ボンバルディアCRJ事業を三菱重工業が取得!その理由は?

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CRJ事業を三菱重工業が取得!

かねてから話のあった三菱重工業が、ボンバルディアからCRJ事業を取得するコトが、2019年6月25日、正式に発表されました。

三菱重工業は、今回のCRJ事業取得の為に、現金5億5,000万US$を払う他、約2億US$に及ぶ債務を引き受けるコトになります(この他に三菱側は、約1億8,000万US$と評価されているCRJ保有信託プログラムの受益権を確保します)。

今回、三菱重工業側が引き継ぐのは、

・CRJシリーズの受注残機体の製造
・CRJシリーズの保守
・カスタマーサポート
・改修
・マーケティング
・型式証明

と言ったモノ。

カナダのモントリオールと、トロントのサービスサポートネットワークの拠点と、アメリカのブリッジポートとツーソンにあるサービスセンターも引き継ぐコトになりますが、ボンバルディアが有しているカナダのミラベルにある製造拠点は含まれないと言うコトになります。

ただボンバルディアは部品や予備部品の供給を継続すると共に、CRJシリーズが既に受注している残機体については、三菱側から委託を受けて製造を継続するとのコト。

なお、受注残機体は51機で、製造就労は2020年後半になる見込みです。



スペースジェットのサポート体制整備へ!

今回、三菱重工業が終焉を迎えているCRJ事業を取得するのは、子会社の三菱航空機が開発している「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の整備やサポート体制の構築に役立てたいが為。

先日、MRJから「三菱スペースジェット」への改名が発表されたばかりの航空機事業。

MRJが「Mitsubishi SpaceJet」へ!北米に焦点を当てつつ!

三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」ですが、この2019年6月13日、三菱スペースジェット(Mitsubishi SpaceJet)に改称するコトが、正式に発表になりました。 標準型であるMRJ90(標準座席数88席)が、「SpaceJet M90」に。 短胴型のMRJ70(同76席)が、「SpaceJet …

今回のCRJ事業の買収は、あくまでも三菱重工業としては、これからも航空機事業へと注力をして行くと言う態度を表したモノなのでしょうね。

因みに、ボンバルディアとしては、小型旅客機のCシリーズは、エアバスに売却しており、今後、ビジネスジェット事業や鉄道事業に注力すると言う形になります。



Win-Winの事業取得

CRJは、日本の航空会社でもJ-AIRがCRJ200(1クラス50席)・IBEXがCRJ200(同)とCRJ700(1クラス70席)を運航していましたが、現在は、IBEXのCRJ700のみが残るだけ。

世界的に見れば、かなり売れた機体で、50席~104席まで4機種が揃えられたシリーズな訳ですが、三菱重工業の傘下に入るコトで、製造は終了しても、サポート役としてそのセンターなどのネットワークが生き残るコトになります。

三菱としては、整備やメンテナンス拠点を自社で整備をするよりも手っ取り早く手に入れられ、ボンバルディアとしても負債を請け負って貰えると言うのは、渡りに船なんでしょうね。

特に目新しく何かを生むと言う買収ではないですが、「Win-Win」な話なんじゃないかな…とすら。

今後、これまでボンバルディアが開拓したマーケットに三菱が入り込むと言う形が出来れば、より相乗効果も生まれますしね。

 

そもそも三菱側の負担が増えすぎている感じはあるけれど、何はともあれ、「三菱スペースジェット」を、商業飛行に導いて、初就航を迎えなければ話にならない訳だけれども、この買収は、三菱航空機としては、一息つくと言う感じになるのかな…とも。

航空機なんて、飛ばして終わりの世界ではない訳で、サポート体制を強化しなければならなかったのは、三菱航空機としては、懸案事項でしたから。

ただ飛んでもいない状態で、債務超過にすら陥っている様な段階では、なかなかそこまで整備出来ていなかっただけで。

これでサポート体制も北米を中心に整うコトになる訳で、あとはしっかりと公表しているスケジュール通りに飛ばせるかどうか。

そして、それを元に、どれだけの受注を抱えられるか…
新たなる正念場に来た感じがしますね、スペースジェットとしても。

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昔から旅好き。 しかも、まったりとした旅が好き。 日本だろうが、欧州だろうが、アジアだろうが、アフリカだろうが、南米だろうが、世界でまったり。