韓国の仁川国際空港で建設が進められて来た第2旅客ターミナルが、2018年1月18日に正式にオープンするコトが発表になりました。
2018年2月9日には冬季オリンピックの開催を控えており、その前の1月30日には選手村がオープンするので、計画通り、それに合わせた形になります。
今回の冬季オリンピックは、会場の整備がなかなか追いついていないと言うニュースばかりクローズアップされていますが、仁川のターミナルは、ひとまず無事に開業する見込みです。
新設の仁川第2ターミナルはどんな感じ!?
現状は、ターミナル1つとサテライト扱いのコンコースAがありますが、その延長線上に位置する形で設けられるので、滑走路に挟まれる感じになります。
[Wikipedia:仁川国際空港より]
また、上記の図の様にターミナル間はシャトル列車で結ばれる計画(いつからかは未発表で、現状、第1ターミナルのコンコースAからの接続になる見込み)。
香港国際空港などとは異なり、出入国審査や税関・検疫・チェックインなど、全て既存のターミナルからは独立して運用される見込みで、既存のターミナルは、第1ターミナルに改称される予定です。
第2ターミナルを利用する航空会社は、現状、
・大韓航空
・デルタ航空
・エールフランス
・KLMオランダ航空
のスカイチーム加盟航空会社4社が移転をする見込みでそれ以外の航空会社は、既存の第1ターミナルを引き続き、利用する模様なので、移転による影響は限定的と言えるのかも。
大韓航空系列のジンエアーは、現時点では移転のアナウンスは出ていないのですが、第2ターミナル開業医後の利用の際は、再度、ご自身で利用ターミナルは確認された方が無難だと。
第2ターミナルでは、自動搭乗券発行などの無人自動化サービスも行われスマート化した旅客案内設備が導入される他、ボディスキャナなども入る予定です。
これに併せて、2017年末にはソウル市内からのアクセスになるKORAILも第2ターミナルまで延伸されるので(既存の「仁川国際空港」駅は「仁川空港第1ターミナル」駅に改称予定)、アクセス手段も今まで通りと言う形になります。
まぁ、移転するのが基本的にはスカイチーム加盟航空会社だけなので、何処まで大きく変わるんだろう…と言う気はしますけれど、仁川はターミナルが1つだけだったのが便利だったのになぁ…とも。ただシャトル列車などがちゃんと整備されるみたいなので(いつからかの詳細は未発表)、そこまで不便にはならなさそうなのが救いではありますが。
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さて、ここで気になるのが、仁川トランジットで愛用しているラウンジ各位。
プライオリティパスで利用出来るラウンジが豊富な仁川ですが、新しいターミナルは、どうなるのか…と言う所と、仁川はトランジットの旅客に対してはシャワーサービスなども行っているのですが、新しいターミナルにもそうした施設があるのかどうかなど、その辺りの細かい所も気になる部分です。
仁川で利用しているラウンジは、こんな感じでしたが…
・Asiana LoungeとSky Hub Lounge
・【仁川ラウンジ】Sky Hub LoungeとMatina
・【ラウンジ】仁川でプライオリティパスが使えるラウンジ
基本的には、アシアナラウンジがお気に入りなので、今回のターミナル新設には直接的な影響はなさそうですけれどもね。
仁川って、長期スパンの展望がしっかりあるので、旅客同線も、大きな空港の割に悪くない。
その辺りは成田や羽田も見習って欲しいモノです。
ってか、日本の空港ってターミナル間の連絡、悪いんですよね…
だからでしょうかね、1つだったターミナルが2つになると聞いて、抵抗感があるのは…
因みに、今後の展開としては、
・空港貨物ターミナル駅付近にLCC向け第3ターミナルの新設
・滑走路の5本化(現状は3本)
などが計画されているので、ますます仁川が拡充されて行く感じになります。
【LINK】
・韓国観光ニュース(韓国観光公社)
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