米・超格安航空のフロンティアとスピリット航空が合併で全米5位の規模に!

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フロンティアとスピリット航空が合併へ!

米国の「フロンティア航空」(F9)を傘下に持つフロンティア・グループ・ホールディングスと、「スピリット航空」(NK)が、経営統合するコトを発表しました。

日本にいるとあまり聞きなれない両社ですが、超格安航空会社として、両社合わせて350機以上の機材を保有しており、合併後は、米国内はもちろんのコト、ラテンアメリカ・カリブ海諸国へ合計19ヶ国145都市への路線網を持つ航空会社が誕生するコトになります。

「スピリット航空」の株式を、フロンティア・グループ・ホールディングスの1.9126株と2.13USドルと交換し、吸収合併するコトになり、純債務引き受けなどを含む買収総額は約66億USドルで、手続きは下期中に完了予定。

合併が実現すると、年間売り上げは単純合計で約53億USドル。

米国航空業界だと第5位の大きさを誇るコトに。

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西海岸はもうちょっと強化して欲しい…

ハブ空港としているのは、

フロンティア航空…

・デンバー
・シカゴ
・アトランタ
・ラスベガス
・フィラデルフィア
・マイアミ
・タンパ
・オーランド

と言った空港で、スピリット航空が、

・フォートローダーデール
・デトロイト
・ラスベガス
・オーランド

と言う感じ。
なので、フォートローダーデールとマイアミがほぼ同一とすると、被っていないのはデトロイトぐらいなので、ハブ空港と言う意味ではそこまで相性が良くはなさそう。

今回の経営統合でどう言う流れを今後、目指して行くのかは不明ですが、国内線分野ではLCCのシェア拡大は、ここに来て、やや伸び悩んでいる感じもあるので(国内線では約34%)、コロナ禍が終息したら、地方to地方や近距離国際線などを充実させていくのかな?

どうなんでしょう。

LCCよりも安い超格安航空会社の2社ですが、ひとまずこれで、超格安航空会社としてはアレジアント・エアと2社体制に。

LCCを含めても、サウスウエスト・ジェットブルー・サンカントリーを加えた5社と言う形になって行くコトになり、また寡占化が進む形になりますね。

組み合わせとしては、両者の機材が全てエアバス製。
特にA320neoファミリーの保有機数は、合計すると米国内では最大の航空会社になるので、機材面で見ると、相性は良さそうですね(逆に言えば、この分野での統合効果は機種が削減できる訳じゃなさそうだけれど)。

国際線ももっと拡大して行くのか…

何気に「スピリット航空」なんかは、南米のペルーのリマなんかにまで飛ばしているので、今回の経営統合が上手く軌道に乗ってくれば、もっと路線網を拡大して行きそうな感じはしますね。

ただ西海岸発着の路線は、そこまで強い感じはしないので、今回の経営統合で、もうちょっと西海岸発の路線が増えると日本からも利用がしやすくなるんですけれどもね(フォートローダーデールだとやっぱり利用しにくいですしね…)。

ただコロナ禍で経営状態は多少なりとも傷ついているのは間違いがないので、しばらくは合併してのコスト削減による体力の回復を待ちつつ、大手航空会社やサウスウエストと対峙して行こう…と言う感じなのかな、と。

ただ超格安航空同士の合併なので、今後はやや航空券代金が上がっていく可能性は否めないですけれどもね。

ってか、日本にもこうした超格安航空会社が1,2社、出てこないかなぁ…とは思ってしまう。
成田を拠点にしつつって感じで。
コロナ禍で今でこそLCCが安い金額を打ち出して来ていますが、それまではやっぱりまだまだ高めでしたからね…

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