JALの国内線予約が330日前からに!
JALが、従来は2ヶ月前からの受付開始だった国内線航空券の予約開始日を、大幅に前倒し、330日前からとするコトを発表しました。
予約期間が前倒しになるのは、2019年9月10日9:30以降からで、当日の対象になるのは、2020年8月5日までの搭乗分と言うコトになります。
先得割引やスーパー先得・ウルトラ先得と言った「先得運賃」は、これまで毎年1月と8月の運航スケジュール確定時に、一斉に販売を開始していましたが、こちらも9月10日以降は、330日前からの販売に統一されるコトになり、特典航空券も搭乗の330日前からと言う形になります。
但し、2019年10月27日~2020年3月28日までの冬ダイヤについては、今まで通り8月下旬の一斉販売開始と言うコトになります。
また「どこかにマイル」は、搭乗日の1ヶ月前の午前0:00からの予約開始は変わらず。
コードシェア便については、運航スケジュールが確定した後に予約開始と言う形になります。
上級会員の先行予約サービスもルール変更!
これに伴い、各種サービスの変更も併せて発表になっています。
まずお帰り確約サービス。
こちらは往復または2区間以上の旅行の場合、最初の区間の予約と同時に販売開始前の次の便の予約を電話にて受け付けると言うサービスでしたが、2019年9月9日受付分を以て、終了と言うコトになり、往復または2区間以上の旅行の場合は、各搭乗区間の運賃が発売された後に、それぞれ予約をすると言うスタイルになります。
JMBダイヤモンド・JGCプレミア会員限定の国内線先行予約サービスについては、ルールが変更されるコトに。現状は、搭乗日の2週間+2ヶ月前からの予約申し込み開始で、キャンセル待ちが不可と言う形でしたが、こちらは搭乗の334日前からの予約申し込み開始になり、キャンセル待ちが可能に(キャンセル待ちが可能な運賃に限る)。
対象運賃は、クラスJと普通席の乗継割引7・28とどこかにマイルを除く全ての運賃が対象になり、こちらは大きく拡大されるコトになります。
逆にJMB会員先得先行予約サービスについては、2019年8月の一斉発売を以て終了と言うコトに。
払い戻し手数料なども改定に!
さらに取り消し・払い戻し手数料が2019年10月27日搭乗分より改定されるコトに。
先得 | 特便 | 乗継割引28 | 乗継割引7 | おともde マイル割引 | 予約変更可の 運賃 | |
購入~ 搭乗55日前 | 430円 | 430円 | 1件につき430円 | 430円 *1 | ||
搭乗54日前~ 出発まで | 運賃の50% | 運賃の5% | 運賃の50% | 運賃の5% | 運賃の50% | 430円 *1 |
出発以降 | 運賃の90% | 430円 *1+ 運賃の20% |
*1:JALビジネスきっぷは1件につき、430円
おともdeマイル割引は、マイル払い戻し不可
搭乗までの残日数に対して、取り消し・払い戻し手数料が変化すると言うのは、注意したい所ですね。
特便だと、55日前ならば、430円ですが、54日前までならば運賃の5%になりますから。
330日前になるデメリットもあるけれど…
こうした国内線の発売日の変更は、既にANAが先行していましたが、JALもそれに続く形になります。
訪日外国人観光客も増えていますし、そうなると今までの様な2ヶ月前からの発売となると、やっぱり不便ですしね。
また混雑シーズンなどもこうして早々と航空券が入手出来ると言うのは、有り難いコトだとは思うのですが、逆に言えば、そうした繁忙期は、もう1年弱前から旅程を考えなければいけないと言うコトにもなりかねませんね。
ボク個人としては、繁忙期に飛行機に乗ると言うコトは、ほぼナイのですが、それにしても航空機の手配をするのが、直近なので、良くもあり悪くもアリ…と言う感じかな、と。
早くから航空券が売られると言うコトは、売り切れになる可能性も早くなると言うコトでもありますしね。
JRは1ヶ月前からと旧態依然のまま
個人的に気になるのは、こうした動きに対して、JRは何かしら動きはないのかな…と言う所。
JRの指定席券などの販売は、1ヶ月前から。
正直、かなりギリギリです。
ネットでの販売についてももっと解禁して欲しいですし、便利になって欲しいですが、そもそも1ヶ月前と言うのも、どうなの…と。
せめて3ヶ月前ぐらいに前倒しにならないモノなのだろうか…と。
まぁ、発券システムが国鉄からの流れを持つマルスに頼っている限り、難しいのかも知れないけれども。
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