが、業績が悪化し、倒産して以降、日本では成田線だけが細々と運航されている感じで、あまり話題に上るコトも少なくなっていた感じはしますが、現在、親会社はドイツのルフトハンザになっており、マイレージもルフトハンザの「Miles & More」を使っていますし、スターアライアンス加盟航空会社の1つなので、利用しやすい航空会社なのも、嬉しい限りですね。
そう言えば、チューリッヒと言えば、かつてはJALが就航していたコトもあった都市。
当時はJALとしては珍しく季節運航便で、週3往復での運航だったと思いますが、スイス航空(当時)とのコードシェアも行われていたりしていて、季節運航便ながらそんなに利便性が低い路線ではなかった訳ですが、チューリッヒ自体、人口はさほど多くはないモノの、ビジネス需要は弱くはなく、ヨーロッパの中ではロンドンに次ぐ金融都市だったりしますし、復活させたりはしないのかな…なんて、思ったりも。
いや、寧ろ日系航空会社で飛ぶ可能性があるのは、同じスターアライアンスメンバーであるANAの方でしょうかね。
ま…
物価の高いスイス。
直行便が就航した所で、ボク個人としてはあまり影響はない感じですけれど。
ってか…
スイスにちゃんと行ける様な資本力が欲しい…(笑)
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